外免切替の技能試験内容と合格率│受験資格や費用についても紹介

外免切替 技能試験
お役立ち情報

来日した外国人の中で、 

 

日本国内で車を運転するためには「外免切替」の手続きが必要です。 

 

外免切替手続きを行なう外国人が年々増加していますが、 

 

試験の中でも技能試験をクリアしなければ運転免許証が取得できません。 

 

本記事では、外免切替の技能試験内容と合格率、 

 

受験資格や費用について、詳しく解説します。 

 

 

 

外免切替技能試験とは 

外免切替技能試験とは

 

外免切替技能試験とは、どのような試験なのかみていきましょう。 

 

 

外免切替の基本情報 

外免切替は、外国で取得した運転免許を、 

 

日本の運転免許に切り替える手続きのことです。 

 

外免切替の手続きを行なうことで、一部の運転免許試験が免除され、 

 

日本の運転免許を手に入れることができます。 

 

外免切替については、 

 

運転ドットコムの下記の記事も役に立ちますので、 

 

合わせて参考になさってください。 

 

 

日本と外国の運転免許の違い 

日本と外国の運転免許の違いには、以下のようなものがあります。 

 

 

日本 

外国 

有効期限 

・初回更新者:3年 

・一般運転者:5年 

・優良運転者:5年 

・70歳以上の優良運転者:4年 

・71歳以上の優良運転者:3年 

・基本的に1年(国により異なる) 

取得方法 

・教習所に通学する 

・合宿免許に通う 

・一発試験を受ける 

・教習所に通学する 

・無試験で取得できる 

免許種類 

・大型免許 

・中型免許 

・準中型免許 

・普通免許 

・大型特殊免許 

・小型特殊免許 

・大型免許 

・普通免許 

・バイク免許 

 

外国の免許制度は、国によって大きく異なり、上記の分類はあくまでも一例となります。 

 

アメリカでは州ごとに運転免許証を発行しており、 

 

年齢基準などは州によって異なりますし、仮免許が必要ない州もあるのです。 

 

フランスでは実技コースが設置されていなかったり、 

 

メキシコでは無試験で運転することができます。 

 

一方、韓国の場合は、日本と同じく、教習所で仮免許を取得し、 

 

その後路上教習を受けて合格してから免許が交付されます。 

 

また、上記の表に記載された運転免許の種類も一例で、 

 

タイワンの運転免許では小客車、大客車、両用車といったように、 

 

日本とは異なる種類が設けられているのです。 

 

このように、日本と外国の免許制度は大きく異なります。 

 

 

学科試験の概要と目的 

外免切替では学科試験が実施されますが、 

 

試験の内容としては、 

 

日本の基本的な交通ルールなどに関する問題が出題されています。 

 

学科試験の目的は、日本の交通ルールを学ぶこととその理解、 

 

また交通ルールに反したときの責任や罰則について知るためです。 

 

これらのことの理解度を図るために、学科試験が行なわれます。 

 

 

技能試験もある! 

学科試験では知識が試されますが、知識を有しているだけではなく、 

 

運転技術についても試験が行なわれます。 

 

技能試験については、後述の「技能試験の内容と合格率」でご紹介していますので、 

 

参考になさってください。 

 

 

受験資格と必要条件 

外免切替の受験資格と必要条件には、以下のようなものがあります。 

 

 

受験資格・必要条件 

内容 

有効な外国の運転免許証 

・申請する日本の免許と同等の免許であること 

滞在期間 

・免許を取得した国に通算3カ月以上滞在している 

・パスポート等で滞在期間を証明すること 

年齢 

・普通免許の場合は18歳以上 

・中型免許は20歳以上 

・大型免許は21歳以上 

視力 

・両眼で0.7以上 

・一眼でそれぞれ0.3以上 

日本語能力 

・試験に対応できる程度の日本語能力が必要 

 

上記で受験資格・必要条件を確認してください。 

 

 

