大型二種免許の費用はどのくらい?安く抑える方法とは?│支払い方法や分割の有無も解説

大型二種 免許 費用
免許・資格

運送業界やバス業界では、運転手不足が続いていることから、 

 

大型2種免許保持者の需要が高まっています。 

 

運転手の職に就くために、 

 

大型2種免許の取得をお考えの方がいらっしゃると思いますが、 

 

大型2種免許取得の費用はどれくらいなのでしょうか。 

 

本記事では、大型2種免許の費用や安く抑える方法、 

 

支払方法や分割の有無について、詳しく解説します。 

 

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大型二種免許とは? 

大型二種免許とは

 

大型免許とは、総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上、 

 

乗車定員30人以上の車を運転する際に必要な免許で、 

 

これらの車両を使用して、有償で荷物を輸送したり、 

 

人を目的地へ送るときなどに2種免許が必要となります。 

 

大型2種免許については、 

 

運転ドットコムの下記の記事も役に立ちますので、 

 

合わせて参考になさってください。 

 

大型2種免許の取得方法と必要な費用を徹底解説│試験内容や注意点も紹介

 

 

大型二種免許取得に必要な費用一覧 

大型二種免許取得 必要な費用

 

大型2種免許取得に必要な費用についてみていきましょう。 

 

 

教習所の場合 

大型2種免許を取得する際に、教習所を利用した場合の費用相場は以下の通りです。 

 

所持免許 

費用相場 

普通一種免許・準中型5t限定免許 

約45万~65万円 

普通二種免許 

約35万~45万円 

準中型免許 

約50万~60万円 

中型8t限定免許 

約40万~60万円 

中型免許 

約35万~55万円 

中型二種免許 

約30万~35万円 

大型免許 

約30万~40万円 

大型免許+二種免許 

約20万~25万円 

 

続いて、教習費用の内訳相場についてご紹介します。 

 

項目 

内訳相場 

入学金 

70,000~75,000円 

技能教習料 

10,000~15,000円 

学科教習料 

3,000~4,000円 

適性検査料 

3,000~4,000円 

教本代 

4,000~5,000円 

高速通行料 

1,000~2,000円 

効果測定料 

1,000~2,000円 

写真代 

1,000円程度 

卒業証明書 

3,000円程度 

修了検定料 

10,000円程度 

卒業検定料 

10,000円程度 

 

技能・学科は1時限の単価で、技能教習の規定時限数を超える場合、 

 

検定に不合格になった場合は別途補習教習料金が必要です。 

 

 

合宿の場合 

大型2種免許を取得する際、合宿免許を利用した場合の費用相場は、 

 

以下のようになっています。 

 

所持免許 

費用相場 

普通一種免許・準中型5t限定免許 

約44万~64万円 

普通二種免許 

約37万~40万円 

準中型免許 

約43万~58万円 

中型8t限定免許 

約40万~57万円 

中型免許 

約36万~50万円 

中型二種免許 

約23万~39万円 

大型免許 

約28万~40万円 

大型免許+二種免許 

約22万~27万円 

※3食付の費用相場 

 

教習費用の内訳ですが、内訳相場は前述の「教習所の場合」と大差ありませんが、 

 

合宿免許は教習所の場合に追加して、以下の費用が必要です。 

 

項目 

内訳相場 

宿泊料 

数千円程度 

食事代 

数千円程度 

 

宿泊料は、相部屋・素泊まり・ホテルなど、宿泊プランによっても費用は異なります。 

 

 

その他かかる費用 

大型2種免許を取得する際に、その他にかかる費用は、以下の通りです。 

 

項目 

内訳相場 

再検定料 

10,000円程度 

仮免許試験受験手数料 

2,000円程度 

技能延長補習料 

10,000~15,000円 

 

試験に不合格となったり、補習を受けなければならない場合は、 

 

上記のような追加料金がかかりますのでご注意ください。 

 

 

 

大型二種免許取得にかかる費用の抑えるコツ 

大型二種免許 取得 費用 抑えるコツ

 

大型2種免許取得にかかる費用を抑えるコツには、以下のようなものがあります。 

 

教育訓練給付金制度を利用する

教育訓練給付制度とは、厚生労働省が管轄しており、 

 

労働者の能力開発・キャリア形成を支援、雇用安定と就職促進を図ることが目的で、 

 

教育訓練修了後に、 

 

受講費用の最大20%が教習所卒業後にハローワークから給付されます。 

 

教育訓練給付金の受給資格は、以下の通りです。 

 

 

受講資格 

雇用保険の一般被保険者であり、その期間が3年以上の方 

(初回の支給を受けようとする場合は1年以上) 

過去に雇用保険に加入されていた方 

(退職されてから1年以内の方・出産など事情がある場合は4年以内) 

公務員以外の方 

64歳未満の方 

 

受給資格があるかは、住所地を管轄しているハローワークで確認しましょう。 

 

また、教育訓練給付金制度を利用する場合は、教習所に入所する前に、 

 

教習所にその旨を伝えなければ、給付金が受けられない可能性があります。 

 

また、オンシーズンなどは、 

 

教育訓練給付金制度が利用できない場合もありますのでご注意ください。 

 

 

人材開発支援助成金(人材育成支援コース)を利用する

人材開発支援助成金とは、会社内で職業能力開発計画を立て、 

 

