バス運転手になりたい方へ!事前に確認しておくことや必要免許、体験談も紹介

バス運転手 なりたい方

バス運転手になりたい方は、どのような免許が必要なのか、 

 

雇用形態や給与、休日など、知りたいことがたくさんあるのではないでしょうか。 

 

またバス運転手になるメリット・デメリットや、 

 

実際に働いている方の体験談が知れると、 

 

より現実的に就職について考えられるものです。 

 

本記事では、バス運転手になりたい方へ、さまざまな情報を詳しく解説します。 

 

バス運転手の求人情報はこちら

 

 

バス運転手になりたい場合に確認しておくこと

バス運転手 確認事項

 

バス運転手になりたい場合に、バス会社の採用面接を受けることになりますが、 

 

そのときに確認しておくことについてご紹介します。 

 

以下のことを確認した上で就職することで、 

 

働きやすさを感じながらバス運転手を勤めることができるでしょう。 

 

 

バス運転手の雇用形態は?

バス運転手の雇用形態は、正規雇用である正社員や、 

 

非正規雇用である契約社員、パート・アルバイトなどさまざまです。 

 

正規雇用は無期雇用、非正規雇用は有期雇用ですので、 

 

正規雇用のほうが安定した収入を得ることができます。 

 

また賞与(ボーナス)についても、非正規雇用より正規雇用のほうが高いです。 

 

 

バス運転手の給与は?

株式会社カカクコム・求人ボックス「バス運転手の仕事の年収・時給・給料」によると、 

 

正規雇用のバス運転手の平均年収は440万円となっています。 

 

非正規雇用のバス運転手の平均時給は1,111円、派遣社員の平均時給は1,381円です。 

 

日本の平均年収が461万円ですので、 

 

バス運転手の平均年収は日本の平均年収より低いことがわかります 

(出典:国税庁「平均給与」)。 

 

給与については、以下の運転ドットコムの記事にも記載していますので参考になさってください。 

 

観光バス運転手の平均年収はどれくらい?給料の上げ方やボーナスについてご紹介

 

夜行・高速バス運転手の平均年収はどれくらい?給料の上げ方やボーナスについてご紹介

 

 

バス運転手の休日は?

バス運転手は4日連続で勤務して1日休みなどといったように勤務日が変則的になることが多いです。

 

お客様の大切な命を預かる仕事ですので、 

 

体への負担が大きくかからないようにシフトが組まれます。 

 

以下は、各バス運転手の休日の一例です。 

 

路線バス 

4~6日連続出勤のあと1~2日間休日 

高速バス 

2~4日連続出勤のあと1~2日間休日 

観光バス 

3~4日連続出勤のあと1~2日間休日 

送迎バス 

3~4日連続出勤のあと1~2日間休日 

 

 

バス運転手の勤務時間は?

上記でそれぞれのバス運転手の休日についてご紹介しました。 

 

では出勤した際はおおよそどれくらいの時間で働いているのでしょうか。 

 

以下は、各バス運転手の拘束時間の一例です。 

 

路線バス 

1日あたり8~15時間程度 

高速バス 

1日あたり7~14時間程度 

観光バス 

1日あたり10~14時間程度 

送迎バス 

1日あたり11~15時間程度 

 

路線バス運転手は、早朝出勤の日もありますが、 

 

早出の日は昼過ぎで業務が終わるようなシフトが組まれます。 

 

拘束時間が長い日は、中休みが入ることが多いです。 

 

高速バス運転手は、近距離の場合は決められた区間を1日1往復し、 

 

その勤務が2~3日連続することがあります。 

 

目的地で宿泊をともなう長距離バスや夜行バスの場合、 

 

1日目に目的地で宿泊し、2日目に出発地に戻ってきた後、 

 

翌日が休日をいうケースが一般的です。 

 

観光バス運転手は、定期観光バスの場合は1日の勤務となりますが、 

 

ツアーや団体旅行で宿泊をともなう勤務もあります。 

 

受注する業務によってバス運転手のシフトも変動します。 

 

送迎バス運転手は、駅から企業・学校等へ送迎するため、 

 

実際に運転するのは朝夕がメインです。 

 

昼間は運転しないことが多いですし、2週間に1回は連休があるなど、 

 

働く日と休みの日のメリハリがついていることがうかがえます。 

 

 

 

バス運転手になるために必要な資格・免許について

バス運転手 必要な資格 免許

 

バス運転手になるために必要な資格・免許として「大型二種免許」が挙げられます。 

 

乗員が11名以上の車両を運転する場合に「大型免許」が必要です。 

 

またバスはお客様から料金を徴収して(=有償)運行するため、 

 

