セールスドライバーに興味がある方は以下のような疑問をお持ちではありませんか。
「仕事内容の詳細を知りたい」
「仕事に自分が向いているか知りたい」
本記事ではこのような疑問を解決するとともに、セールスドライバーのメリット・デメリットを解説します。
セールスドライバーのメリット
セールスドライバーのメリットは主に以下の4つです。
・ルーティンワークが多い
・他の職種と比較すると人間関係のトラブルに巻き込まれにくい
・成果に応じて給料が上がる
・仕事を長く続けられる
それぞれ一つずつ解説します。
ルーティンワークが多い
1つ目はルーティンワークが多いことです。セールスドライバーは基本的に配送・集荷・集金・営業の4つの業務をルーティン的にこなします。1日の仕事例を簡単に紹介すると、朝に出社後、荷物の配送業務を行い昼休憩を取ります。午後からは集荷・集金業務を行い、その後に営業活動を行うという流れです。別の新しい業務が緊急で入るケースは少ないです。そのため、業種にもよりますが一般的な会社員のように案件ごとに異なる対応を取る必要はありません。
他の職種と比較すると人間関係のトラブルに巻き込まれにくい
2つ目は人間関係のトラブルに巻き込まれにくいことです。仕事の性質上、お客様とのやりとりは必要ですが、セールスドライバーの業務は基本的に1人で行います。入社当初に研修はありますが、社内でチームを組んで一緒に業務を行うことは基本的にありません。そのため、社内での仕事のやり取りや職場での人間関係はあまりなく、トラブルにも巻き込まれにくいです。
成果に応じて給料が上がる
3つ目は成果に応じて給料が上がることです。セールスドライバーは歩合給の会社が多く、成果を出すほど給料が上がります。成果を出すためには、配送量を増やす、営業の成約件数を増やすなどの方法があります。そのため、一般的に年功序列の会社員とは異なり、成果を出すと給料が上がりやすいです。
仕事を長く続けられる
4つ目は長く続けられることです。セールスドライバーは、体力さえあれば年齢関係なく続けられ、40代〜50代で活躍している方もいます。長く続けることで、配送業務における積み込みのテクニックや最短の配送ルートを通るコツも身に付きます。また、営業面でも話術や接客スキルがつき成果を出しやすいです。
セールスドライバーのデメリット・きつい点
セールスドライバーのデメリット・きつい点は主に以下の6つです。
・業務量が多い
・労働時間（拘束時間）が長い
・力仕事が多い
・業務の幅が広い
・繁忙期が大変
・顧客対応が大変
それぞれ一つずつ解説します。
業務量が多いから
1つ目は業務量が多いことです。なぜなら、セールスドライバーの業務は通常のトラックドライバーの配送業務に加え、集荷・集金・営業を行わなければならないためです。業務量が多いため体力的にきつく、会社によっては営業ノルマを課せられるため、精神的な辛さを感じる方もいます。営業ノルマがきついと思う方は、固定給の会社に入社・転職する選択もあります。
労働時間（拘束時間）が長いから
2つ目は労働時間（拘束時間）が長いことです。なぜなら、セールスドライバーは業務量が多いためです。会社にもよりますが、朝6時に出社し、帰宅は19時すぎになるケースもあります。初めは覚えることも多く、業務に時間がかかるため残業も多いです。ただし、基本的にはルーティンワークのため、仕事のコツを掴んでからは作業効率が上がり残業を減らせます。
力仕事が多いから
3つ目は力仕事が多いことです。なぜなら、セールスドライバーの配送・集荷業務で荷物を扱うためです。重い荷物の積み込み・積み下ろしが多く、腰や腕に負担がかかります。若いうちは大事になりにくいですが、年齢とともに腰痛や背中・腕の痛みなど、慢性的な病気にもかかりやすいため注意が必要です。さらに力仕事のあとに疲れた状態で、事故を起こさないよう運転を行い、成約を取れるよう営業も行うため精神的にもきつい面があります。デスクワークの多い会社員と比較すると、力仕事の面では大変だと思うことが多いです。ただし、こちらもルーティンワークの一部のため、慣れによりきつさは緩和されます。
業務の幅が広いから
4つ目は業務の幅が広いことです。セールスドライバーの業務は幅広いため、仕事を覚え成果を出すまでに時間がかかります。配送を例にとると、積み込みのテクニックや配送ルートの効率化、配送先の在宅の傾向など知るべきことが多いです。さらに、営業の面でもコミュニケーション力や課題発見力、交渉力など多くの能力が必要とされます。通常のトラックドライバーの業務に加え、営業・集荷・集金と幅広い業務に対応する覚悟と慣れが必要です。
繁忙期が大変だから
5つ目は繁忙期が大変なことです。なぜなら、セールスドライバーはお中元やお歳暮などの繁忙期に対応しきれないほどの仕事が舞い込むためです。その影響で残業が増え、帰りは遅くなります。満足に休憩が取れないこともあり、配送中にトラック内で軽食を取るケースも多いです。ただし、裏を返せば繁忙期以外は基本的に安定した業務を行えます。また、繁忙期はある程度予測できるため、事前に気持ち面や配送方法の準備をしておくと良いです。
顧客対応が大変だから
6つ目は顧客対応が大変なことです。セールスドライバーはほぼすべての業務において顧客対応があります。配送・集荷・集金時のコミュニケーションや営業活動などさまざまなお客様に対応を行います。なかにはクレームを言う方もいるため、精神的にきつい仕事です。対策としては、クレーム対応を減らすために、配送時間を守ることや丁寧な対応が求められます。
まとめ
今回はセールスドライバーのメリットとデメリットについて解説しました。
【メリット】
・ルーティンワークが多い
・他の職種と比較すると人間関係のトラブルに巻き込まれにくい
・成果に応じて給料が上がる
・仕事を長く続けられる
【デメリット・きつい点】
・業務量が多い
・労働時間（拘束時間）が長い
・力仕事が多い
・業務の幅が広い
・繁忙期が大変
・顧客対応が大変
セールスドライバーを目指している方は、メリット・デメリットを把握したうえで希望の求人を探してみてください。
