バス運転手を目指す上で、以下のような疑問はありませんか。
「バス運転手になりたいが、自分が向いているのか知りたい」
「向いている人、向いていない人の特徴が気になる」
本記事では、このような疑問を解決するとともに、バス運転手に向いている人/向いていない人の情報を解説します。
バス運転手の仕事内容
ひとくちにバス運転手といえど、路線バスや観光バス、高速バスなどさまざまな種類があります。例えば、路線バスであれば、決められたバス停間のルートに沿って、目的地までお客様を運ぶことが仕事です。観光バスであれば、旅行会社により設定されたコースに合わせて、お客様を観光地まで案内します。仕事によって細かい業務内容は異なりますが、どの仕事にも共通していることは、お客様を乗せて安全に目的地まで運ぶことです。基本的に大型バスでの運行になるため、資格（免許）は「大型自動車第二種免許（大型二種免許）」が必要です。さらに、大型バスでお客様の安全を確保しつつ運行できる技術が必要とされます。
バス運転手に向いている人の性格・特徴
ここからは、バス運転手に向いている人の性格・特徴を紹介します。ここで紹介する特徴は以下の4点です。
・お客様を第一優先に考えられる方
・時間管理ができる方
・体調管理ができる方
・ストレス耐性が高い方
お客様を第一優先に考えられる方
1つ目はお客様を第一優先に考えられる方です。なぜなら、どの職業にも当てはまりますが、お客様の目的を果たすことがバス運転手の仕事であるためです。例えばお客さまの要望は、路線バスであれば「時間内に目的地に行くこと」、観光バスであれば「安全運転でバス内でも旅を楽しむこと」などが考えられます。お客様を第一に考えられると、「時間を守る」「安全に運行する」というような、バス運転手として必要な仕事を達成できます。そのため、お客様はバス運行に何を望んでいるのか、それを叶えるために自分は何をすべきか、を考えて実行できる方は向いている可能性が高いです。
時間管理ができる方
2つ目は時間管理ができる方です。なぜなら、バス運転手の仕事は時間にシビアなためです。どのバスにも、「時間内に目的地に到着する」という役割があります。例えば、路線バスや高速バスで到着が遅れてしまうと、お客様にとって次の予定が狂うことになります。朝の出勤や重要な待ち合わせのためにバスを使うお客様もいるため、数分の遅れでもクレームになる可能性が高いです。SNSなどによる正当なクレームは、会社から自身への評価が下がるだけでなく、世間から会社への評価が下がることにもつながります。そのため、バス運転手は基本的に時間厳守という考えを持ち、時間管理をしつつ運行しなければなりません。
体調管理ができる方
3つ目は体調管理ができる方です。なぜなら、体調不良でお客様・バス会社へ大きな迷惑をかけてしまう可能性があるためです。例えば、専属でバス運転手をしている場合、自身の体調が崩れることでお客様がバスに乗れないケースがあります。もし、専属ではなく大きなバス会社に属していたとしても、欠勤をすると代理のバス運転手を立てる必要があるため、会社へ迷惑をかけていることには変わりありません。夜行バスなど勤務時間が深夜ですと、健康を維持しにくいです。業務特性上、仕方ない場合もありますが、食事や睡眠などに気を配り、自発的な体調管理を心掛けましょう。
ストレス耐性が高い方
4つ目はストレス耐性が高い方です。なぜなら、人によってバス運転手は、大きくストレスがかかる仕事なためです。
例えば、バスを運転するにあたって以下のようなストレスが考えられます。
・生活リズムが崩れやすい
・勤務時間が長い
・道路状況のせいで時間を守れない
・事故のリスクと常に隣り合わせである
・お客さまや一般車からのクレームが多い
特に最後の2つに悩まされているバス運転手は多いようです。クレームに関しては、時間の遅れだけでなく、「運転手の目つきが悪い」というような理不尽なクレームもあります。加えて、大型バスのため、一般車からもあまり好かれておらず「車間距離が狭い」「割り込まれた」というクレームもあります。ときには、理不尽なクレームにも毅然と対応できるストレス耐性があると良いです。
バス運転手に向いていない人の性格・特徴
ここからは、バス運転手に向いていない人の性格・特徴を紹介します。
ここで紹介する特徴は以下の3点です。
・運転が荒い方
・時間管理が苦手な方
・人と接することが苦手な方
運転が荒い方
1つ目は運転が荒い方です。なぜなら、事故のリスクが高まり、お客様を不快にさせるためです。大型バスは車体が大きいため、普通自動車よりも交通事故のリスクが大きいですが、荒い運転をしているとさらに事故の可能性が高まります。加えて、荒い運転をすることで不快になるお客様もおり、急発進・急ブレーキで運転手に不信感を抱く方も多いです。そのような運転を続けていると、お客様を不安にさせるだけでなく、バス会社の信頼低下にもつながります。バス運転手は何よりも安全運転が大前提です。そのため、普通自動車でも運転が荒い方には向いていません。
時間管理が苦手な方
2つ目は時間管理が苦手な方です。なぜなら、時間を守れないとクレームにつながるためです。先述したとおり、バス運転手の業界は常に時間を気にする必要があります。そのため、遅刻癖がある方や、あまり時間を気にする慣習がない方は向いていません。時間管理が得意でも苦手でもない、という方も多いかもしれません。もしバス会社に初めて勤務する場合は、研修で時間管理の重要性を教えてもらえるケースが多いため、あまり心配しすぎなくても大丈夫です。
人と接することが苦手な方
3つ目は人と接することが苦手な方です。なぜなら、バス運転手の業務には接客も含まれるためです。もちろんバス運転手のメインの業務は運転といえます。しかし、乗車・降車対応や忘れ物対応、高速バスであれば荷積・荷下ろしなど、人と関わることも多いです。その接客対応が出来ていないと、クレーム、ひいては会社の評判低下につながります。また、バス会社に勤務する場合は、会社内で最低限の人間関係も必要です。そのため、愛想の悪い方や人と接するのが苦手という方は向いていません。
まとめ
今回は、バス運転手に向いている人/向いていない人について紹介しました。
向いている人のまとめは以下のとおりです。
・お客様を第一優先に考えられる方
・時間管理ができる方
・体調管理ができる方
・ストレス耐性が高い方
向いていない人のまとめは以下のとおりです。
・運転が荒い方
・時間管理が苦手な方
・人と接することが苦手な方
バス運転手自体にもさまざまな種類の仕事があるため、それぞれ具体的な仕事内容を調べた上で、自身に合った仕事を見つけてください。※あくまで向き不向きのため、これらに当てはまる方が必ずしもバス運転手になれる/なれないというわけではありません。
