送迎ドライバーの面接対策!抑えておくべき3つのポイントを紹介

介護施設などで、年配の方を自宅に送り届ける送迎ドライバーを見たことがある人は多いと思います。
しかし、運転ができるだけで勤まるような仕事では決してありません。
本記事では、送迎ドライバーの仕事内容や就職のための面接ポイントを解説します。

 

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送迎ドライバーの仕事内容

送迎ドライバーの仕事は、内容によって異なりますが、バスや乗用車などさまざまな車両を運転して顧客を目的地まで届けることです。
送迎にバスを使用する場合は、保育園や病院、介護施設、ホテルなどの目的地に多数の顧客を乗せて送り届けます。
病院やホテルなどは丸一日運行しているケースが多いですが、保育園などの場合は朝と夕方に限定されることが多いです。

 

送迎ドライバーに求められること

送迎ドライバーに求められること

送迎ドライバーには、何が求められるのか知りたいという方もいると思います。
送迎ドライバーに求められることについて2つ解説します。

 

免許

送迎ドライバーとして運転するためには、乗車する車両によって異なります。

種類 免許
乗用車 普通免許(定員10人以下)
マイクロバス,小型バス 中型免許(8t限定は不可)
中型バス(定員29人以下) 中型免許
中型バス(定員30人以上) 大型免許
大型バス 大型免許

タクシーのように誰か乗せる場合には、第二種免許を保有しておく必要があるのではと疑問に感じている方も多いと思います。
送迎ドライバーの場合は、顧客から運搬することで対価を受け取ることがないため、第二種免許は不要です。

 

運転時の心がけ

送迎ドライバーは、年配の方や患者など顧客を乗せた状態で運転する必要があります。
そのため、普段運転に慣れている方でも安全に細心の注意を払わなければなりません。
乱暴な運転や疲労による居眠り運転などで事故に遭ってしまえば、自身だけでなく顧客も怪我や死亡につながる可能性があります。
そのため、凹凸の激しい道路では速度を落として運転する、左右の確認を怠らないなど常に安全に配慮することが重要です。

 

面接時の3つのポイント

面接時の3つのポイント

送迎ドライバーになりたいと考える人は、面接時にどのようなポイントを意識すれば良いのかわからないという方もいると思います。
面接時に意識すべきポイントについて3つ解説します。

 

志望動機

送迎ドライバーの採用担当者は、求職者に対し以下のような人材を求めていることが多いです。
・過去にドライバーの経験がある方や、資格を保有している方 ・求職者本人が持つ能力 ・未経験の場合、会社に対する熱意 面接では、現状の自分に適した志望動機を相手に伝えなければなりません。
例えば、過去に大型ドライバーとしての経験があり、転職を検討している場合の例を紹介します。
この場合、大型ドライバーとしての経験があることを具体的に伝えましょう。
そして、過去の経験から送迎ドライバーとして、どのように貢献できるかを簡潔に伝えると良いです。
このように自身の状況を踏まえた志望動機の作成が重要です。

 

自分の強みと弱み

一般企業でも多いですが、自分の強みと弱みに関する質問は定番です。
まず、強みを伝える場合は、過去に強みを生かした経験を伝えることが大事です。
例えば、責任感が強みの場合、過去は大型ドライバーとして働き、目的地へ時間通りに届けるために〇〇を意識しましたと伝えます。
一方で、短所は伝えるだけでなく、短所を克服するために何を意識しているかを伝えると良いです。
例えば、慎重なため物事の判断力が遅いことが弱みである場合、物事に向き合う姿勢を大切にしつつ判断力のスピードも重視したいと答えます。

 

入社後の展望

面接では、入社後の展望について質問されることがあります。
そのため、入社してからどのようなキャリアを築きたいか明確にしておきましょう。
例えば、送迎ドライバーとして入社して、1年で一人前になりたいと考えていると伝え、そして3年後には運行管理者に就きたいなどです。
面接官は、将来像を聞き仕事に対する熱意や適性があるかを確認しているため、将来について考えておくと良いです。

 

面接時に準備しておく回答

面接でよく聞かれる質問と回答例について紹介します。

 

前職の仕事

ドライバーの面接では、前職の仕事について聞かれることが多いです。
具体的な質問と回答例は、以下になります。
Q.これまでドライバーとしての経験があるか。
経験があれば、車両の大きさや担当エリアなどについて教えてください。


A. 私の前職では、大型トラックドライバーとして活躍していました。
主に都市部から郊外への物流を担当し、日々様々な道路環境や交通状況に適応しながら安全運転を心掛けています。
大型車両を運転する経験から、車両の操作に加え、周囲への注意力や危機管理能力を大いに鍛えられました。
また、地域全体をカバーする広範なエリアでの運転経験がありますので、新たな環境への適応力にも自信を持っています。
これらの経験を活かし、送迎ドライバーとして、お客様を安全かつ確実に目的地までお届けできると確信しています。
また、未経験の場合は前職で活かせそうな経験があれば伝えると良いですが、なければ無理にアピールする必要はありません。

 

退職した理由

転職である場合、前職はなぜ退職したのか理由について問われることがあります。
仮に入社した場合は、長く続けてもらえるか確認するためにどのような理由で退職したのかを尋ねます。
この際、言い難いとは思いますが、嘘はつかないようにしましょう。
Q.前職を退職した理由について教えてください。


A. 私の前職では、契約社員として大型ドライバーを務めていました。
その仕事で得た経験や技術は大いにやりがいを感じるものでした。
しかし、長期的な安定性やキャリア成長の観点から見ると、正社員への道が限られていることが課題でした。
そのため、自分のスキルを存分に活かしながら、より多くの人々の役に立つことができる職を求め、退職を決意しました。
今後は、正社員として送迎ドライバーを務め、安定した生活を送りつつ、お客様の日常生活を支える役割を果たしたいと考えています。
その志向が、私の転職活動の大きな動機となっています。

 

事故歴

ドライバーを採用している企業は、安全に配慮した運転ができる人を求めています。
そのため、面接で過去の事故歴について確認されることもあるでしょう。
その際、違反や事故の過去がある場合は正直に答えましょう。
以下は、事故歴に関する質問と回答例になります。
Q.過去に事故歴があれば教えてください。


A. 私は、2年前に左右の確認を怠り、衝突事故になってしまったことがあります。
現在は、常に安全に配慮して左右の確認不足を防いでいます。

 

希望の勤務時間

企業から希望する勤務時間について聞かれることがあります。
以下は、希望の勤務時間に関する質問と回答例になります。
Q.希望の勤務時間はありますか。


A. 在職中は、基本フルタイムでの出勤が可能です。
ただし、現職の引き継ぎに1ヶ月程度要するため、実際に勤務する時期は1ヶ月後程度になるかと思います。

 

まとめ

本記事では、送迎ドライバーの仕事内容や面接について解説しました。
送迎ドライバーは、介護施設や保育園などの目的地に顧客を送り届けることであり、常に安全に配慮した運転が求められます。
面接時にも同様に過去の経験がある場合は、安全に運転ができるかを伝える必要があります。
また、事故歴や退職理由には正しい情報を伝えるようにしましょう。
面接の際によくある質問などを把握し、入念に準備をして送迎ドライバーへの就職・転職を実現させましょう。

 

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