現在、オートマ限定免許お持ちの方で、
オートマ限定解除をしたいとお思いの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
オートマ限定を解除すると、運転できる車種が増え、就職の幅も増えます。
本記事では、オートマ限定を解除する方法と手続き、
取得条件や注意点について、詳しく解説します。
オートマ限定解除とは？
オートマ限定解除とは、運転免許証の「オートマ限定」の条件をなくして、
マニュアル車も運転できるようにする手続きのことです。
オートマ限定解除をすることで、以下のようにメリットが挙げられます。
大型免許・中型免許のオートマ限定については、
運転ドットコムの下記の記事も役に立ちますので、
合わせて参考になさってください。
法改正！オートマ限定の大型・中型免許はいつから適用？取得条件や車両の種類も紹介
オートマ限定を解除するメリット
オートマ限定を解除するメリットについてみていきましょう。
運転できる車種が増える
オートマ限定を解除することでマニュアル車に乗れるようになります。
例えば、旧車やスポーツカーはマニュアル車しかありませんので、
オートマ限定を解除することでそれらの車を運転することが可能です。
また、マニュアル車は、
オートマ車では味わえない車と一体となって走る快感を味わうことができます。
仕事の幅が広がる
オートマ限定を解除し、マニュアル車を運転できるようになることで、
仕事の幅が広がります。
例えばトラックや軽貨物車、年式の低い車の場合、
マニュアル車である可能性が高いです。
その場合、オートマ限定を解除しておくことで、それらの車を運転することができます。
このように、オートマ限定を解除することで仕事の幅が広がるのです。
マニュアル免許でできること
続いて、マニュアル免許でできることについてみていきましょう。
マニュアルとオートマの両方が運転できる
オートマ限定免許だけではマニュアルは運転できません。
それとは反対に、マニュアル免許では、オートマ車も運転できます。
運転の幅が広がる
上記のように、オートマ免許ではマニュアル車を運転することができません。
旧車やスポーツカーなどはマニュアル車が多いため、
マニュアル免許を取得していると運転の幅が広がるのです。
海外レンタカーも運転できる
海外旅行などでレンタカーを利用する場合、
海外の車ではマニュアル車しか用意されていない場合があります。
その場合、マニュアル免許を持っていると安心できるでしょう。
解除するための条件
オートマ限定を解除するための条件についてご紹介します。
オートマ限定免許をもっている
オートマ限定解除するためには、オートマ限定免許を持っている必要があります。
技能教習を受ける
オートマ限定解除するためには、最低4時間の技能教習を受けなければなりません。
詳しくは、次の「オートマ限定解除の方法と流れ」でご紹介します。
オートマ限定解除の方法と流れ
オートマ限定解除の方法と流れについてみていきましょう。
教習所に通う場合
まずは、教習所に通う場合についてご紹介します。
技能教習を受ける
オートマ限定解除するためには、教習所で学科教習を受ける必要はありませんが、
最低4時間の技能教習を受ける必要があります。
技能教習は、各教習所で1日2時間までの受講と決まっていますので、
日数にすると最低2日間は必要になるのです。
審査
技能教習終了後、教習所のコースでの卒業検定を受けなければなりません。
卒業検定に合格すると「技能審査合格証明書」が交付されます。
手続き
運転免許センターに「技能審査合格証明書」を提出し、
オートマ限定解除手続きを行ないます。
手続きが完了すれば、オートマ限定解除手続きが完了です。
試験だけの場合
オートマ限定解除は、運転免許試験場で一発試験を受けることで、
解除することができます。
ただ、一発試験の難易度は非常に高く、
クラッチ操作、シフト操作の練習を十分にしなければ合格することは困難です。
クラッチ操作、シフト操作に自信がない場合は、
教習所を利用して、オートマ限定解除することをおすすめします。
オートマ限定解除にかかる費用と時間について
オートマ限定解除にかかる費用と時間についてみていきましょう。
解除にかかる費用
オートマ限定解除にかかる必要は、以下の通りです。
＜教習所を利用する場合＞
|
|
項目 |
費用 |
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1 |
教習費用 |
6万円～12万円程度 |
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2 |
検定料 |
6,600円程度 |
|
3 |
追加教習 |
4,400円程度 |
教習費用は、教習所によって費用が異なります。
追加教習は、技能教習に不合格にならなければ必要ありません。
続いて、一発試験でオートマ限定解除にかかる費用についてみていきましょう。
＜一発試験の場合＞
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|
項目 |
費用 |
|
1 |
審査手数料 |
1,400円 |
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2 |
貸車料金 |
1,450円 |
一発試験の場合は費用は安くなりますが、難易度が高いため
不合格の度に上記の費用を支払うのは支出が多くなる可能性が考えられます。
解除にかかる平均的な期間
前述のように、オートマ限定解除の技能教習は4時間の受講が必要で、
1日2時間まで受講できますので、日数にすると最低2日間、
審査に1日かかるとすると、最短で3日間で取得可能です。
一発試験の場合は、最短1日でオートマ限定解除が可能ですが、
前述のように合格基準が厳しく、合格率も低い傾向がありますので、
思った以上に時間がかかる場合がありますのでご注意ください。
オートマ限定解除時の注意点
オートマ限定解除時の注意点についてみていきましょう。
時間・費用がかかる
前述のように、オートマ限定解除には、
教習所での技能教習費用などがかかりますし、教習所に通う時間もかかります。
一発試験の場合も同様で、教習所ほど費用はかかりませんが、
取得するのに時間はかかります。
オートマ車の運転癖が出る
マニュアル車はクラッチを踏み込み、
シフトレバーを操作しなければ車を動かすことはできません。
オートマ車はシフトレンジをDレンジに入れ、
ブレーキを離してアクセルを踏めば発進することができます。
このようにマニュアル車とオートマ車では運転操作が異なりますので、
オートマ車に慣れた人は、マニュアル車を運転するときに
運転癖が出る可能性がありますので注意が必要です。
まとめ
オートマ限定を解除する方法と手続き、取得条件や注意点について、
ご理解深まりましたでしょうか。
オートマ限定を解除することで運転できる車の種類が増え、
就職・転職の幅も広がります。
オートマ限定を解除するためには費用や時間がかかりますが、
それ以上に得られるものが多いでしょう。
本記事を参考に、あなたもオートマ限定解除検討してみてはいかがでしょうか。
