最近の新車では、ほとんどの車に搭載されていると言っても過言ではないEBD。
EBDが搭載されていることで、より安全性が高い状態で走行することができます。
エンジンがかかっているときに、EBDの警告灯が点灯したすることがありますが、
その場合はどのように対処すればよいのでしょうか。
本記事では、EBDの警告灯が点灯している場合の原因と対処法について、
詳しく解説します。
EBDとは？
EBD(電子制御制動力配分システム)とは、車のブレーキに装備されている機能で、
乗っている人数や、積載している重量に応じて、
前後の車輪の制動力を電子制御で適切に配分するシステムです。
ABS(アンチロックブレーキシステム)の油圧制御装置を利用して作動することから、
最近の車のABSには「EBD付きABS」と記載されていることが多くなっています。
EBDが搭載されていることで、多くの人数が乗車していたとしても、
1人が乗車しているときと停止距離の差を小さくする効果があります。
また積載時の制動性を高めるとともに、コーナリング時に車両をブレさせず、
安定化する効果も発揮するのです。
EBDは、あくまでもブレーキ操作の「補助」システムですので、
スピードを控えて、安全運転を行なうことは言うまでもありません。
EBD付きABSとは？
EBD付きABSとは、
ブレーキをかけたときにタイヤがロックしないように機能するABSに、
最適な制動力配分を行なうEBD機能を搭載したものをいいます。
最近の車では、より安全性を高めるために、ブレーキアシストも搭載しているのです。
EBDの警告灯が点灯している場合の原因と対処法
EBDの警告灯が点灯している場合の原因と対処法についてみていきましょう。
原因
EBDシステムに異常があることが原因で、ブレーキ警告灯とABS警告灯が点灯します。
警告灯が点灯すると、後輪がロックしやすくなるといった症状が表れます。
対処法
警告灯が点灯した場合は、走行はできますが、
EBDシステムが停止している状態ですので、速度を落として走行してください。
もし不安な場合は、レッカーサービスを呼ぶことをおすすめします。
警告灯が点灯した状態で車を使い続けるのではなく、
速やかに販売店や整備工場で点検を受けるようにしましょう。
まとめ
EBDの警告灯が点灯している場合の原因と対処法について、
ご理解深まりましたでしょうか。
EBDの警告灯は、ブレーキシステムの不具合が考えられますので、
警告灯が点灯した場合は、すぐに販売店や整備工場でみてもらってください。
EBDに関してはトラックドライバーさんにぜひ覚えておいていただきたい単語です。
その他トラックドライバーさんについては下記の記事について詳細記載しておりますので合わせてご覧ください。
トラックの種類別に仕事の内容を紹介！トラック運転手になる方法も併せて紹介！
本記事を参考に、EBDについて知っていただければ幸いです。
