バス運転手になりたい方へ!詳しい仕事内容や必要資格、求人の探し方・選び方も解説

バス運転手 なりたい方
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ドライバー業界では、慢性的な人手不足が続いていますが、 バス運転手の人手不足も深刻です。

 

言い換えると、バス運転手を目指すことで、 新しい仕事生活をスタートさせることができます。

 

では、バス運転手になるには、どのように仕事探しをすればいいのでしょうか。

 

本記事では、バス運転手の仕事内容や必要資格、 求人の探し方・選び方について、詳しく解説します。

 

バス運転手の求人情報はこちら

 

 

バス運転手の仕事内容を詳しく知ろう

バス運転手 仕事内容

 

バス運転手の仕事内容は。バスを運転することはもちろんのこと、

 

乗降客の介助、運行管理、車両点検などを行ないます。

 

バス運転手の仕事内容の詳細は、

 

運転ドットコムの下記の記事も役に立ちますので、 合わせて参考になさってください。

 

バス運転手の4つの仕事内容を紹介!一日の流れや必要免許、体験談まで

 

バス運転手の一日の流れ

バス運転手の一日の流れは、以下の通りです。

 

項目 

内容 

出勤 

営業所に出勤し、制服に着替える 

アルコールチェック 

運行管理者立ち会いのもと、アルコール検査を受ける 

車両点検 

担当するバスのエンジンルーム、タイヤなど決められた項目を点検する 

始業点呼 

運行管理者と対面で、健康状態や運行指示、道路状況の確認を行なう 

乗務準備 

ICカードや金庫などを準備し、バスに乗車 

乗務開始 

始業点呼で確認した内容に基づき、運行を開始する 

休憩 

運転の合間に休憩を取る 

乗務終了 

営業所に帰庫する 

終業点呼 

運行管理者と対面で、運行状況や車両異常、トラブルなどを報告する 

退勤 

運行管理者へ報告後、着替えて退勤する 

 

 

 

バス運転手になりたい場合に確認しておくこと

バス運転手 確認事項

 

バス運転手になりたい場合に、バス会社の採用面接を受けることになりますが、 

 

そのときに確認しておくことについてご紹介します。 

 

以下のことを確認した上で就職することで、 

 

働きやすさを感じながらバス運転手を勤めることができるでしょう。 

 

 

バス運転手の雇用形態は?

バス運転手の雇用形態は、正規雇用である正社員や、 

 

非正規雇用である契約社員、パート・アルバイトなどさまざまです。 

 

正規雇用は無期雇用、非正規雇用は有期雇用ですので、 

 

正規雇用のほうが安定した収入を得ることができます。 

 

また賞与(ボーナス)についても、非正規雇用より正規雇用のほうが高いです。 

 

 

バス運転手の給与は?

株式会社カカクコム・求人ボックス「バス運転手の仕事の年収・時給・給料」によると、 

 

正規雇用のバス運転手の平均年収は440万円となっています。 

 

非正規雇用のバス運転手の平均時給は1,111円、派遣社員の平均時給は1,381円です。 

 

日本の平均年収が461万円ですので、 

 

バス運転手の平均年収は日本の平均年収より低いことがわかります 

(出典:国税庁「平均給与」)。 

 

給与については、以下の運転ドットコムの記事にも記載していますので参考になさってください。 

 

観光バス運転手の平均年収はどれくらい?給料の上げ方やボーナスについてご紹介

 

夜行・高速バス運転手の平均年収はどれくらい?給料の上げ方やボーナスについてご紹介

 

 

バス運転手の休日は?

バス運転手は4日連続で勤務して1日休みなどといったように勤務日が変則的になることが多いです。

 

お客様の大切な命を預かる仕事ですので、 

 

体への負担が大きくかからないようにシフトが組まれます。 

 

以下は、各バス運転手の休日の一例です。 

 

路線バス 

4~6日連続出勤のあと1~2日間休日 

高速バス 

2~4日連続出勤のあと1~2日間休日 

観光バス 

3~4日連続出勤のあと1~2日間休日 

送迎バス 

3~4日連続出勤のあと1~2日間休日 

 

 

バス運転手の勤務時間は?

