軽トラのデコトラは、ノーマル車から制作する方法もあれば、
すでにカスタマイズされているデコトラもあります。
軽トラのデコトラを制作する際には、どのようなルールがあるのでしょうか。
本記事では、軽トラのデコトラ制作のルールや、
デコトラでのドライバーの仕事はあるのかについて、詳しく解説します。
軽トラのデコトラって?
軽トラのデコトラは「デコ車」「カスタム車」ともいわれ、
軽トラックに派手な塗装やエクステリアパーツを装着したトラックのことです。
塩害や融雪剤によるサビを防ぐためにステンレスパーツを装着したことが始まりで、
1970年代にはデコトラブームが起きました。
しかし1980年代には、警察の取り締まりによる規制が開始されたため、
ブームは徐々に去っていったのです。
現在では、以下にご紹介するルールの範囲内で、
軽トラをデコトラにすることができます。
軽トラについては下記の記事も合わせてご覧ください。
2tトラックドライバーについて徹底解説!必要な免許や仕事内容、向いている人の特徴も!
軽トラをデコトラにする場合のルール
軽トラをデコトラにする場合、以下のようなルールを守らなければなりません。
・定常走行騒音が85dB未満である
・車検証記載の車のサイズと実際のサイズが同じである
・フロントガラス、運転席・助手席のガラスの可視光透過率が70%以上である
・ライトの色、個数、明るさに規定範囲内である
・過度なイルミネーションは装着しない
バンパー、バイザーなどを大きなパーツに変更する際は、
車検証に記載されているサイズより車体が大きくなるため、
変更する際は運輸支局に「構造変更」の届出をしなければなりません。
軽トラがデコトラの状態でドライバーの仕事はできる?
軽トラがデコトラの状態でドライバーの仕事をすることができます。
また会社によっては、会社としてデコトラで仕事をさせているところもあるのです。
またトラックを自由にカスタムできる会社もあり、
デコトラ好きにはたまらないでしょう。
運送会社としてデコトラを作っている会社もある!
以下のように、運送会社としてデコトラを作っている会社もあります。
ワクショー(和玖商事)
長野県須坂市にあるワクショー(和玖商事)は、軽貨物輸送事業、
住宅リフォーム事業の事業を行なっている会社です。
ワクショー(和玖商事)は、デコトラ制作を承っており、
トラックをデコトラにしてくれます。
水産荷役 大賀商店
熊本県熊本市にある大賀商店は、鮮魚・青果・冷凍品の輸送を行なっている会社です。
大賀商店でもデコトラを制作しており、
大賀商店でも自身で作ったデコトラに愛着を沸かせながらで商品を輸送しています。
押田運送
福島県いわき市にある押田運送は、冷凍車で水産物の輸送を行なっている会社です。
押田運送はデコトラ業界でも有名で、これまでにメディアで多数取り上げられるほど、
デコトラ制作に力を注いでいます。
実際に軽トラのデコトラでドライバーをしている人の体験談3つ
実際に軽トラのデコトラでドライバーをしている人の体験談についてみていきましょう。
~体験談①~Kさん/勤務歴1年/40代
軽トラのデコトラは、自分の趣味でもあり、自分のスタイルでもあります。
そのスタイルを崩さないまま配送の仕事ができるのは嬉しく思います。
~体験談②~Sさん/勤務歴3年/30代
軽トラのデコトラは、街なかを走っていても注目の的です。
見た目は派手でヤンチャな人が乗っていると一目を置かれますが、
お客様の荷物を丁寧に配送しています。
~体験談③~Oさん/勤務歴10年/50代
これまで自分の好きなようにデコトラを制作してきました。
他にもデコトラ仲間がいて、お互いのデコトラを見せ合いながら、
オリジナルのデコトラを完成させています。
輸送中に昼食をとるために駐車場に軽トラを停めていると
「写真撮らせてください」と言われることもあるのです。
趣味と仕事が両立できることから、自分に合った仕事だとつくづく感じます。
まとめ
軽トラのデコトラ制作のルールや、デコトラでのドライバーの仕事はあるのかについて、
ご理解深まりましたでしょうか。
軽トラをデコトラに変えても仕事はありますが、
ルールの範囲内で制作するようにしましょう。
軽トラのデコトラで仕事をしている方の体験談も記載しましたので、ご一読ください。
本記事を参考に、軽トラのデコトラで仕事をしていみてはいかがでしょうか。