ロードサービスとは?料金と業者の選び方を解説│利用条件も紹介

ロードサービスとは
お仕事内容

ロードサービスとは、車がトラブルを起こしたときに役立つサービスです。 

 

ロードサービスは、複数のサービス会社がありますが、 

 

数が多いため、選び方が難しく感じるかもしれません。 

 

本記事では、ロードサービスの料金と、業者の選び方、利用条件について、 

 

詳しく解説します。 

 

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ロードサービスとは何か?

ロードサービスとは

 

車が何かしらのトラブルを起こした際に頼りになるのがロードサービスです。 

 

以下でも取り上げていますが、ロードサービスでは、 

 

事故・故障時のレッカー移動やタイヤパンクなど、 

 

さまざまなトラブルに対応しています。 

 

ロードサービスのドライバーを検討中の方は、 

 

運転ドットコムの下記の記事も役に立ちますので、合わせて参考になさってください。 

 

ロードサービス(レッカー車ドライバー)になるにはどのような資格(免許)が必要?お得な取得方法を紹介!

 

ロードサービスの基本的な定義 

ロードサービスとは、車が事故や故障に遭遇したときに、 

  

ロードサービスのスタッフが現場に来て対応してくれるサービスのことです。 

 

何かしらの理由で走行が不能になった際に、ロードサービスを受けることで、 

 

車の応急措置を受けることができます。 

 

 

ロードサービスが提供する主なサービス 

ロードサービスが提供する主なサービスには、以下のようなものがあります。 

 

・レッカーけん引 

・スペアタイヤへの交換 

・現場の復旧作業 

・オイル漏れ時の補充 

・引き上げ、引き下ろし 

・冷却水の補充 

・ジャンピング作業 

・灯火類のバルブ交換 

・バッテリー交換作業 

・ボルト増し締め 

 

上記のように、車に関する事故・故障に幅広く対応してくれます。 

  

このようなサービスを一般に「ロードサービス」といいますが、 

  

自動車保険会社によっては「ロードアシスタンス」とよぶ場合もあります。 

 

 

ロードサービスに加入する必要性について 

車は、いつ・どのようなトラブルを起こすか分かりません。 

 

車がトラブルを起こすと、最悪の場合、走行不能となります。 

 

ロードサービスを受けることで走行が可能になる場合もあれば、 

 

ロードサービスで走行が可能にならない場合は、 

 

サービスによっては修理工場までけん引してくれるのです。 

 

このように、ロードサービスに加入しておくことで、さまざまな必要性があります。 

 

 

 

ロードサービスが必要なシチュエーション 

ロードサービス シチュエーション

 

ロードサービスが必要なシチュエーションには、以下のようなものがあります。 

 

 

車両の故障時 

車両の故障時は、基本的に車を走行させることができないでしょう。 

 

その場合、応急措置が必要であったり、レッカー移動が必要になりますので、 

 

ロードサービスを受ける必要があります。 

 

 

バッテリー上がりやパンクの際のサポート 

バッテリー上がりを起こした場合、 

 

ケーブルを接続してエンジンを始動させる措置を受けることが可能です。 

 

また、タイヤパンクの際は、 

 

車に搭載されているスペアタイヤに交換する措置がとられますが、 

 

スペアタイヤが搭載されていない場合は、パンク修理キットで応急措置を行ないます。 

 

 

事故対応やレッカー移動の必要性 

自走が困難な故障や事故の場合は、 

 

レッカー移動させるロードサービスを受ける必要があります。 

 

例えば、エンジン故障、ラジエターからの水漏れでオーバーヒートを起こした場合です。 

 

レッカー移動の距離は、 

 

ロードサービスを行なっている会社によって異なりますのでご確認ください。 

 

 

鍵の閉じ込みやガス欠時のサポート 

車内に車の鍵を置いたままにした「鍵の閉じ込み」の場合、 

 

鍵の開錠を依頼しなければなりません。 

 

ガス欠時は、ロードサービスによってはその場で給油するサービスが受けられますし、 

 

場合によっては、近隣のガソリンスタンドまでレッカー移動することになります。 

 

 

