スタッカークレーンとは?スタッカークレーンの種類やメリット・デメリットについて紹介!

スタッカークレーン

倉庫内の稼働効率を上げたり、 

 

省人化による人件費削減を行なうためにすスタッカークレーンが利用されています。 

 

スタッカークレーンは、商品や製品の格納・取り出しを 

 

スムーズに行なうことができるため、倉庫内では必須アイテムとなっているのです。 

 

本記事では、自動倉庫システムに欠かせないスタッカークレーンについて詳しく解説します。 

 

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スタッカークレーンとは

スタッカークレーンとは

 

立体型の倉庫では、保管用ラックに商品や製品を保管しています。 

 

商品や製品を格納・取り出しを行なう際にスタッカークレーンを利用します。 

 

スタッカークレーンは上下に垂直移動できるほか。左右に水平移動が可能です。 

 

スタッカークレーンは、手動操作タイプと全自動タイプがあります。 

 

スタッカークレーンの種類については、次でみていきましょう。 

 

 

 

スタッカークレーンの種類について

スタッカークレーン 種類

 

ここでは2種類のスタッカークレーンについてご紹介します。 

 

 

人荷昇降式スタッカークレーン

人荷昇降式スタッカークレーンは、作業者が乗る運転室があり、 

 

そこでスタッカークレーンの操作を行ないます。 

 

運転室がワイヤーロープで荷台と一緒に昇降する構造になっているのです。 

 

人荷昇降式スタッカークレーンには以下のような分類があります。 

 

床上型 

床上の走行レールを利用する 

懸垂型 

ラックの上部にある走行レールに懸垂する 

天井クレーン型 

ランウェイガーダにトロリを装着して荷台が昇降する 

 

 

荷昇降式スタッカークレーン

荷昇降式スタッカークレーンは、クレーンを操作する運転台が設置されておらず、 

 

荷台のみが設置されているスタッカークレーンです。 

 

昇降する際も作業者がスタッカークレーンに乗ることはなく、 

 

荷だけが移動するしくみになっています。 

 

荷昇降式スタッカークレーンも人荷昇降式スタッカークレーンと同様に 

 

床上式、懸垂型、天井クレーン型の3タイプが用意されています。 

 

 

 

スタッカークレーンを使用するメリット・デメリット

スタッカークレーン メリット デメリット

 

上記で複数のスタッカークレーンをご紹介しました。 

 

スタッカークレーンを使用する倉庫はたくさんありますが、 

 

スタッカークレーンにはどのようなメリット・デメリットがあるのかみていきましょう。 

 

 

スタッカークレーンを使用するメリット

まず、スタッカークレーンを使用するメリットについてみていきます。 

 

メリット①生産性の向上

スタッカークレーンを使用すると、 

 

人に代わって商品や製品を「探す」「運ぶ」「取り出す」作業を行なってくれます。 

 

人が行なう作業が少なくなる分、人件費を削減することができますし、 

 

人は他の仕事に手を回すことが可能ですので、生産性の向上を図ることができるのです。 

 

スタッカークレーンのようにオートメーション化することで 

 

入出庫のスピードが向上し、24時間稼働も実現できることから、 

 

より生産性の向上を見込むことができます。 

 

メリット②保管スペースの拡大

スタッカークレーンが設備されている自動倉庫では、 

 

クレーンで商品や製品を探す・運ぶ・取り出すことができるため、 

 

人の手が届かないところに商品や製品を保管しておくことが可能です。 

 

またスタッカークレーンを使用することで、 

 

本来人が歩くスペースも必要がなくなるため、 

 

より保管スペースの拡大を図ることができます。 

 

メリット③業務の品質向上

商品や製品の保管・入出庫をオートメーション化することで、 

 

入出庫の誤りや保管場所の誤りといったヒューマンエラーを防止することが可能です。 

 

商品や製品の量が多くなったり、保管場所が大きくなるほど 

 

ヒューマンエラーは発生しがちですが、 

 

自動倉庫のようにオートメーション化されることで、 

 

一定のパフォーマンスで仕事をこなすことができます。 

 

そうすることで業務の品質向上を維持することができ、 

 

サービスレベルを高めることが可能です。 

 

 

スタッカークレーンを使用するデメリット

次に、スタッカークレーンを使用するデメリットについてみていきましょう。 

 

デメリット①システム障害のリスクがある

前述でスタッカークレーンはヒューマンエラーを防ぐことができるとお伝えしましたが、 

 

オートメーション化することのリスクとして、 

 

システム障害が発生した際に業務が中断してしまうことです。 

 

スタッカークレーンは自動倉庫全体をオートメーション化しているため、 

 

大規模なシステム障害が発生してしまうと業務停止に陥ってしまうのです。 

 

スタッカークレーンを導入する際は、 

 

システム障害発生時の対応をマニュアル化するなど、 

 

リカバリー体制を十分に整えておく必要があります。 

 

デメリット②費用対効果が期待できない可能性がある

スタッカークレーンを導入する場合、 

 

自動倉庫の規模や商品や製品の重さにもよりますが、 

 

数千万円の設備費用を用意しなければなりません。 

 

実際にスタッカークレーンを設備して、その費用が回収できるのか、 

 

回収できるまでにどれくらいの期間がかかるのかを事前に検討する必要があります。 

 

費用対効果が得られる試算が出た場合に、 

 

スタッカークレーンを導入するといいでしょう。 

 

 

 

まとめ

自動倉庫システムに欠かせないスタッカークレーンについて、 

 

ご理解深まりましたでしょうか。 

 

スタッカークレーンにはさまざまなタイプがありますので、 

 

導入を検討する際は、自社に合ったものを選ばなければなりません。 

 

スタッカークレーンのメリット・デメリットについても記載しましたので、 

 

導入を検討する際に熟読してください。 

 

物流・運送業にはさまざまな専門用語が存在しています。 

 

例えば、運転ドットコムの記事にある「海コン」という用語も専門用語です。 

 

「海コン」という用語を初めてお聞きの方は下記の記事をぜひお読みください。 

 

本記事を参考に、スタッカークレーンについてお知りただければ幸いです。 

 

海コン(かいこん/カイコン)について紹介