上記でそれぞれのバス運転手の休日についてご紹介しました。 

 

では出勤した際はおおよそどれくらいの時間で働いているのでしょうか。 

 

以下は、各バス運転手の拘束時間の一例です。 

 

路線バス 

1日あたり8~15時間程度 

高速バス 

1日あたり7~14時間程度 

観光バス 

1日あたり10~14時間程度 

送迎バス 

1日あたり11~15時間程度 

 

路線バス運転手は、早朝出勤の日もありますが、 

 

早出の日は昼過ぎで業務が終わるようなシフトが組まれます。 

 

拘束時間が長い日は、中休みが入ることが多いです。 

 

高速バス運転手は、近距離の場合は決められた区間を1日1往復し、 

 

その勤務が2~3日連続することがあります。 

 

目的地で宿泊をともなう長距離バスや夜行バスの場合、 

 

1日目に目的地で宿泊し、2日目に出発地に戻ってきた後、 

 

翌日が休日をいうケースが一般的です。 

 

観光バス運転手は、定期観光バスの場合は1日の勤務となりますが、 

 

ツアーや団体旅行で宿泊をともなう勤務もあります。 

 

受注する業務によってバス運転手のシフトも変動します。 

 

送迎バス運転手は、駅から企業・学校等へ送迎するため、 

 

実際に運転するのは朝夕がメインです。 

 

昼間は運転しないことが多いですし、2週間に1回は連休があるなど、 

 

働く日と休みの日のメリハリがついていることがうかがえます。 

 

 

 

バス運転手になるための基本的なステップ

バス運転手 基本ステップ

 

バス運転手になるための基本的なステップについてみていきましょう。

 

 

大型2種免許の取得

バス運転手になるには、大型2種免許を取得しなければなりません。

 

大型2種免許を取得するためには、普通自動車免許(MT)を3年以上経過していることが基本条件です。

 

大型2種免許が取得できる教習所に通い、大型2種免許取得しましょう。

 

 

バス会社への就職

大型2種免許を取得すれば、会社へ就職します。

 

面接、適性試験、運転技能試験などが実施されますので、それをクリアすればバス会社に就職可能です。

 

 

研修

バス会社に入社後は、接客、運転技術、コース、地理などを学ぶ研修を受けましょう。

 

 

業務開始

上記の流れをクリアすれば、業務開始です。

 

 

 

バス運転手になるために必要な資格・免許について

バス運転手 必要な資格 免許

 

バス運転手になるために必要な資格・免許として「大型二種免許」が挙げられます。 

 

乗員が11名以上の車両を運転する場合に「大型免許」が必要です。 

 

またバスはお客様から料金を徴収して(=有償)運行するため、 

 

二種免許が必要となります。 

 

大型二種免許を取得するためには、以下の条件をクリアしておかなければなりません。 

 

年齢 

・満21歳以上 

視力 

・視力が両眼0.8以上、片眼0.5以上(眼鏡・コンタクトレンズ等、矯正した状 

 態も可) 

・距離感が正確に見極められるかの「深視力」の平均誤差が2cm以内である 

 こと 

・赤・青・黄の識別ができること 

聴力 

・10m離れた状態で90dBの音が聞こえていること(補聴器装着状態も可) 

免許 

・普通自動車運転免許、準中型自動車運転免許、中型自動車運転免許、大型 

 特殊免許して3年以上経過している 

・満19歳以上の場合、自動車運転免許を取得して1年以上経過し、特例教習 

 を終えている 

 (特例教習受講後は大型免許取得のためのカリキュラムを受講・合格する必 

 要あり) 

その他 

・自動車を運転する際に障害を及ぼす身体障害がないこと 

 

上記の表の「免許」にあるように、大型二種免許を取得する前に、 

 

免許を取得して3年以上経過している必要があります。 

 

つまり何の免許をもっていない状態では、大型二種免許を取得することはできません、 

 

 

 

バス運転手になるメリット・デメリット

バス運転手 メリット デメリット

 

バス運転手になる前にメリット・デメリットを知っておくことが大切です。 

 

ここでは実際にバス運転手となった際に、 

 

どのようなメリット・デメリットがあるのかみていきます。 

 

 

バス運転手になるメリット

まずはメリットについてみていきましょう。 

 

メリット①リストラされる可能性が低い

バス業界では慢性的な人手不足が続いていますので、 

 

勤務に問題がない限り、リストラされる可能性は低いです。 

 

一度就職すると貴重な人材として、退職となるまで働くことができるでしょう。 

 

メリット②1人で業務を行なうことができる

バス運転手は1人で業務を行なうため、 

 

チームワークが苦手な人でも円滑に仕事することが可能です。 

 

またバス運転手はオフィスワークではないため、 

 

他の社員や上司を気にすることなく、業務を進めることができます。 

 

メリット③さまざまな手当がある

バス運転手には無事故手当、優良運転手手当、深夜手当など、 

 

さまざまな手当があります。 

 

