さまざまな国と貿易している日本にとって海コンドライバーは必要不可欠な仕事です。
ただ海コンドライバーの仕事はあまり広く知られていません。
ここでは、求人でも目にする海コンドライバーの仕事内容や給与について解説します。
海コン(かいこん)とは
海コンとは「海上コンテナ」の略称です。
コンテナとは貿易する品物を入れる金属製の大きな箱のことをいいます。
海コンには以下のような種類があります。
種類 |
用途 |
ドライコンテナ |
一般貨物の運搬に用いる |
冷凍コンテナ |
肉・魚などの生鮮食品を冷凍・冷蔵するために用いる |
タンクコンテナ |
石油や薬品などの運搬に用いる |
オープントップコンテナ |
一般コンテナに収まらない高さの荷物を運ぶ際に用いる |
フラットラックコンテナ |
大型で重量のある荷物の運搬に用いる |
フラットベットコンテナ |
大型で重量のある荷物の運搬に用いる |
コンテナの大きさや強度などは、国際的な規格が決められているのです。
海コンドライバーの仕事内容や給与について
海コンは専用のトレーラーで運搬しますが、専用トレーラーを運転する人は「海コンドライバー」といいます。
ここでは海コンドライバーの仕事内容や給与についてご紹介します。
海コンドライバーの仕事内容
海コンドライバーの仕事は、船で輸送されてきたコンテナを指定された場所に運ぶのが主な仕事です。
コンテナごとトレーラーで運ぶ仕事であることから、一般的なトラックドライバ―のように荷積み・荷下ろしの業務はありません。
トレーラーにコンテナを積む作業はクレーン作業の免許保持者が行ないますが、自分のトレーラーにコンテナが積まれるまでの待機時間が長い場合もあります。
海コンドライバーの給与
海コンドライバーの給与は運送会社によって異なりますが、海上コンテナ運転手の平均給与(出典:求人ボックス 2024/07/01現在)では、平均月給33.5万円となっています。
給与幅では月給30~60万円程度が一般的です。
運送会社により「固定給制」「歩合給制」を採っていますので、求人を確認する際にチェックするといいでしょう。
給与については下記の記事も合わせて参考になさってください。
まとめ
海コンドライバーの仕事内容や給与について理解は深まりましたでしょうか。
海コンドライバーの求人をみる際には、上記の内容を確認しながら気になる各運送会社の仕事内容や給与をチェックしてください。
本記事を参考に、海コンドライバーに就職・転職してみてはいかがでしょうか。