車に装着されているエンブレムは、基本的に社名や車種を示しています。
エンブレムの中には、お目にかかることができない珍しいエンブレムもあります。
本記事では、国産車・外国車のエンブレムや、
なかなかお目にかかれない珍しいエンブレムについて、詳しく解説します。
国産車(日本の車)のエンブレム9つ
国産車のエンブレムには、どのようなものがあるのかみていきましょう。
社名 |
概要 |
トヨタ |
・小さい2つの楕円はトヨタの「T」とステアリングホイールを意味する ・大きな楕円はトヨタを取り巻く世界を象徴している |
レクサス |
・レクサスの頭文字「L」の文字をモチーフとしたマーク ・ラグジュアリーの意味もある |
日産 |
・EVアリアの発表時に公開、ノートから採用された ・小さい字を判別しやすいようシンプルな仕様となった |
ホンダ |
・ホンダの頭文字である「H」の文字をモチーフとしたエンブレム ・Type-Rは赤地のHマークがつけられている |
スバル |
・六連星とも呼ばれるおうし座のプレアデス星団こと昴がモチーフ ・スバルの前身の富士重工業が発足時、5社が1社になったデザイン |
ダイハツ |
・ダイハツの頭文字である「D」の文字をモチーフとしたエンブレム ・モデルによってデザインに多少の変更がある |
スズキ |
・スズキの頭文字である「S」の文字をモチーフとしたエンブレム ・その他の製品にもつけられているエンブレム |
マツダ |
・マツダの頭文字である「M」の文字がモチーフ ・未来に向けて羽ばたく羽根であることも意味している |
三菱 |
・メルセデス・ベンツのスリーポインテッドスターとは別物 ・三菱グループ全体の創業者一族である岩崎家の家紋が原型 |
国産車には複数のメーカーがありますが、それぞれのメーカーで特徴のあるエンブレムを有しています。
外国車のエンブレム9つ
続いて、外国車のエンブレムについてみていきましょう。
社名 |
概要 |
メルセデス・ベンツ (ドイツ) |
100年近く前から受け継がれているスリーポインテッドスター |
BMW (ドイツ) |
バイエルン州の旗の色やプロペラがデザインとなった説がある |
フォルクスワーゲン (ドイツ) |
「Volks」 +「Wagen」の頭文字を表現したデザイン |
アウディ (ドイツ) |
4つの輪は、アウディを支える4つの企業の団結を示す |
ミニ (ドイツ) |
イギリス・ローバーからBMWが受け継いだ高級小型車 |
ポルシェ (ドイツ) |
中央の馬と盾型が印象的なエンブレム |
ボルボ (スウェーデン) |
スウェーデン生まれの頑強なボルボのエンブレムは鉄が起源 |
プジョー (フランス) |
ライオンBがシンボルとなっている |
ランドローバー (イギリス) |
緑色のバックにメーカー名が書かれたエンブレム |
国産車と同様に、外国車のエンブレムも、それぞれ歴史があることが分かります。
今やなかなかお目にかかれない?!珍しいエンブレム5つ
現在、ユーザーが多いメーカーのエンブレムはよく見かけますが、
中にはお目にかかれないエンブレムもあります。
ここでは、なかなかお目にかかれない珍しいエンブレムについてご紹介します。
トヨタ
現在の車と過去の車に装着されているエンブレムにも変化が見られます。
例えば、トヨタのエンブレムは、過去に装着されていたものと、
現在の車に装着されているエンブレムを比較すると、
現在のエンブレムのほうがエンブレムサイズが大きくなっています。
またエンブレムの太さが、現在の車のほうが太くなっていることから、
存在感が増していることも分かるのです。
つまり、過去の車に装着されているエンブレムは、廃車が進んでいくほど、
お目にかかれない珍しいエンブレムとなります。
日産
日産でも、2001年から使用されていたエンブレムが、
2020年に刷新されたものが使用されるようになりました。
このように、社名のエンブレムは変更されることがあり、
変更前のエンブレムはどんどん見かけなくなり、珍しくなってくるのです。
光岡自動車
光岡自動車の車は、街なかで走っているのを見かけないように、
国産車の中でもユーザーが極めて少ないメーカーです。
紀元前から存在した人力車をかたどったエンブレムは、
なかなかお目にかかることはできません。
キャデラック
フランスの探検家で、デトロイトシティの築くことに貢献した
アントワーヌ・デ・ラ・モース・キャデラックの家紋が描かれたエンブレム。
アメリカの高級車として日本に流通していますが、メルセデスベンツのように、
輸入車の主流とはなっていなことから、なかなかお目にかかることはないでしょう。
ベントレー
イギリスの高級車メーカーのベントレー。
日本での販売台数は、年間で700台を超えることが珍しく、
日常ではまず見かけない珍しいエンブレムといえるでしょう。
まとめ
国産車・外国車のエンブレムや、
なかなかお目にかかれない珍しいエンブレムについて、ご理解深まりましたでしょうか。
車のエンブレムにはたくさんの歴史が詰まっており、
意味を調べると様々な背景があることが分かりました。
エンブレムの中には、なかなかお目にかかれない珍しいエンブレムもありますので、
街なかでエンブレムを見てみると、意外に楽しい面もあります。
運転ドットコムでは下記の記事のように、
トラックに関係する記事も豊富に要していますので、合わせて参考になさってください。
本記事を参考に、エンブレムについて知っていただければ幸いです。