試験当日の流れ 

外免切替の試験当日の流れについてみていきましょう。 

 

~ステップ①~書類審査~

試験の受験を予約している場合は、 

 

予約時間に間に合うように試験場に到着してください。 

 

準備した必要書類を提出し書類に不備がないかの審査を受けます。 

 

試験の受験の予約をしていない場合は、 

 

当日、試験が受験できるか確認をしなければなりません。 

 

~ステップ②~適性検査

視力検査や聴力検査など、 

 

運転する際に必要な適性があるか確認の検査を受けてください。 

 

~ステップ③~学科試験

日本の交通ルールに関する知識を有しているかを 

 

確認するための学科試験を受けましょう。 

 

~ステップ④~技能試験

日本の交通ルールに関する知識を有した上で、 

 

次に行なわれるのは運転技能が備わっているかの技能試験が実施されます。 

 

~ステップ⑤~運転免許証交付

検査や試験に合格すれば、運転免許証が交付されます。 

 

 

 

技能試験の内容と合格率 

技能試験 内容 合格率

 

外免切替をする際の技能試験の内容と合格率についてみていきましょう。 

 

 

試験の具体的な内容 

技能試験の内容については、以下の通りです。 

 

 

試験内容 

車の乗降の仕方、運転姿勢 

幹線コースと周回コースの走行 

交差点の通行 

曲線コースの走行 

屈折コースの走行 

障害物設置場所の通過 

 

試験の総走行距離は1,200m程度となっています。 

 

より詳しい試験の内容に関しては、次の「試験合格のためのポイント」でご紹介します。 

 

 

試験合格のためのポイント 

試験に合格するためには、上記の技能試験の内容をクリアしなければなりません。 

 

ここでは具体的に試験合格のためのポイントについてみていきましょう。 

 

1. 車の乗降の仕方、運転姿勢

車に乗る際は、まず車の後方を確認し、 

 

助手席側から回って車の前方の確認を行なってください。 

 

前方確認後、運転席後方からくる車や自転車等が来ていないことを確認し、 

 

素早く運転席に乗り込みます。 

 

また、車から降車する際は、ギアをPレンジに入れ、 

 

駐車ブレーキをかけてからエンジンを切りましょう。 

 

次にシートベルトを外して、座席を一番後ろまで下げます。 

 

サイドミラーや目視で後方の安全が確認できれば、 

 

ドアを少しだけ開け、後方からくる車や自転車等にドアを開けることを知らせます。 

 

車の正しい運転姿勢は、深く腰掛け、運転席の前後の調整を行ないます。 

 

上半身がハンドルの上に乗せられる体勢が望ましく、 

 

ルームミラーは顔を動かさなくていい範囲で調整しておきましょう。 

 

最後に、サイドミラーの位置に関しても確認しておいてください。 

 

これらの流れは日本人でも行っている人はあまりみかけませんが、 

 

技能試験においては、このような基本動作も確認されるのです。 

 

2. 幹線コースと周回コースの走行

車を走行させる際は、道路の中央から左部分を走行するのが基本となります。 

 

同一方向に車線が2つ以上ある場合は、左側の通行帯を走行しましょう。 

 

とくに、逆走行為は試験がその場で終了になってしまいますので絶対にやめてください。 

 

また、一時停止の標識・標示がある場合や、赤信号が点滅信号となっている場合は、 

 

停止線の手前で必ず一時停止をします。 

 

確実に一時停止しなければ、その場で試験終了の対象となります。 

 

一時停止した後は、左右の安全確認を行ない、 

 

他の車両が進行してこないことを確認してから発進しましょう。 

 

走行中に進路変更したい場合は、まずルームミラーで後方確認を行ないます。 

 

その後、進路を変える方のサイドミラーで後方確認を行ない、 

 

ウインカーを3秒間出してください。 

 

再度、ルームミラー・サイドミラーで後方確認を行ない、 

 

目視にて後方の確認を行ないます。 

 