長距離旅行時のトラブル対応

長距離旅行時に車がトラブルを起こした際も、ロードサービスを受けることが可能です。 

 

車を修理工場にレッカー移動するだけでなく、宿泊費用、レンタカー費用、帰宅費用、 

 

旅行代金キャンセルなど、 

 

ロードサービス会社によって、さまざまなサービスが用意されています。 

 

 

 

ロードサービスを利用するための条件 

ロードサービス 利用 条件

 

ロードサービスを受けるための条件についてみていきましょう。 

 

 

自動車保険に加入するもしくはJAFを契約 

ロードサービスを受けるためには、自動車保険に加入する場合と、 

 

JAFと契約する場合があり、それぞれ以下のような違いがあります。 

 

 

自動車保険 

JAF 

補償対象 

契約車両 

会員 

内容・範囲 

無料で利用できるサービスもある 

利用回数制限なし 

入会金・年会費 

無料 

有料 

 

では、具体的にそれぞれの特徴をみていきましょう。 

 

自動車保険の場合

自動車保険のロードサービスは、契約している「被保険自動車」がサービスの対象です。 

 

つまり、補償対象は「車」ということになります。 

 

JAFの場合

JAFのロードサービスは、契約している「人」がサービスの対象です。 

 

つまり、補償対象は「人」ということになります。 

 

 

提供されるサービスの適用範囲 

上記のように、自動車保険のロードサービスの補償対象は「車」ですので、 

 

契約している保険の年齢制限に適用している方が運転していた場合は、 

 

補償の対象となります。 

 

一方、JAFの場合は、JAF会員が運転していた車両が補償対象となるのです。 

 

 

利用回数や時間制限の注意点 

ロードサービスの利用回数や時間制限は、サービス会社やプランによって異なります。 

 

例えばJAFのロードサービスのように利用回数制限がないものありますが、 

 

SBI損保のロードサービスのように、保険期間内であれば1回のロードサービスは無料、 

 

2回目以降は有料といったプランもあるのです。 

 

また、時間制限に関しては、共栄火災のロードサービスのように、 

 

30分以内の故障現場修理であれば、 

 

保険期間中1回が限度と定めているサービス会社もあります。 

 

ご自身が加入しているロードサービス、 

 

もしくは、これから加入しようとしているロードサービスのプランを 

 

十分に確認しておきましょう。 

 

 

申し込み手続きと必要書類 

ロードサービスに加入する際は、以下のような書類が必要です。 

 

 

必要書類 

本人確認書類(運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど) 

クレジットカード 

車検証 

 

必要書類は、サービス会社により異なりますが、本人確認書類は必須でしょう。 

 

加入に関わる費用は、クレジットカード決済できるサービス会社もあれば、 

 

振込での対応してくれるサービス会社もあります。 

 

車検証は、自動車保険のロードサービスに加入する際は、 

 

補償の対象が車ですので、用意しなければなりません。 

 

申し込み手続きは、各サービス会社のウェブサイトから申し込むか、 

 

申込用紙を郵送してもらい、必要事項を記入の上、返送して手続きが完了します。 

 

 

サービスが適用されないケース 

ロードサービスでは、すべての車両を解決してくれるわけではありません。 

 

一例として以下のような場合は、ロードサービスの適用にはならない場合がありますのでご注意ください。 

 

 

ロードサービス適用外となる可能性がある内容 

ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの交換(その逆も含む) 

パワーウインドウの開閉トラブル 

エアコンに関するトラブル 

バッテリーの充電作業 

鍵の紛失による開錠 

ローダウン車・エアロパーツ装着車のタイヤ交換作業 

道路外でのタイヤの滑り 

自動車保険のロードサービスの場合、契約車両以外の車両 

 

車両トラブルが発生した場合は、まずサービス会社に連絡し、応急措置の対応が可能か問い合わせてみましょう。 

 

 

 

ロードサービスの利用料金と費用比較 

ロードサービス 利用料金 費用 比較

 

ロードサービスの利用料金と費用比較についてご紹介します。 

 

 

無料で利用できる場合の条件 

ロードサービスは、ロードサービスに加入していれば無料で利用できるものがほとんどです。 

 

