トラックドライバ―に転職する際に迷うのが、どこの運送会社に求人応募するかでしょう。
トラックドライバ―の仕事といっても、運送会社によって仕事内容が大きく異なります。
最近では、ネットで実際に運送会社で働いている人の口コミ・評判を確認することができますので、確認しておきたいものです。
本記事ではトラックドライバ―の転職で、運送会社の評判を知る方法や体験談について詳しくご紹介します。
トラックドライバーのイメージって?仕事内容とは?
トラックドライバ―の仕事内容にはどのようなものがあるかご存知でしょうか。
そもそもみなさんはトラックドライバ―にどのようなイメージをお持ちですか?
ここではトラックドライバ―のイメージや仕事内容についてご紹介します。
トラックドライバ―の仕事内容については下記にも詳細が書かれていますので、合わせてご一読ください。
大型トラック運転手の仕事内容とは?その仕事は運転手がやるべき仕事?
トラックドライバーの世間のイメージ
トラックドライバーの世間のイメージにはいいものと悪いものがあります。
ここではそれぞれのイメージの一例をご紹介します。
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上記はトラックドライバ―に対しての意見が多いですが、働き方に対してのイメージに対しては「仕事がきつそう」というものがあります。
トラックドライバ―は労働時間が長く、生活が不規則になるのが現状で
そのような環境でありながら給料が低いという印象も世間では強いです。
しかしこのような過酷な仕事のイメージを払拭するような動きが、運送業界では進められています。
例えば、2024(令和6)年4月1日からは、働き方改革関連法の改正により、
これまで厳しい制限がなかったトラックドライバ―の時間外労働時間が年960時間に制限されるといったように、
日本政府がトラックドライバ―の健康保全のために動いているのです。
またトラックドライバ―は男性の仕事というイメージが強いですが、その時代も終わりに近づいてきています。
その背景として国土交通省が「トラガール促進プロジェクト」を進めており、トラック業界への女性進出も盛んになってきているのです。
今後このような取り組みが進んでいくことで、ご紹介したようなトラックドライバ―や業界のイメージは変わっていくのではないでしょうか。
トラックドライバーの仕事内容
トラックドライバ―は、仕事内容によって使用されるトラックの種類が異なります。
まずはトラックの大きさについて比較しましょう。
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トラックの大きさについては上記の3種類ですが、トラックごとに以下のように色々な種類のトラックがあり、それぞれ特徴が異なります。
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上記のトラックを運転するためには、以下のような運転免許が必要です。
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これらの運転免許をもっていることでトラックドライバーとして仕事することができます。
トラックドライバーとして仕事の幅を広げたり、転職の際に有利になるためには、以下のような資格や免許をもっておくといいでしょう。
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このようにトラックドライバ―は多岐に渡って資格・免許をもっていることで活躍の場が広がり、給料アップにつながる可能性も高いです。
またトラックドライバ―はトラックを運転するだけが仕事ではなく、
荷積み・荷下ろしも仕事内容に含まれることがほとんどであることも知っておきましょう。
トラックドライバーの会社の評判を知る方法
トラックドライバ―を雇用している運送会社の評判はネットで知ることができます。
ネットで運送会社の評判を閲覧する場合は、書かれている内容をすべて真実と捉えるのではなく、
あくまで中立の立場で、一意見としてみることが大切です。
日本最大の会社口コミプラットフォームである「enライトハウス」は、年間5000万ユーザーが利用しています。
2011年から会社に関する正確かつ質の高い情報を収集、エン・ジャパン独自による企業研究、企業データに比較などを行なっており、
さまざまな口コミ・評判を知ることができるのです(サイト内のすべての口コミ・評判を閲覧するためには会員登録(無料)が必要)。
もし知人などで運送会社に勤務している方がいらっしゃる場合は、その方から生の声を聞くのもいいでしょう。
実際のトラックドライバーの体験談や評判は?
トラックドライバ―に転職をお考えの方は、実際にトラックドライバ―として働いている方の体験談を聞きたいものです。
ここでは実際にトラックドライバ―として働いている方、または働いたことがある方の体験談についてご紹介します。
40代・男性Hさんの転職体験談
Hさんはダイニングバーの経営をしていましたが、経営不振や体調悪化により店をたたむことになりました。
その後、ハローワークで仕事を探しているときに、運送業界は中型トラックの運転手が不足していることを聞き、
運送会社の求人を見るようになったそうです。
ある運送会社は「初心者歓迎」「中型免許所持者優遇」という記載をみて、トラックドライバ―になりました。
入植後2カ月は横乗りの仕事で、トラックドライバ―の助手として働き、荷積み・荷下ろしの手作業も手伝ったとのことです。
横乗り期間を終えて自分一人で運転するようになった頃には、力仕事にも慣れてきて、自分のペースで仕事することができました。
トラックドライバ―に転職してからはトラックの運転がうまくなり、
次の日のことを考えてお酒の量を減らすなど、健康的な生活にもなったそうです。
ダイニングバーは夜の仕事であったため家族との時間がありませんでしたが、
トラックドライバ―になってからは、家族との時間も確保できています。
Hさんにとって勤務している運送会社は自身に合っている運送会社で、自分の子どもと遊ぶ時間が増えたことも喜んでいますが、
ストレスがほとんどなく、偏頭痛や胃潰瘍などで通院することもなくなったそうです。
