タクシー運転手の服装にはルールがある?帽子や手袋について解説

コラム

タクシー運転手を目指している方は以下のような疑問をお持ちではありませんか?
・どのような服装で勤務するのか
・帽子や手袋は指定のものがあるのか
・制服や服装のルール、気をつけるべきポイントはあるのか

本記事では上記のような疑問を解決するとともに、タクシー運転手の服装について解説します。

 

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タクシー運転手は基本は制服

タクシー運転手は基本的に制服を着用して勤務します。業界内で決まっているルールはないため、会社によってはスーツのようにフォーマルな服装であれば、細かい規定がないところもあります。

男性タクシー運転手の場合、以下のような服装が基本です。
・紺色系や灰色系のスーツ
・ジャケット、ベスト、ネクタイ着用
・手袋、帽子の装着

女性タクシー運転手の場合、以下のような服装が基本です。

・紺色系や灰色系のスーツ(※安全面を考慮してパンツスタイル)
・ジャケット、ベスト、スカーフ着用
・手袋、帽子の装着

基本的には男性と同様のスーツ姿ですが、ネクタイの代わりにスカーフをまくスタイルが多いです。お客様からの印象が大切なため、信頼感や清潔感を持たせるような服装の指定があります。ここからはタクシー運転手が着用するベスト・手袋・帽子について解説します。
 

タクシー運転手が着ているベスト

1つ目は、「ベスト」についてです。ベストの着用義務の有無はタクシー会社によって変わりますが、制服で指定されていることが多いです。そのため、夏はYシャツの上にベスト、冬はYシャツの上にベストを着用し、その上にジャケットを羽織ります。クールビズを採用している会社でも、品位のある印象を与えるために、ネクタイとジャケットは脱いだ状態ですが、ベストは着用します。
 

タクシー運転手がつけている手袋

2つ目は、「手袋」についてです。タクシー運転手といえば、白い手袋を着用しているイメージが一般的です。しかし、実は雇用されているタクシー会社から手袋の着用は義務付けられてはいません。ではなぜ大体のタクシー運転手は白い手袋を着用しているのでしょうか。

理由は以下のとおりです。
・手汗で滑るのを防ぐ
・現金のやり取りなどで手が汚れるのを防ぐ
・感染症の予防
・ケガ、日焼け防止

 

タクシー運転手が被ってる帽子

3つ目は、「帽子」についてです。タクシー運転手が着用している帽子のことを、「制帽」といいます。手袋同様、制帽についても着用は義務ではありません。ではなぜ、車内にも関わらず制帽を着用しているのでしょうか。

理由は以下のとおりです。
・お客様からみて、運転手ということがはっきり理解できる
・お客様に対して、清潔感と安心感を与える

 

タクシー運転手の服装以外で気をつける身だしなみ

 

タクシー運転手 服装 身だしなみ

 

タクシー運転手は制服だけでなく、他にも気をつけるべき身だしなみがあります。タクシー運転手は接客業のため、第一印象が非常に大切です。

ここでは以下の3つについて解説します。
・髪型、髪色
・ひげ
・アクセサリー

 

髪色・髪型

1つ目は、「髪型、髪色」についてです。タクシー運転手はお客様に対して、清潔感を与える髪型にする必要があります。なぜならば、タクシー運転手の仕事はモノを運ぶのではなく、お客様という「人」を乗せるサービス業だからです。規定は会社によってさまざまですが、清潔感のない伸びた髪、茶髪や金髪といった明るい髪色を禁止している会社が多いです。お客様を不快に思わせないような身だしなみを意識しましょう。
 

ひげ

2つ目は、「ひげ」についてです。髪型同様、規定は会社によってさまざまですが、ひげを伸ばすことを禁止にしている会社が多いです。とくにひげは不衛生な印象を与えてしまう可能性があるので、たとえ規定が設けられていなくても、ひげを剃るのが無難といえます。昨今は感染対策の一環でマスクを着用することが多いですが、外す可能性もあるため注意が必要です。
 

アクセサリー

3つ目は、「アクセサリー」についてです。タクシー運転手は基本的にアクセサリーを付けられません。なぜならば、業務に必要のないファッションは軽薄な印象を与え、信頼に関係するためです。しかし、茶髪、ヒゲ、ピアスといったファッションは徐々に世の中で許容されてきており、こうした姿で働くことに対して徐々にではありますが、制限が緩和されてきています。緩和されていく中でも、お客様に対して与える印象を考えて選択しましょう。
 

タクシー運転手の服装のポイント

 

タクシー運転手 服装 ポイント

 

ここまでタクシー運転手の服装について、ルールや気を付けるべきポイントについて解説してきました。最後に、タクシー運転手の服装について規定以外のポイントを2つ紹介します。
・多機能ウェア
・コルセット

 

多機能ウェア

1つ目は、「多機能ウェア」です。タクシー運転手は、就業時間は常に車内にいるため、車内のエアコンの影響を大きく受け、外から乗車されるお客様との間に体感温度の差が生じてしまいます。そのため、夏場や冬場など気温に応じて体温調節ができるような多機能ウェアを着ることをおすすめします。ドアや窓の開け閉めを行い車内温度を調整してお客様と同じ体感温度を感じられるような工夫や、お客様に車内温度がちょうど良いかを尋ねるのもよいです。
 

コルセット

2つ目は、「コルセット」です。一日中車を運転していると、どうしても腰に負担がかかってしまいます。そのようなときは、腰への負担を和らげるコルセットの着用をおすすめします。
 

まとめ

本記事では、タクシー運転手の服装について解説しました。細かな規定はタクシー会社によって異なりますが、制服を着用し、制帽と白い手袋を装着することが多いです。お客様が気持ちよくご乗車できるように、清潔感と信頼を与えられるような服装を心掛けましょう。

 

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