キャリアカー運転手はきつい?不安や悩みの解決方法

キャリアカー運転手を目指している方は以下のような疑問をお持ちではありませんか。

「キャリアカー運転手のメリット・デメリット(きつい点)は何か」
「仕事をする上でのきつさや不安を解消する方法を知りたい」

本記事ではこのような疑問を解決するとともに、キャリアカー運転手の仕事内容を解説します。

 

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キャリアカー運転手のメリット

 

キャリアカー運転手 メリット

 

キャリアカー運転手のメリットは以下のとおりです。
・他のドライバー職よりも給料が高い
・コミュニケーションをとる機会が少ない
・さまざまな車に携われる
・力仕事が少ない
・丁寧な運転・操作技術を身につけられる
 

他のドライバー職よりも給料が高い

1つ目は他のドライバー職よりも給料が高いことです。主な理由は、人材不足と求められるスキルの高さです。ドライバー業界はキャリアカー運転手だけでなく、全体をとおして人手不足に悩まされています。また、キャリアカーの運転は高度な技術が伴います。最も大きなサイズのトレーラーの場合は大型免許を取得するほか、けん引免許も必要です。このような理由により給料が高いです。正社員のキャリアカー運転手は、平均年収がおよそ400万円〜500万円ほどと言われています。ある求人サイトが調査した2022年のデータによると、一般的な会社員の平均年収は403万円のため、その数値よりも高いことがわかります。
 

コミュニケーションをとる機会が少ない

2つ目はコミュニケーションをとる機会が少ないことです。主な理由は、業務の大半をひとりで行うためです。

キャリアカー運転手は以下のような業務を行います。
・工場や倉庫で車両を積み込む
・車両を運搬する
・目的地で車両を下ろす

このなかで最も割合の多い業務が一人で行う運搬業務です。もちろん、上司から車両の積み下ろしの際に指示を受けることはありますが、セールスドライバーや代行運転手などと比較すると、コミュニケーションをとる機会は少ないです。そのため、人間関係のトラブルも起きにくいといえます。
 

さまざまな車に携われる

3つ目はさまざまな車に携われることです。

キャリアカー運転手が、車両を運搬する目的は以下のとおりです。
・新車をメーカー工場からディーラーへ運搬するため
・中古車をオークション会場から販売店へ運搬するため
・走行できない故障車を運ぶ

積み下ろしの際は自らの手で車両を運転します。そのため、最新の車両や高級車に乗る貴重な機会も得られます。多種多様な車両に乗る機会は、他のドライバー職でもなかなか得られない経験です。車好きの方には嬉しい経験ができる職業といえます。
 

力仕事が少ない

4つ目は力仕事が少ないことです。キャリアカー運転手が力仕事をする場面はほぼありません。車両の積み下ろしは、積載する車両を運転して行います。また、故障車を運ぶこともありますが、決められた手順どおりに積み込みを行うため、力仕事はありません。業務で重要視されるのは、力があるかどうかではなく、技術や経験があるかどうかです。そのため、女性でも活躍できる職業といえます。
 

丁寧な運転・操作技術を身につけられる

5つ目は丁寧な運転・操作技術が身につけられることです。キャリアカーは車両を荷台に乗せ走行するため、運転が難しいです。また、車両は販売用であることが多いため、慎重に取り扱う必要がございます。慎重に業務を行う過程で、丁寧な運転や高度な操作技術が身につけられます。さらに、丁寧な運転・操作技術が身につくことで、無事故手当・安全報奨金による給料の増加や勤続年数の延長、などのメリットも得られます。
 

キャリアカー運転手のデメリット・きつい点

 

キャリアカー きつい

 

キャリアカー運転手のデメリット(きつい点)は以下のとおりです。
・労働時間が長い
・高い運転・操作技術が求められる
・事前に走行ルートの確認が必須
 

労働時間が長い

1つ目は労働時間が長いことです。キャリアカー運転手は、運搬する距離によって大きく労働時間が異なります。短距離輸送の場合は半日程度で業務が終了することもありますが、長距離輸送の場合は1日で帰れないケースもあります。輸送距離は会社によって異なるため、自身の希望に沿って求人を選ぶと良いです。給料を優先したい方は長距離輸送、プライベートを優先したい方は短距離輸送がおすすめです。
 

高い運転・操作技術が求められる

2つ目は高い運転・操作技術が求められることです。キャリアカーは主に「ローダー・単車・トレーラー」の3つに分けられますが、特にサイズが大きいトレーラーは運転が難しいです。さらに、販売用の新車を運ぶ際は、傷をつけてしまうと商品にならないため気をつけましょう。例えば、他車両との接触はもちろん、車線のはみ出しや街路樹の接触にも細心の注意を払う必要があります。また、運転のほかに、車両を積み込む際の知識や技術も求められます。ここでは、キャリアカーの運転と積み下ろしのコツを解説します。
 

キャリアカーを運転するコツ

キャリアカーを運転するコツは以下のとおりです。
・路面状況が悪いときはスピードを落とし、ゆっくりハンドルを切る
・カーブを曲がる前にスピードを落とす
・死角や見にくい場所はカメラを設置する
・安全確認のためバック走行ではオーディオを切断し窓を開ける


キャリアカーを運転するときに注意すべきことは、その車体の大きさです。車体が大きいため、乗用車より外部と接触の可能性が高まり、さらに死角も大きくなります。いくつもの車両を積載しており、バランスを崩すと大事故につながるため、細心の注意を払い運転しなければなりません。

 

積み下ろしのコツ

車両の積み下ろしを行うコツは以下のとおりです。
・二段式の場合は上段の最奥から固定しながら積載していく
・上の段を積み終え固定されているか確認する
・下段を積み終えすべて固定されているか確認する
・不安定な場合はワイヤーを使用し確実に固定する
・先輩ドライバーの積み下ろしを見て学ぶ

車両の積み下ろしは慣れてしまえばさほど難しくはありません。しかし、一通り作業に慣れたとき、確認不備で事故につながることもあるため注意が必要です。
 

事前に走行ルートの確認が必須

3つ目は事前にルート確認が必須なことです。キャリアカーは車体が大きいため、一度ルートから外れても簡単にUターンができません。そのため、事前にルート確認を綿密に行う必要があります。ルートを選定するときは、できる限り狭い道路を選択しないようにすると良いです。
 

まとめ

今回はキャリアカーのメリット・デメリット(きつい点)について解説しました。

■メリット
・他のドライバー職よりも給料が高い
・コミュニケーションをとる機会が少ない
・さまざまな車に携われる
・力仕事が少ない
・丁寧な運転・操作技術を身につけられる

■デメリット(きつい点)
・労働時間が長い
・高い運転・操作技術が求められる
・事前に走行ルートの確認が必須

キャリアカー運転手を目指している方は、メリット・デメリットを把握したうえで、自身の希望に沿った案件を探してみてください。

 

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