計画に沿って労働者に職業訓練を実施する事業主等を支援する制度です。 

 

訓練を受ける労働者は、正規社員・非正規社員のどちらでも構いません。 

 

事業主は、以下の要件を満たすことで、人材開発支援助成金を受けることができます。 

 

 

基本要件 

OFF-JTにより実施される訓練であること 
(事業主が自ら企画、実施する訓練、又は教育訓練機関が実施する訓練) 

訓練時間が10時間以上であること(訓練期間に定めなし) 

雇用する被保険者に対して定期的なキャリアコンサルティングを実施することについて、労働協約、就業規則または事業内職業能力開発計画で定めていること 

対象経費の全額を申請事業主が負担 

賃金助成は、所定労働時間内が対象(時間外、休日受講は不可) 

1労働者につき1年度で3回まで 

 

運転免許については、大型免許はもちろんのこと、 

 

中型免許、準中型免許、牽引免許、二種免許が対象です。 

 

大型免許の助成率は、以下のようになります。 

 

現有免許 

助成率(中小企業) 

中型免許 

51% 

中型8t限定免許 

45% 

準中型免許 

40% 

準中型5t限定免許 

38% 

普通車 

31% 

 

大企業の場合、31%~33%の助成率です。 

 

 

会社の資格免許取得支援制度を利用する

会社によっては、資格や免許を取得する際に、 

 

その費用を支援してくれる会社があります。 

 

支援を受けた労働者は、一定期間はその会社で働くことが約束される場合が多いです。 

 

お勤めの会社、もしくは、 

 

就職先・転職先の会社が資格免許取得支援制度を採っているかを確認してみましょう。 

 

 

 

費用の支払い方法と分割払いの可否 

費用 支払い方法 分割払い 可否

 

費用の支払い方法と分割払いの可否についてご紹介します。 

 

 

教習所の場合 

合宿の場合 

試験の場合 

再試験の場合 

支払 

方法 

・現金払い 

・クレジットカード 

・銀行振込     

・教習所ローン 

・現金払い 

・クレジットカード 

 

・現金払い 

・クレジットカード 

分割 

〇 

〇 

△ 

△ 

支払 

期限 

入所までに完納 

試験受験までに完納 

 

教習所や合宿免許での教習費用は、上記の4つの支払方法があり、 

 

クレジットカード、教習所ローンを利用すると分割も可能です。 

 

試験・再試験の場合は、基本的に試験を受ける前に支払いが発生しますので、 

 

銀行振込や教習所ローンが利用できません。 

 

試験・再試験のときにクレジットカードが利用できる場合は、 

 

クレジットカードに分割設定がある場合は分割ができます。 

 

 

 

料金が安い教習所の見つけるコツ 

料金 安い教習所 コツ

 

料金が安い教習所を見つけるコツには、以下のようなものがあります。 

 

 

教習所のオフシーズンに入所する

5月~7月、10月~12月など、学生が長期休暇期間でない月は、 

 

入所の申込が少ないことから、料金が安い傾向があります。 

 

オフシーズンに入所することで、 

 

オンシーズンに教習を受ける場合でも安い料金で教習を受けることが可能です。 

 

 

キャンペーン・割引を利用する

教習所や合宿免許によっては、キャンペーンや割引を実施しているところがあります。 

 

キャンペーン・割引を利用することで、安く教習を受けることが可能です。 

 

 

地方の教習所を選ぶ

教習所は、都市部では高く、地方部では安い傾向があります。 

 

その背景としては、都市部では教習所職員の人件費や土地代が高く、 

 

地方部では人件費や土地代が安い傾向があるためです。 

 

 

 

よくある質問と回答 

よくある質問 回答

 

よくある質問と回答についてみていきましょう。 

 

 

大型二種免許取得にどのくらい時間がかかる? 

大型2種免許取得にかかる時間は、以下の通りです。 

 

所持免許 

最短日数 

大型免許 

20日間~ 

中型免許 

30日間~ 

中型8t限定MT免許 

30日間~ 

準中型免許 

30日間~ 

準中型5t限定MT免許 

40日間~ 

普通MT免許 

40日間~ 

 

上記の時間は目安で、学科教習・技能教習の込み具合により、時間がかかります。 

 

とくに技能教習は、1日2時間までと決められていることから、 

 

早めに予約を取ることで、短い時間で免許を取得することが可能です。 

 

 

仕事をしながらでも取得できる? 

大型2種免許は、仕事をしながらでも取得できます。 

 

スムーズに大型2種免許を取得するためには、まずは技能教習を受ける日を決めて、 

 

技能教習の予約を取りましょう。 

 

技能教習を受けに行く日には、その前後で学科教習を受けたり、 

 

他の日でも予定があいている日は学科教習を受けることで、 

 

仕事をしながらでも大型2種免許を取得することが可能です。 

 

 

 

まとめ 

大型2種免許の費用や安く抑える方法、支払方法や分割の有無について、 

 

ご理解深まりましたでしょうか。 

 

大型2種免許を取得する際の費用は、複数の支払方法があることがわかりました。 

 

また、分割で教習費用を支払うことも可能です。 

 

通学する教習所や、合宿免許が決まった場合は、 

 

どのような支払方法があるのか直接確認してみてください。 

 

本記事を参考に、お得に大型2種免許を取得してみてはいかがでしょうか。