自販機のルート配送はきつい?不安や悩みの解決方法

自動販売機のルート配送運転手を目指している方は、以下のような疑問をお持ちではありませんか。
「具体的にどのような仕事をするのか」
「仕事をするメリット・デメリット(きつい点)は何か」
「他のドライバーの職種と異なる点は何か」
本記事ではこのような疑問を解決するとともに、自販機のルート配送運転手の仕事内容やきつい点を解説します。
 

ドライバーの求人情報はこちら

 

自販機のルート配送の仕事内容

自販機のルート配送運転手の仕事内容は、特定のエリア内にある自販機を回り、商品を補充することです。
メイン業務は商品の配送・補充ですが、他にも以下のような業務があります。

・売上金の回収・集計
・一緒に置いているゴミ箱のゴミ回収
・周辺の清掃
自販機の種類は主に以下のとおりです。
・清涼飲料水や牛乳などの飲料系
・スナック菓子や惣菜パンなどの食品系
・そのほか:タバコ・食券・日用品など
正社員の場合は1人で回ることが多いですが、アルバイトの場合は、社員と二人一組で回ります。
1日に回る件数は20件〜30件ほどです。
運転するトラックは小型トラックや3tトラックなどが多いです。
そのため、必要な免許(資格)は主に以下のどれかが当てはまります。
・普通自動車免許
・準中型自動車免許
・中型自動車免許

 

自販機のルート配送のメリット

自販機 ルート配送 きつい

自販機のルート配送運転手として働くメリットは以下のとおりです。

・未経験でも始めやすい
・1人でも仕事を進められる
・仕事を進める上で覚えることが少ない
・体力をつけられる

 

未経験でも始めやすい

1つ目は未経験でも始めやすいことです。
自販機のルート配送は専門性のある業務ではないため、未経験でも始めやすいです。
また、免許以外に必要な資格はありません。
免許については、準中型・中型免許が必要な場合、免許取得を支援する企業もあります。
支援内容は一般的に、免許取得にかかる費用の支援です。
 

1人でも仕事を進められる

2つ目は1人でも仕事を進められることです。
自販機のルート配送運転手は、社員は1人で業務を行うことが多く、1人で集中して業務に取り組めます。
※ただし、アルバイトの場合は社員に同行するケースもあります。
また、人間関係のトラブルに巻き込まれにくいことも1つの魅力です。
例えば、他のドライバー職は、配送の際に受け渡しでコミュニケーションを取る場面が多いです。
しかし、自販機のルート配送ドライバーは人と関わる場面が少ないため、1人で仕事を進められます。
 

仕事を進める上で覚える業務が少ない

3つ目は仕事を進めるうえで覚える業務が少ないことです。
自販機のルート配送運転手は、決められた作業を行います。
商品の配送・補充や周辺の清掃などがメイン業務であり、他のドライバー職よりも比較的簡単に覚えられます。
また、配送ルートもあらかじめ決められているため、一度覚えてしまえば負担になりません。
会社によっては自販機のラインナップを考える業務もあり、自販機の売上を決める重要な仕事です。
しかし、基本的にはラインナップの型や定石があるため、覚えることはあまり多くありません。
 

仕事を進める上で覚えることが少ない

4つ目は体力をつけられることです。
自販機のルート配送運転手は、大量の飲料水や食品の積み下ろしを行います。
はじめはきついと思うかもしれませんが、業務を進めていくと自然と体力がつきます。
体力をつけると業務効率が上がるため、仕事を早くこなせることがメリットです。
さらに業務を通して健康的になれるため、一石二鳥といえます。
 

やりがいのある仕事である

5つ目はやりがいのある仕事ということです。
自販機のルート配送運転手がいなければ、世の中の自販機は成り立ちません。
自販機は世の中に、大量に設置してあり、その数は約400万台(2021年末時点)です。
それほど多くの人に需要があり、必要とされる仕事です。
また、自販機のラインナップを考える業務もあります。
自販機の売上が左右される重要な仕事のため、やりがいのある仕事です。
 

