運送業界の人手不足は今後どうなる?儲かる仕事になるかも?

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コラム

ドライバーの仕事は「きつい仕事」「長時間の仕事」というイメージがあり、 

 

運送業界ではなかなか人手不足が解消されていません。 

  

この慢性化された運送業界の人手不足は今後どのようになるのでしょうか。 

  

本記事では、運送業界の人手不足の今後についてや、 

 

将来的に儲かる仕事になるという見解について、詳しく解説します。 

 

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運送業界の人手不足は今後どうなる?

運送業界 人手不足 今後

 

ドライバーの仕事は「きつい仕事」「長時間の仕事」「不規則な仕事」 

 

というイメージがあることから、 

 

慢性的な人手不足が続いています。 

  

一方で、国土交通省「令和5年度 宅配便・メール便取扱実績について」をみると、 

 

荷物の取扱量は、前年度と単純比較すると、 

 

145 万個・対前年度比0.3%の増加となっているように、 

 

荷物の取扱量は確実に増えているのです。 

  

ネット社会が浸透する今、オンラインショッピングの利用者が多くなり、 

 

とくに2019年以降のコロナ禍では、 

 

さらにオンラインショッピングの利用者が急増しました。  

  

コロナ禍で、おうち生活やオンラインショッピング生活が浸透したことから、 

 

コロナ禍以降もオンラインショッピングの利用者が多い状況です。  

  

オンラインショッピングの利用者が増えることで、以前より荷物量が増えることから、 

 

運送業界の人手不足が、より深刻さを増します。  

  

そのような中、2024年4月1日より、ドライバーの残業時間に上限が定められ、 

 

さらに運送業界では人材不足に陥っているのです。 

  

荷物の量が増えると、送料による収入が増える一方で、 

 

運送会社は残業時間の上限が定められたことで、  

 

これまで残業していたドライバーが働けなくなったことから、 

 

新たにドライバーを雇用しなければなりません。  

  

総合的に考えると、運送会社は増収にはなるものの、  

 

新たなドライバーを雇用しなければならないことから支出も多くなります。  

  

以上のことから、しばらくはドライバーの給与は上がらない状況が続くのです。  

  

しかし、ドライバーの人材不足が慢性化していることから、 

 

ドライバーを確保するために、 

 

運送会社は将来的に給与を上げて人材確保する動きも見込まれていることから、 

 

近い将来、ドライバーの給与は上がることが予測できます。  

  

運送業界が将来的に儲かる仕事になるかは、次でみていきましょう。 

 

運送業の実態については、運転ドットコムの下記の記事も役に立ちますので、 

 

合わせて参考になさってください。 

 

【現役運送業の方に聞いてみた!】運送業はやばいってホント?!やばいと言われる理由も!

 

 

運送業界は儲かる仕事になる!?

運送業界 儲かる仕事

 

2024年問題でドライバーの給与は減少傾向にあります。  

  

前述のように、2024年4月1日より、ドライバーの残業時間の上限が設定されたため、 

 

これまでのように残業手当(時間外労働手当)を 受けられる機会が少なくなりました。  

  

年に960時間以上の残業をしていたトラックドライバ―の平均年収は、 

 

最高で62万円減少する予測も出されています。  

  

ただ、このままドライバーに給与が減り続けるわけではありません。  

  

人材不足に陥っている運送業界では、 

 

現在の給料を上げて人材確保に努めようと動き出しています。 

  

例えば、運動労連の「運動労連の取り組み」では、 

 

ベースアップの要求に関する取り組みについても進められているのです。 

  

基本給が上がれば、比例して残業代などの支給金額も上がります。 

  

前述のように、荷物の送料が上がっている背景としては、 

 

燃料が高騰していることもありますが、人件費が向上させるという背景もあるのです。 

  

このように、運送業界では、ドライバーの人件費向上という面では、 

 

ドライバーは儲かる仕事といえるでしょう。 

 

 

 

2024年問題の次は2030年問題!

2030年問題

 

ドライバーの残業時間の条件を設けるなど、労働条件を改善するため、  

  

2024年4月1日より、労働基準法第36条を含めた改正労働基準法が施行されました。  

  

その結果、ドライバーの時間外労働時間の上限が960時間までに制限されたのです。  

  

労働基準法が改正されることにより、  

  

ドライバーの労働環境は守られるようになりましたが、  

  

残業時間に上限が設けられたことで、  

  

会社等の利益減少、輸送運賃の上昇、ドライバーの離職などの問題が発生します。  

  

この問題を「2024年問題」といいましたが、  

  

ドライバーに関する問題として、2030年問題が取り上げられているのです。  

  

2030年問題とは、少子高齢社会・超高齢社会が進行することで、  

  

労働人口の減少や、生産低下などの様々な問題が生じることをいいます。  

  

2030年問題は、物流・運送業界のようにドライバー職だけに限らず、  

  

その他の会社企業にも大きな影響を与えることは言うまでもありません。  

  

2024年問題でドライバーの人手不足が常態化していますが、  

  

合わせて2030年問題で、よりドライバー不足が深刻化するのです。  

  

前述でお示ししたように、ドライバー不足を解消する対策を行ないつつ、  

  

ドライバーに過重労働、時間外労働をさせない働き方を実現する必要があります。 

 

 

 

まとめ

運送業界の人手不足の今後についてや、将来的に儲かる仕事になるという見解について、 

 

ご理解深まりましたでしょうか。 

  

2024年問題だけでは2030年問題も重ねて、 

 

運送業界の人手不足は深刻さを増すばかりです。 

  

運送業界で人手不足を解消するために、 

 

基本給を上げて人材確保に努めるという観点では、 

 

将来的にドライバーは儲かる仕事といえるかもしれません。 

  

本記事を参考に、 

 

あなたの運送業界の一役を担うドライバーになってみてはいかがでしょうか。