実際に車線変更する場合は、対向車にも十分気をつけてください。 

 

車線変更が完了すれば、 

 

ウィンカーを消して前方を見ながらハンドル操作を行ないましょう。 

 

3. 交差点の通行

交差点に設置されている信号は必ず守ってください。 

 

青信号は「進め」ではなく、 

 

「進むことができる」という意味を表していることを忘れてはなりません。 

 

たとえ自分の進行方向が信号であったとしても、 

 

周囲から車両が侵入してこないか確認してください。 

 

黄色信号・赤信号の点滅は、停止線で必ず停止しなければなりません。 

 

矢印式信号機に関しても同様で、青信号である場合を除いて、 

 

自分が進行したい方向の矢印が出ていない場合は、 

 

停止線で停止してください。 

 

信号がない交差点では、同時に交差点車両が侵入する場合は、 

 

左から進行してくる車両が優先です。 

 

左側から進行してくる車があった場合は、進路を譲りましょう。 

 

4. 曲線コースの走行

曲線コースの走行は、前方が見えにくいため、 

 

いつでも危険から回避できる適切なスピードで走行しましょう。 

 

5. 屈折コースの走行

右折する場合は、右側のバックミラーと、右後方の目視確認にて、 

 

右側の安全を確認してから右ウインカーを出しましょう。 

 

交差点に差し掛かる際は、出合頭で衝突しないように右折し、 

 

右折した後で車線が複数ある場合は左側を通行してください。 

 

左折する場合は、左側のバックミラーと、左後方の目視確認にて、 

 

左側の安全を確認してから左ウインカーを出しましょう。 

 

左折する際は、巻き込み確認を十分に行なった上で、左折してください。 

 

6. 障害物設置場所の通過

走行中は路上駐車など、障害物が確認できる場所があります。 

 

行動としては、前述の「進路変更時の走行」と同様ですが、 

 

障害物の大きさによっては、対向車線にはみ出す場合があるのです。 

 

そのことから、進路変更時の走行より対向車に気をつけなければなりません。 

 

対向車を妨害したり、完全に対向車線を通行してしまうと、 

 

試験はその場で終了となりますのでご注意ください。 

 

 

過去の合格率データ 

外免切替の合格率は、以下のようになっています。 

 

年 

学科試験合格率 

技能試験合格率 

2024 

約91% 

約29% 

2023 

約90% 

約29% 

2022 

約90% 

約29% 

 

上記のデータは、外免切替の試験対策を行なっている教習所から出されている情報で、 

 

具体的な外免切替の合格率に関するデータは公表されていませんので、 

 

あくまでも目安としてご覧ください。 

 

日本人が受験する普通免許試験の合格率が約70%であるのに対して、 

 

外免切替の全体的な合格率は50%~60%と低い傾向があります。 

 

 

試験の難易度 

前述でお示しした外免切替の「過去の合格率データ」をみてもわかるように、 

 

学科試験は比較的簡単ですが、技能試験の難易度が高いことがうかがえます。 

 

外免切替の学科試験は〇×形式で、出題数が10問で、7問以上の正解で合格です。 

 

それに対して技能試験は、 

 

日本の交通ルールや運転マナーを理解した上で運転操作を行なわなければならないので、 

 

多くの外国人が苦戦します。 

 

 

 

外免切替技能試験の手続き方法 

外免切替技能試験 手続き方法

 

外免切替技能試験の手続き方法についてみていきましょう。 

 

 

必要な書類一覧 

外免切替に必要な書類は、以下の通りです。 

 

 

書類 

内容 

外国の運転免許証 

有効な運転免許証が必要 

外国免許証の日本語翻訳文 

JAFなどで発行可能 

パスポート 

出入国記録が確認できるもの 

住民票の写し 

本籍が記載されたもの 

在留カードまたは特別永住者証明書 

外国籍の方のみ必要 

申請用写真 

1枚必要 

日本の運転免許証 

現在または過去に取得している方のみ 

 