ここでは、JAFと自動車保険の無料で利用できる場合の条件についてみていきましょう。 

 

JAFのロードサービスの無料条件

JAFの無料条件は、以下の通りです。 

 

 

無料の内容 

バッテリー上がり 

タイヤパンク 

キー閉じ込み 

燃料切れ 

事故時・故障時のけん引作業 

自然災害が起因した事故・故障 

雪道・ぬかるみからの引き上げ 

 

上記の条件の中でも、車両のけん引が15km以上超える、

 

事故車の処理・転落時の引き揚げ作業、補給するガソリン代などは有料となります。 

 

自動車保険のロードサービスの無料条件

自動車保険のロードサービスの無料条件は、保険会社やプランによって異なります。 

 

例えばチューリッヒ保険ではスーパー自動車保険の契約者ロードサービスが無料です。 

 

また、SBI損保では、事故や故障で自力走行できない場合は、距離制限なしでのレッカー移動が無料となっています。 

 

このように、無料条件は保険会社やプランによって異なるのです。 

 

 

オプションやプランごとの料金体系 

ロードサービスのオプションやプランごとの料金体系についてみていきましょう。 

 

 

JAF 

自動車保険 

バッテリー上がり 

会員:無料 

非会員:21,700円 

会員:無料の場合あり 

非会員:約20,000円 

パンク 

会員:無料 

非会員:25,630円 

会員:無料の場合あり 

非会員:20,000円 

キー閉じこみ 

会員:無料 

非会員:25,630円 

会員:無料の場合あり 

非会員:20,000円 

燃料切れ 

会員:無料 

非会員:32,610円 

会員:無料の場合あり 

非会員:燃料費による 

故障車けん引 

会員:15kmまで無料 

非会員:27,700円~ 

会員:距離による 

非会員:距離による 

 

JAF・自動車保険ロードサービスともに、加入者であれば基本的には無料ですが、非会員の場合は有料になります。 

 

 

追加費用が発生するケース 

ロードサービスで追加費用が発生するケースは、移動距離、時間帯、サービス内容などによって異なります。 

 

例えば事故車・不動車をけん引・運搬する際に、長距離の移動となると追加料金が発生します。 

 

また、ロードサービスの時間帯が夜間であったり、高速道路でサービスを受ける際は、追加費用が発生するのです。 

 

 

安価で利用できるロードサービスを探す方法 

安価で利用できるロードサービスを探す方法として、ネットを使うのは有力でしょう。 

 

例えば、【2025年】自動車保険のロードサービス オリコン顧客満足度ランキングでは、

 

保険料の安い順のランキングがありますので、参考にすることが可能です。 

 

 

コストパフォーマンスの良いサービス選び 

ロードサービスのコストパフォーマンスは、料金プランや付帯している保険などにより異なります。 

 

コストパフォーマンスが良いロードサービスは、

 

年会費を納めると何度でも基本的なサービスが無料で受けられるものをいいます。 

 

車両トラブルが多いほど、ロードサービスを利用する機会が多いですので、コストパフォーマンスはあがります。 

 

 

 

おすすめのロードサービス会社3選 

おすすめ ロードサービス会社

 

おすすめのロードサービス会社には、以下のようなものがあります。 

 

 

東京海上日動「トータルアシスト自動車保険」

東京海上日動「トータルアシスト自動車保険」の特徴は、以下の通りです。 

 

車両搬送・応急対応・レンタカー費用等補償特約(15日)がある 

ロードアシストが自動セットでついてくる 

レンタカー等諸費用アシストが自動セットされている 

 

東京海上日動「トータルアシスト自動車保険」は、 

 

ロードアシストやレンタカー等諸費用アシストが付帯しており、 

 

車両搬送費用やレンタカー費用などが、原則無料で受けられます。 

 

 

ソニー損保「ソニー損保の自動車保険」

ソニー損保「ソニー損保の自動車保険」の特徴は、以下の通りです。 

 

応急作業サポートは作業時間に制限なく対応 

ソニー損保指定の修理工場の場合は距離制限なくレッカー無料 

1事故1担当者+チームサポート制を採用 

 