二種免許が必要となります。 

 

大型二種免許を取得するためには、以下の条件をクリアしておかなければなりません。 

 

年齢 

・満21歳以上 

視力 

・視力が両眼0.8以上、片眼0.5以上(眼鏡・コンタクトレンズ等、矯正した状 

 態も可) 

・距離感が正確に見極められるかの「深視力」の平均誤差が2cm以内である 

 こと 

・赤・青・黄の識別ができること 

聴力 

・10m離れた状態で90dBの音が聞こえていること(補聴器装着状態も可) 

免許 

・普通自動車運転免許、準中型自動車運転免許、中型自動車運転免許、大型 

 特殊免許して3年以上経過している 

・満19歳以上の場合、自動車運転免許を取得して1年以上経過し、特例教習 

 を終えている 

 (特例教習受講後は大型免許取得のためのカリキュラムを受講・合格する必 

 要あり) 

その他 

・自動車を運転する際に障害を及ぼす身体障害がないこと 

 

上記の表の「免許」にあるように、大型二種免許を取得する前に、 

 

免許を取得して3年以上経過している必要があります。 

 

つまり何の免許をもっていない状態では、大型二種免許を取得することはできません、 

 

 

 

バス運転手になるメリット・デメリット

バス運転手 メリット デメリット

 

バス運転手になる前にメリット・デメリットを知っておくことが大切です。 

 

ここでは実際にバス運転手となった際に、 

 

どのようなメリット・デメリットがあるのかみていきます。 

 

 

バス運転手になるメリット

まずはメリットについてみていきましょう。 

 

メリット①リストラされる可能性が低い

バス業界では慢性的な人手不足が続いていますので、 

 

勤務に問題がない限り、リストラされる可能性は低いです。 

 

一度就職すると貴重な人材として、退職となるまで働くことができるでしょう。 

 

メリット②1人で業務を行なうことができる

バス運転手は1人で業務を行なうため、 

 

チームワークが苦手な人でも円滑に仕事することが可能です。 

 

またバス運転手はオフィスワークではないため、 

 

他の社員や上司を気にすることなく、業務を進めることができます。 

 

メリット③さまざまな手当がある

バス運転手には無事故手当、優良運転手手当、深夜手当など、 

 

さまざまな手当があります。 

 

手当の支給が増えると、収入アップにつなげることも可能です。 

 

 

バス運転手になるデメリット

続いて、デメリットについてみていきます。 

 

デメリット①長時間勤務になる

前述のように、バス運転手の種類によっては長時間勤務になることがあります。 

 

また交通渋滞に巻き込まれると、決められた勤務時間を過ぎることもあるでしょう。 

 

そうなるとどうしても長時間勤務になってしまいます。 

 

デメリット②事故が自分の責任になる

業務中にバスで事故を起こすと、警察による現場検証に対応したり、 

 

第三者をケガ・死亡させると、その責任を問われます。 

 

日常から安全運転を心がけながら業務にあたらなければなりません。 

 

デメリット③横柄なお客様にも真摯な対応が必要

お客様の中には横柄な態度の方や、クレームを言ってくる方もいらっしゃいます。 

 

そのようなお客様に対しても真摯に対応しなければなりません、 

 

 

 

バス運転手に聞いた体験談を紹介

バス運転手 体験談

 

最後に、実際にバス運転手をしている方の体験談をご紹介します。 

 

 

~体験談①~Yさん・63歳男性・勤務歴:7年

Yさんは56歳のときにバス運転手として就職しましたが、 

 

その背景には小さいときからバス運転手に憧れていたという背景がありました。 

 

以前の警察官から転職ですが、 

 

バス運転手は直接お客様から感謝の言葉がいただけることに 

 

やりがいを感じているとのことです。 

 

夜行バスで休憩するサービスエリアに到着した際、 

 

お客様が誰一人降りてこないときは、自身の運転のうまさを自負しているそうです。 

 


~体験談②~Aさん・50代男性・勤務歴:25年

Aさんは50代に入り、ベテランとよばれる年代になった今も、 

 

バス運転手として活躍しています。 

 

長年勤めることができたのは、日頃のお客様の感謝の言葉もそうですが、 

 

プライベートではストレスをためないように 

 

リフレッシュしながら勤務を続けているとのことです。 

 

 

 

まとめ

バス運転手になりたい方へ、さまざまな情報を詳しく解説してきましたが、 

 

いかがだったでしょうか。 

 

バス運転手になるために必要な免許や資格だけでなく、 

 

バス運転手の勤務形態についても理解が深まったことと思います。 

 

本記事を参考に、バス運転手を目指してみてはいかがでしょうか。