自販機のルート配送のデメリット・きつい点

自販機 ルート配送 メリット デメリット

自販機のルート配送のデメリット・きつい点は以下のとおりです。

・重い荷物の積み下ろしが大変
・拘束時間・残業時間が多い
・自動販売機の横のゴミの回収が大変
・天候の影響を受けやすい
・手などを怪我しやすい

 

重い荷物の積み下ろしが大変

1つ目は重い荷物の積み下ろしが大変なことです。
自販機のルート配送運転手は、一日に20件〜30件の自販機に商品を配送します。
その自動販売機20件〜30件の商品を荷下ろしして、積み込む必要があるため大変です。
また、3階程度のエレベーターがないオフィスの場合、階段で重い商品を運ぶケースもあります。
定期的に補充を行うため、毎回重い荷物を運ぶわけではありませんが、体力や筋力が足りない方は少しきつく感じる可能性があります。
 

拘束時間・残業時間が多い

2つ目は拘束時間・残業時間が多いことです。
自販機のルート配送運転手は、上述したように1日20件〜30件の配送を行わなければなりません。
仕事を始めたての頃は業務に馴れていないため、勤務時間内に終わらず、残業になることはよくあります。
仕事に慣れてルートや業務を覚えると、業務を効率化できますが、道路の渋滞のようにコントロールできないことによって残業になるケースもあります。
 

自動販売機の横のゴミの回収が大変

3つ目は自動販売機の横のゴミの回収が大変なことです。
自販機のルート配送運転手は、自販機の隣にあるゴミ箱のゴミ回収や清掃を行います。
そのまま放置しておくと、周辺地域からのクレームや売上の低下につながるためです。
人通りが多い繁華街など場所によってゴミ箱周辺が散らかっていたり、非常に汚れていたりすると清掃が大変です。
ビン・ペットボトル専用のゴミ箱にタバコの吸い殻や可燃ごみなど無関係のゴミが捨てられ、悪臭を放つこともあります。
そのため、この回収業務をきついと思う方もいます。
 

天候の影響を受けやすい

4つ目は天候の影響を受けやすいことです。
自販機のルート配送運転手は、悪天候のなかでも業務を行わなければなりません。
悪天候になると渋滞が起こりやすいため、通常どおりの業務を行なったとしても、時間が間に合わず残業となる場合もあります。
また、視界も悪くなるため、事故にも注意しなければなりません。
さらに、自販機は屋外に設置されていることが多く、雨や強風にさらされながら作業も行います。
その場合は、次回以降の業務に響かないためにも、防寒対策をする必要があります。
 

手を怪我しやすい

5つ目は手を怪我しやすいことです。
自販機のルート配送運転手は、自販機の補充を行ううえで、商品の入った段ボールケースを大量に扱います。
例えば、段ボールの開封や段ボールを畳み小さくするなど、さまざまな場面があります。
そのため、働けば働くほど、段ボールで手を切る可能性も大きいです。
最新の注意を払うことや軍手を装着するなど、対策をとる必要があります。
 

まとめ

今回は、自販機のルート配送運転手の仕事内容について解説しました。
自販機のルート配送運転手は、決められたルートを走行し、1日20件〜30件ほどの自販機の補充を行います。
仕事を行うメリットやきつい点は以下のとおりです。
■メリット
・未経験でも始めやすい
・1人でも仕事を進められる
・仕事を進める上で覚える業務が少ない

■デメリット
・重い荷物の積み下ろしが大変
・拘束時間・残業時間が多い
・自動販売機の横のゴミの回収が大変
・天候の影響を受けやすい
・手を怪我しやすい
自販機のルート配送運転手を目指している方は、仕事内容を確認したうえで、自身に合った求人を探してみてください。

ドライバーの求人情報はこちら