Hさんのように自身に合った運送会社を選ぶのは最優先にすることで、自身の精神的な負担を軽減することができます。
一方で、Hさんが勤務している運送会社は給料が安すぎることが不満だそうです。
運送会社の給与は『令和3年賃金構造基本統計調査』によると、
トラックドライバ―の平均年収が約430万円ですが、日本の平均年収が443万円であり、トラックドライバ―の給与は低い傾向にあります。
給与は運送会社によってさまざまですので、求人の掲載で給与の確認は必ず行ないましょう。
また給与以外に福利厚生で支給されるお金もありますので、どのような福利厚生があるのかも合わせて確認しておいてください。
40代・男性Mさんの転職体験談
Mさんは、運送業界に対して悪いイメージをもっている人が多いけれど、それはどこの業界も同じであるとおっしゃっています。
多くの運送会社は真面目に経営をしており、Mさんも最初に入社した会社ではかなり苦労されたとのことですが、
現在は転職してホワイトな運送会社に在籍し、長距離ドライバーとして活躍されています。
このような経験をしているMさんは「就職する際にその会社をよく見極めること」とおっしゃっていました。
本記事をお読みの方も、多数の運送会社から転職先を選ぶ際には、まずホームページ等で会社概要をきちんと確認することです。
会社概要を確認後、採用面接を受ける運送会社を見い出し、実際に採用面接を受けましょう。
ホームページから見い出せない内容については、採用面接の際に直接確認をして、自分に合う運送会社かどうかを確認してください。
30代・女性Aさんの転職体験談
Aさんは強くてかっこいい女性になるためにトラックドライバ―になりました。
がっつり稼ぐためにもAさんは長距離トラックドライバ―として活躍しています。
Aさんは小柄な体型ですが、だからといって大型トラックが運転しにくいといった弊害はとくにありません。
最近では女性のトラックドライバ―が増えているため、仕事仲間も多くなり、仕事を楽しんでいるとのことです。
30代・男性Yさんの転職体験談
Yさんはトラックドライバ―として転職しましたが、当初想像していた肉体労働ではなかったそうです。
Yさんの仕事は本当に荷物を運ぶだけで、荷積み・荷下ろしはフォークリフトを使って行なうため、肉体労働がないとのことです。
もちろんトラックドライバ―の中には運転業務だけでなく荷積み・荷下ろし業務もありますが、Yさんのようなケースもあります。
Yさんは、トラックドライバ―のイメージだけでなく、一度就職を考えている運送会社を細かくみることをおすすめされていました。
トラックドライバーとして評判がいい会社に転職するには?
トラックドライバ―として評判がいい会社に就職するためには、情報収集が何よりも大切です。
経営面や労働面で法律違反をしていないか、働きやすい労働環境を構築しているかは労働者としてチェックしておく必要があります。
ここではいい会社に転職するためのアドバイスをお伝えします。
評判がよくない会社に就職しない
評判がよくない会社としては以下のような項目がありますので参考にしてください。
・全国法人リストの「ブラック企業リスト」に掲載されている
・ブラック企業大賞に入賞している
・社員から内部告発がある
・1日の労働時間が16時間以上のときがある
・給料が安い
・残業代が未払いのままとなっている
・業務時間中の事故の費用が全額トラックドライバ―負担
・休日や休息がとれないほど人手不足
・求人がずっと出されている
・トラックドライバ―のマナーが悪い
・トラックが古くメンテナンスがなされていない
・運送会社の規模が小さい
上記にあてはまる運送会社に就職・転職するとご自身の体の負担になります。
就職前に口コミ・評判で上記を把握できた場合は、就職することは避けましょう。
もし就職してしまった場合は、次の内容で対処することをおすすめします。
労働環境がよくない運送会社に就職・転職した際の対処法
就職・転職当初は評判がいいところだったので安心して働いていましたが、
労働時間が長くなるにつれて労働環境がよくないことを実感した方も多いのではないでしょうか。
もし労働環境がよくないところに就職・転職した場合は、以下の対応をとることをおすすめします。
労働基準監督署に相談する
労働基準監督署は、労働基準法に違反している運送会社に対して是正・勧告を行なってくれる機関です。
定められた労働時間の超過、手当の未払いなど、労働基準法に反した雇用があれば労働基準監督署に相談しましょう。
相談することで多くの運送会社は運営を改善方向していきます。
退職する
上記のように労働基準監督署に駆け込むのは、労働者にとっては勇気がいるものです。
また労働基準監督署から是正・勧告を受けた運送会社は、指導後は改善されたとしても、再び元の状態に戻る可能性があります。
このような環境がみられる場合や、あなたが居心地が悪いと感じたのであれば、退職するといいでしょう。
もし退職の旨を運送会社に伝えにくい場合は、退職代行のサービスを行なっている会社もありますので検討してみるのも1つです。
早いあなたの判断が自身の体や心を守ることができますので、あなたのペース適切な判断をなさってください。
転職する
自身に合わない運送会社に居続けることは、精神的にもよくありません。
自身が崩壊してしまえば、今後の収入や生活にも大きな影響を与えてしまいます。
もし自分に合わなかったり、評判がよくない運送会社に就職してしまった場合は、迷うことなく転職を考えましょう。
運送会社は複数ありますし、多くの運送会社は人手不足で良い人材を採用したいと思っています。
最近では転職サイトも充実していますので、それらも活用しながら次の職場をみつけましょう。
まとめ
トラックドライバ―の転職で、運送会社の評判を知る方法や体験談について詳しくご紹介しました。
トラックドライバ―のイメージや仕事内容について記載しましたが、新たな内容を知ることができたのではないでしょうか。
運送会社の口コミ・評判の確認の仕方や、トラックドライバ―の体験談は、今後トラックドライバ―への就職をお考えの方に役立ちます。
いい運送会社に転職するためのアドバイスも記しておきますので、ご一読ください。
本記事をお読みになり、トラックドライバ―や運送会社の評判をお調べになり、
環境のいい運送会社でトラックドライバ―として活躍されることを願っております。