手当の支給が増えると、収入アップにつなげることも可能です。 

 

 

バス運転手になるデメリット

続いて、デメリットについてみていきます。 

 

デメリット①長時間勤務になる

前述のように、バス運転手の種類によっては長時間勤務になることがあります。 

 

また交通渋滞に巻き込まれると、決められた勤務時間を過ぎることもあるでしょう。 

 

そうなるとどうしても長時間勤務になってしまいます。 

 

デメリット②事故が自分の責任になる

業務中にバスで事故を起こすと、警察による現場検証に対応したり、 

 

第三者をケガ・死亡させると、その責任を問われます。 

 

日常から安全運転を心がけながら業務にあたらなければなりません。 

 

デメリット③横柄なお客様にも真摯な対応が必要

お客様の中には横柄な態度の方や、クレームを言ってくる方もいらっしゃいます。 

 

そのようなお客様に対しても真摯に対応しなければなりません、 

 

 

 

バス運転手求人の探し方と選び方

バス運転手 仕事 探し方 選び方

 

バス運転手求人の探し方と選び方についてみていきましょう。

 

 

バス運転手求人の探し方

バス運転手の求人の探し方をご紹介します。

 

求人サイトを利用する

indeedなどの一般的な求人サイトを利用すると、 バス運転手の求人を検索することが可能です。

 

「バス運転手の達人」のようなバス運転手専門求人サイトもありますので、 参考になさってください。

 

バス会社の採用情報を利用する

各バス会社のウェブサイトにアクセスすると、 採用情報が掲載されている場合があります。

 

気になるバス会社があった場合は、 バス会社のウェブサイトにアクセスして、採用情報を確認してみてください。

 

ハローワークを利用する

各地域に設置されているハローワークではさまざまな求人を取り扱っています。

 

バス会社の求人を取り扱っている場合もありますので、 最寄りのハローワークに問い合わせてみましょう。

 

バス運転手求人の選び方

バス運転手の求人の選び方についてご紹介します。

仕事内容

バス運転手の仕事の種類には、 路線バス、高速バス、観光バス、送迎バスなどがあります。

 

自身が就きたいバス運転手の仕事の種類は、求人で十分に確認しましょう。

給与・福利厚生

給与に関しては、金額はもちろんのこと、 月給制、時給制、歩合制など会社によって大きく異なります。

 

また基本給や手当、賞与なども確認しておいてください。

 

福利厚生に関しては、社会保険、退職金、交通費、休暇制度など、 こちらも会社によって大きく異なります。

 

生活していく上で、重要な項目になりますので、十分に確認しておきましょう。

勤務地・労働時間

勤務地を確認することで、通勤時間などをつかむことができますし、

 

社宅があればその利用を検討することも可能です。

 

また、就業時間や休憩時間、時間外労働時間の確認も忘れてはなりません。

 

 

 

バス運転手に聞いた体験談を紹介

バス運転手 体験談

 

最後に、実際にバス運転手をしている方の体験談をご紹介します。 

 

 

~体験談①~Yさん・63歳男性・勤務歴:7年

Yさんは56歳のときにバス運転手として就職しましたが、 

 

その背景には小さいときからバス運転手に憧れていたという背景がありました。 

 

以前の警察官から転職ですが、 

 

バス運転手は直接お客様から感謝の言葉がいただけることに 

 

やりがいを感じているとのことです。 

 

夜行バスで休憩するサービスエリアに到着した際、 

 

お客様が誰一人降りてこないときは、自身の運転のうまさを自負しているそうです。 

 


~体験談②~Aさん・50代男性・勤務歴:25年

Aさんは50代に入り、ベテランとよばれる年代になった今も、 

 

バス運転手として活躍しています。 

 

長年勤めることができたのは、日頃のお客様の感謝の言葉もそうですが、 

 

プライベートではストレスをためないように 

 

リフレッシュしながら勤務を続けているとのことです。 

 

 

 

まとめ

バス運転手の仕事内容や必要資格、求人の探し方・選び方について、 ご理解深まりましたでしょうか。

 

バス運転手には、複数の仕事の種類がありますので、

 

まずはその種類の仕事に就きたいかを決めていきましょう。

 

バス運転手になるには、大型二種免許が必要ですので、 免許の取得も検討してみてください。

 

バス運転手になりたい方は、

 

運転ドットコムの下記の記事も役に立ちますので、 合わせて参考になさってください。

 

バス運転手になりたい方へ!詳しい仕事内容や必要資格、求人の探し方・選び方も解説

 

本記事を参考に、バス運転手を目指してみてはいかがでしょうか。