ソニー損保の「ソニー損保の自動車保険」は、バッテリー上がり、キー閉じ込み、 

 

パンク時のスペアタイヤ交換、ガス欠対応が作業時間に制限なく対応してくれます。 

 

 

損保ジャパン「THEクルマの保険」

損保ジャパン「THEクルマの保険」の特徴は、以下の通りです。 

 

車が事故・故障などの走行不能時は、保険金支払限度額15万円までお支払い 

車が事故・故障などの走行不能時は、宿泊費1万円、移動費用2万円を上限に支給 

損保ジャパン指定の修理工場の場合は距離制限なくレッカー無料 

 

損保ジャパン「THEクルマの保険」は、バッテリー上がり、キー閉じ込み、 

 

パンク時のスペアタイヤ交換、脱輪時のクレーン作業、 

 

ガス欠対応が作業時間に制限なく対応してくれます。 

 

 

自動車保険に付帯するロードサービスの選び方 

自動車保険 ロードサービス 選び方

 

自動車保険に付帯するロードサービスの選び方についてみていきましょう。 

 

 

保険会社ごとのロードサービス内容比較 

保険会社ごとのロードサービス内容の比較についてご紹介します。 

 

故障・トラブル対応

パンク、ガス欠など、ロードサービス会社によってトラブル対応の内容が異なります。 

 

トラブル時にどのような対応をしてくれるのか比較しましょう。 

 

レッカー移動対応

事故・故障時に自走できない状況になった際、 

 

レッカー移動してもらわなければなりません。 

 

その際、有料なのか無料なのかを確認しておく必要があります。 

 

宿泊費・交通費対応

遠方で車が自走できなくなった場合は、現地に宿泊せざるを得なくなります。 

 

また宿泊地までの交通費を含めて、上限金額がいくらかを確認しておきましょう。 

 

 

加入時に確認すべきポイント 

ロードサービスに加入時には、保険料を確認することはもちろんですが、 

 

保険料相応のサービス内容なのかを確認しなければなりません。 

 

ロードサービスは、車が動かなくなったときの修理対応だけでなく、

 

前述のように宿泊費・交通費など、さまざまなサービスがありますので、

 

ロードサービスの内容を十分に確認した上で加入しましょう。 

 

 

特約やプランごとの違いを理解する 

ロードサービスの特約とは、自動車保険に付帯するもので、 

 

事故・故障などで走行できなくなった 

 

車のレッカー費用や応急処置費用を補償するものです。 

 

ロードサービス会社によって補償の限度額が異なりますので、 

 

違いを比較する必要があります。 

 

また、ロードサービス会社によっては、 

 

ロードサービスを利用しても等級が下がらないところもありますので、 

 

色々と比較してみてください。 

 

 

長期利用を考慮した選び方 

ロードサービスを長期利用する場合、 

 

保険期間内であれば回数制限なく利用できるものを選ぶとお得です。 

 

ロードサービス会社によって回数制限がないものは異なりますので、 

 

複数のロードサービス会社と比較してみましょう。 

 

JAFでは、JAF会員であれば期間内にロードサービスを何度利用しても原則無料です。 

 

 

ロードサービス付き保険のお得な選び方 

ロードサービス付き保険をお得に選ぶためには、料金の安さに執着せず、 

 

保険やロードサービスの内容についても注視しなければなりません。 

 

本記事でもお示ししたように、レッカー移動サービスは何キロまで無料か、 

 

帰宅・宿泊サポートはあるのかなど、 

 

複数の保険会社と比較しながら、自身にとって「お得」な保険を選んでください。 

 

 

 

まとめ 

ロードサービスの料金と、業者の選び方、利用条件について、 

 

ご理解深まりましたでしょうか。 

 

一般に、ロードサービスと聞くとJAFが出てきますが、 

 

国内にはさまざまなロードサービス会社があり、 

 

自動車保険会社もロードサービスを付帯させています。 

 

サービス内容や料金はさまざまでしたので、詳細は記事をお読みください。 

 

本記事を参考に、あなたに合ったロードサービス会社を選んでみてはいかがでしょうか。