教習指導員の仕事内容とは?1日の流れやおすすめの点を紹介

本記事では教習指導員の仕事内容や1日の流れ、向いている方について、未経験者や転職を考えている方に向けて解説します。
教習指導員に興味がある方や、転職をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
 

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教習指導員の仕事内容

教習指導員の仕事内容は以下の3つとされています。
・自動車に同乗して教習生を指導する技能教習

・教室で交通法規などに関する事項の説明をする学科教習

・教習の準備を行ったり、デスクワークとして事務的な仕事

以下では、それぞれについて順番に紹介します。
 

技能教習

技能教習は、教習指導員が教習生の自動車に同乗して教習することです。
教習指導員が自身の運転を見せるなどして教習生の運転技術の向上を目指し、運転操作や安全運転の方法を指導しましょう。
指導する中で教習生の個々の状況やニーズ、能力に応じてアドバイスが必要なため、コミュニケーション力や忍耐力が求められます。
また、仮免許取得後の一般道路での教習では、特に運転中の危険な状況に対処できる判断力や技術が求められます。
技能教習は、教習生が運転免許取得のために必要な技術を身につけるための重要なプロセスであり、教習指導員の役割が大変重要です。
 

学科教習

学科教習では座学で交通法規や運転マナー、安全運転に関して指導します。
教習指導員は、法律や道路交通情報を正確に伝え、教習生が理解しやすいように説明することが求められます。
そのため、教習当初は専門用語はなるべく避け、分かりやすい言葉や図解を用いて、講義を進めましょう。
また学科教習では、一方的な指導になりがちです。
教習生に対して質問や意見交換の機会を提供し、積極的な学びの環境を作ることが大切です。
 

業務報告書作成

教習生の指導に加え、教習指導員は、教習の準備やデスクワークなどの事務的な業務も行います。
これらの業務は円滑な教習運営に関連する重要な業務です。
例えば、以下3つの業務が挙げられます。
 

教習生のスケジュール調整・進捗管理

教習生のスケジュール調整や進捗管理を行います。
教習生の都合や教習所のキャパシティに合わせて、効率的なスケジューリングを行い、教習生が適切なタイミングで学科教習や技能教習を受けられるように調整します。
 

教材や教習用の自動車の準備・メンテナンス

教材や教習用の自動車の準備・メンテナンスも重要な仕事です。
例えば、学科教習で使用するテキストや資料、技能教習で使用する教習車の状態確認や整備などが含まれます。
教材が適切に整備されていることで、教習生はスムーズに学習を進めることができます。
 

教習所運営・法令遵守

時には教習所の運営やマーケティング活動、法令遵守に関する事項も扱います。
具体的には教習所の広告やウェブサイトの更新、顧客対応や問い合わせ対応などが挙げられます。
また、運転免許法や道路交通法などの法令を遵守し、教習所が適切な運営を続けられるようにすることも重要な業務です。
 

教習所指導員の1日の流れ

教職指導員 1日の流れ

教習所指導員の1日の流れの例はこちらです。

・9:00 出社、朝礼と業務引継ぎ

・10:00~12:50 午前中の教習

・12:50~13:30 お昼休憩

・13:30~16:20 午後の教習

・16:20~17:00 デスクワーク

・17:00 退社

教習は技能教習、学科教習とも50分が基本で、その間に10分など小休憩が挟まることが多いです。
教習を担当していない時間は車の整備・点検や各種デスクワークなどを行います。
自動車学校や教習所が混む2月〜3月、8月〜9月は担当する教習の数や残業時間が増える可能性がございます。
 

教習指導員の仕事が向いている人

教職指導員 向いている人 向いていない人

教習指導員はどのような人が向いているのでしょうか?本チャプターでは教習指導員の仕事に向いている人の特徴を5つ紹介します。
 

車を運転することが好きな人

運転が好きであれば、教習生に運転の楽しさや興味を伝えることができ、彼らのモチベーション向上に効果的です。
また、運転が好きな人は、自然と運転技術が高くなることが多く、自動車の構造や原理などを踏まえて教習生に的確なアドバイスができます。
さらに、運転を楽しんでいる姿勢が教習生に伝わることで、彼らも運転に対する興味や意欲を高めることができるため向いていると言えるでしょう。
 

人とコミュニケーションを取ることが好きな人

教習指導員は、教習生の個々のニーズや状況に応じた指導が必要なため、コミュニケーション力が非常に重要です。
教習生とのコミュニケーションを通じて、彼らの理解度や不安を把握し、適切なサポートを提供できる人が向いています。
また、教習当初は初めての運転で緊張しているため、時にはリラックスできるような会話を心がけましょう。
さらに、教習生からの質問や悩みに対して、適切なアドバイスや解決策を提案できる能力も重要です。
 

人に物事を教えることが得意な人

人に物事を教えるのが得意な人や教育に興味がある人も教習指導員に向いていると言えるでしょう。
教育に熱心な方はどうすれば教習生が楽しくかつ理解度を高められるかを考えることができるため、教習所からも重要な人材として重宝されます。
指導方法が上手で教習生から人気が出るとキャリアアップや報酬の向上に繋がります。
 

判断力が優れている人

判断力や集中力、注意力などに優れている人も教習指導員に向いています。
特に技能教習は、まだ運転に不慣れな教習生を乗せて走るため、時には注意が必要だったり危険な場面に出会ったりするでしょう。
そのようなときに、場に応じた適切な判断を行うこと、また常に集中して教習生に危険が及ぶような事態が生じないか注意することが重要です。
 

交通ルールを遵守している人

教習指導員には、交通ルールや安全運転に関心があることが重要です。
適切な知識と理解を持つことで、場面に応じて教習生に正確な情報を伝え、安全意識を高めることができます。
また、自分自身がルールや安全運転に熱心であれば、その姿勢が教習生に伝わり、説得力のある講習を実現できるでしょう。
 

まとめ

今回は自動車教習所の教習指導員の仕事内容を解説しました。
教習指導員の仕事は、技能教習と学科教習を中心としつつ、それらの教習をサポートするために必要な関連業務です。
時には仕事のきつさも感じられる内容ですが、教習生の成長を直近で見ることができ、やりがいも大きい仕事です。
この記事の内容を参考に、教習指導員の仕事に興味を持ち、また適性があると思ったら、さらに詳しく教習指導員について調べてみましょう。
 

 

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