トラック運転手の求人をみているとたくさんの種類があることに気づくでしょう。
トラックの種類によって仕事内容は大きく異なります。
本記事ではトラックの種類別に仕事内容を紹介するとともに、トラック運転手になる方法についても詳しくお伝えしていきます。
トラックの種類と仕事内容について紹介!
トラックにはさまざまな種類があり、仕事によって使用されるトラックは異なります。
ここでは具体的にトラックにはどのような種類があるのか、またどのような仕事があるのかご紹介します。
小型トラック
小型トラックは以下の規格のものをいいます。
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一般に小型トラックは、2tトラックや3tトラックとよばれます。
では小型トラックの仕事内容など、詳細についてみていきましょう。
小型トラック運転手に必要な免許
小型トラックを運転するためには自動車運転免許が必要ですが、
取得した時期によって運転できる小型トラックと、運転できないトラックが存在します。
2017(平成29)年3月までに取得した普通自動車運転免許では、
最大積載量3t未満、車両総重量5t未満のトラックを運転することができました。
2017(平成29)年3月以降に取得した普通自動車運転免許では、
最大積載量2t未満、車両総重量3.5t未満のトラックでなければ運転することができません。
言い換えると、1t小型トラックの運転は可能です。
最大積載量2t以上、車両総重量3.5t以上のトラックを運転するためには
準中型自動車運転免許以上の免許を取得することで2t小型トラックの運転が可能になります。
小型トラック運転手の仕事内容
ここでは具体的に小型トラック運転手の仕事内容を、トラックの種類に分けてご紹介します。
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小型トラック運転手の仕事は、いずれも納品場所までは短距離が中心です。
中型トラック
中型トラックは以下の規格のものをいいます。
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一般に中型トラックは、4tトラックとよばれます。
次では中型トラックの仕事内容など、詳細についてご紹介します。
中型トラック運転手に必要な免許
2007(平成19)年6月までに取得した普通自動車運転免許では、4tトラックのような中型トラックの運転が可能です。
言い換えると、2007(平成19)年6月以降に取得した普通自動車運転免許では4tトラックを運転することができませんので、
中型自動車運転免許を取得しなければなりません。
中型トラック運転手の仕事内容
次に中型トラック運転手の仕事内容を、トラックの種類に分けてご紹介します。
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中型トラック運転手の仕事は物流センターに集約された荷物を各地方に運送する場合もあることから、
納品場所までは近距離から長距離までさまざまです。
大型トラック
大型トラックは以下の規格のものをいいます。
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一般に大型トラックは、10tトラックとよばれます。
以下では大型トラックの仕事内容など、詳細についてご紹介します。
大型トラック運転手に必要な免許
大型トラック運転手になるためには、大型自動車運転免許が必要です。
大型自動車運転免許を取得するためには、まず普通自動車運転免許を取得し、取得してから3年以上経過していなければなりません。
大型トラック運転手の仕事内容
次に大型トラック運転手の仕事内容を、トラックの種類に分けてご紹介します。
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大型トラック運転手の仕事は一度に多くのものを大量に運ぶ性質が強く、
近距離の運送の仕事は少ない傾向があり、車中泊をしながら遠距離に運送する仕事が中心です。
大型トラックの転職については下記の記事も参考になさってください。
軽貨物配送運転手
軽貨物車は以下の規格のものをいいます。
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次に軽貨物配送運転手の仕事内容など、詳細についてご紹介します。
軽貨物配送運転手に必要な免許
軽貨物配送運転手に必要な免許は、普通自動車運転免許です。
上記で紹介した大型トラックや中型トラックではMT車が多いですが、軽貨物車はAT車が多く採用されています。
ただMT車を採用している運送会社もあるため、AT限定免許の場合は限定解除をしておくと、より仕事の幅が広がるでしょう。
軽貨物配送運転手の仕事内容
次に軽貨物配送運転手の仕事内容を、トラックの種類に分けてご紹介します。
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軽貨物配送運転手の仕事は軽い荷物を運ぶことが多く、取引先や荷下ろし先も近距離のものがほとんどです。
軽貨物配送運転手については下記の記事もぜひお読みください。
軽貨物トラック運転手の平均年収・給料は430万円。年収を上げるには何をする?
宅配運転手
宅配運転手は上記でご紹介したトラックの中で、小型トラックや軽貨物車を利用して荷物を運送します。
各地域に設けられた営業所を拠点として、営業所から近距離にある個人宅や会社に荷物を運んだり、荷物の集荷を行ないます。
宅配運転手になるために必要な免許は、普通自動車運転免許です。
トレーラー運転手
トレーラーとは、トラクタという車両によって引っ張られる車両のことをいいます。
トレーラーは自走ができないことから、トラクタで引っ張る必要があるのです。
車を運送するキャリアカー、コンテナを搭載するセミトレーラー、土砂などを運搬するフルトレーラーなど、さまざまな職種があります。
トレーラー運転手になるために必要な免許は、けん引免許です。
トラック運転手のメリット・デメリット
ここまででさまざまなトラックの仕事・種類についてご紹介しました。
自分に合った仕事をみつけた方がいらっしゃるのではないでしょうか。
では次に、トラック運転手のメリット・デメリットについてご紹介します。
メリット
トラック運転手のメリットには次のものが挙げられます。
メリット①~地理に詳しくなる~
トラック運転手は、軽貨物配送運転手や小型トラック運転手のように、
近距離の個人宅や会社などを回る際に、近隣の道路事情や抜け道を知れるようになります。
また中型トラック・大型トラック運転手のように長距離を走る運転手は、
運送会社から大型車でも走ることができる道や、比較的混みあわない道を教わります。
初めて走るルートでも、運送会社を出発する前に走行する道を十分に検索することから、地理に詳しくなるのです。
メリット②~全国各地へ行くことができる~
長距離トラックの場合は、さまざまな都道府県を訪れることになります。
ただただ運送会社と荷下ろし先を往復するだけでなく、ご当地グルメを楽しんだり、現地の文化を知ることもできるでしょう。
給料が発生して、運送会社の経費で遠方に行ける仕事はトラック運転手の醍醐味かもしれません。
メリット③~一人の時間を満喫できる~
トラック運転手は「1人で仕事がしたい」「他の人と関わりをもちたくない」という方にもってこいです。
運転中や荷下ろしなど、基本的にはトラック運転手が1人で行ないます。
取引先や荷下ろし先の人とのコミュニケーションは必要かもしれませんが、
勤務時間中のほとんどは1人ですので、他の人に気を遣うことなく仕事ができるはずです。
デメリット
主なメリットは上記の通りですが、デメリットにはどのようなものがあるのかみていきましょう。
デメリット①~長時間労働になりがち~
トラック運転手は年末年始などの繁忙期には長時間労働になりがちです。
また長距離トラック運転手の場合は、車中泊をしながら遠方まで運送しなければなりませんので、
必然と長時間労働になります。
2024(令和6)年4月からは、働き方改革関連法により、
自動車運転がともなう業務の時間外労働時間に上限が設けられますので、長時間労働は緩和する可能性は高いでしょう。
デメリット②~高齢になると体への負担が大きい~
高齢になると、どうしても体力的・精神的な負担が体にこたえます。
トラック運転手の仕事は荷下ろし作業もありますし、大きなトラックの運転は精神的にも負担がかかるものです。
長距離の車中泊となると、より負担が大きくかかってしまうため、高齢になるほどきつい仕事であるといえるでしょう。
未経験者には小型トラック運転手がおすすめ!年収は?
さまざまなトラックの種類の仕事についてみてきましたが、
トラック運転手未経験者にとって大きなトラックの運転は不安があります。
ここでは未経験者でも仕事がしやすい小型トラック運転手をおすすめします。
おすすめする理由も含めてご紹介します。
おすすめの理由
トラック運転手未経験者に小型トラック運転手をおすすめする理由は、
大きなトラックを運転する機会が少ないこと、車中泊をともなう仕事になりにくいことです。
トラックは死角が多いことから、トラック運転手未経験者にとって大きなトラックは運転がしにくいでしょう。
また小型トラック運転手の仕事は近距離で車中泊をともなわない仕事が中心ですので、体力的・精神的な負担が小さいです。
小型トラック運転手は、基本的に手作業で荷下ろしを行ないますが、
軽貨物配送運転手の場合は軽い荷物が多いですので、トラック運転手未経験者にとって始めやすい仕事といえます。
小型トラック運転手の体験談などについては下記の記事もご一読ください。
2tドライバ―の仕事がきついってホント?!楽しいところもある!体験談や給料についても紹介!
小型トラック運転手の年収
indeedの日本での2tドライバーの平均給与の調査によると、全国平均給与は267,864円となっています(2023年12月12日現在)。
年収は都市部の運送会社では高い傾向で、地方部の運送会社では低い傾向です。
中型・大型トラック運転手であると、より高い年収を得ることができます。
トラック運転手になるには??
トラック運転手になるためには、以下の流れを参考にしてください。
自動車運転免許を取得する
トラック運転手になるためには、自動車運転免許の取得が必須です。
合わせてけん引免許やフォークリフト免許などを取得しておくと仕事の幅が広がりますし、高収入につながる可能性があるでしょう。
運送会社を検索する
トラック運転手の求人はネットや求人情報誌などに掲載されています。
給料や休日、福利厚生など、労働条件などを細かくチェックし、自分に合った運送会社・職種を選びましょう。
運転ドットコムでも様々な求人を紹介しておりますのでぜひご覧ください。
採用面接を受ける
自分に合った運送会社が見つかれば、履歴書や運送会社から指定されたものをもって採用面接に行きます。
求人情報には書かれていなかったことで気になった点や知りたい点についても質問しましょう。
採用面接に合格すれば、トラック運転手としてデビューです。
まとめ
トラック運転手にはさまざまな仕事があることがご理解いただけたと思います。
トラックの種類によって仕事内容が異なることもお知りいただけたことでしょう。
運転するトラックによって必要な免許が異なりますし、運転する距離がそれぞれですので、合わせてご一読ください。
本記事をお読みなり、自分に合ったトラック運転手の職種を探しに役立てていただければ幸いです。