 

その他、指定された書類がある場合は、その書類を用意してください。 

 

 

手続きの流れ 

外免切替する際の手続きの流れについてみていきましょう。 

 

~ステップ①~必要書類の準備

上記の必要書類を準備してください。 

 

~ステップ②~運転免許センターに提出

必要書類を運転免許センターに提出しましょう。 

 

~ステップ③~審査開始

外国免許証の確認や滞在期間など確認されますので、その内容に答えてください。 

 

~ステップ④~適性検査

視力や視野などの検査を受けましょう。 

 

~ステップ⑤~試験受験

交通ルールに関する学科試験と、運転技能に関する技能試験を受験してください。 

 

~ステップ⑥~免許証交付

試験に合格することで、日本の運転免許証が交付されます。 

 

 

試験の予約方法 

各都道府県では、外免切替手続きについて、予約制を導入しています。 

 

予約サイトについては、各都道府県警察のウェブサイトにアクセスしてください。 

 

 

費用と手数料 

外免切替に必要な費用と手数料は、以下の通りです。 

 

 

項目 

費用 

申請料 

〇普通車(AT・MT) 

・車両総重量(GVWR):3.5t未満 
・乗車人数:10人以下 

2,550円 

〇大型・中型・準中型車 

・車両総重量:3.5t以上 
・乗車人数:10人以上 

1,500円 

〇排気量:50㏄以下 

4,100円 

〇その他の車種(二輪など) 

2,600円 

交付手数料 

2,050円 

併記手数料 

200円 

日本語による翻訳文 

6,600円 

住民票 

300円 

出入国記録 

300円 

証明写真 

約800円 

車レンタル料(技能確認用) 

約1,500円 

 

4.の翻訳手数料は、翻訳機関によって費用が異なりますのでご注意ください。 

 

 

試験にかかる時間 

外免切替は、申請から交付までに1カ月~3カ月程度の時間がかかります。 

 

混雑時期は、交付までに時間を要しますので、 

 

時間にゆとりをもって申請手続きを行なってください。 

 

また、提出書類に不備等があると、さらに時間がかかりますので、 

 

書類を提出する前に内容不備がないか確認しておきましょう。 

 

 

技能試験の攻略法と対策 

技能試験 攻略法 対策

 

技能試験の攻略法と対策についてご紹介します。 

 

 

試験対策のコツ 

まずは、試験対策のコツについてみていきましょう。 

 

練習問題を解く

外免切替の試験を受ける前に、 

 

日本の交通ルールや運転マナーをしっかり確認しておいてください。 

 

試験の練習問題に関しては、 

 

後述の「練習問題と模擬試験」でご紹介しているように、 

 

日本国内で運転免許を取る際の本試験の過去問を解くと参考になります。 

 

問題の中には、ひっかけ問題が出される場合がありますが、 

 

適切に知識をインプットしておけばひっかからないはずです。 

 

交通ルールに関する知識を身につけておかなければ、 

 

技能試験を受験した際に 

 

交通ルールが守られていない運転をする可能性が高まりますのでご注意ください。 

 

試験の言語を事前確認する

運転免許試験場または運転免許センターによっては、 

 

日本語以外で試験を受けることが可能です。 

 

自身が受ける試験場では、日本語以外の選択ができるかの確認をしておいてください。 

 

自身の国の言語でなければ問題を解くことが難しくなりますので、 

 

この事前確認も試験対策のコツといえるでしょう。 

 

 

練習問題と模擬試験 

外免切替の学科試験を受験する前に、以下の練習問題が解けるか確認してみてください。 

 

問題①

「国外運転免許証の有効期間は発給日から1年間である。」 

 

正解は〇。 

 

国外運転免許証の有効期間は発給日から1年間と定められています。 

 

問題②

「原動機付自転車の法定速度は60km/hである。」 

 

正解×。 

 

原動機付自転車の法定速度は30km/hと定められています。 

 

問題③

「横断歩道、自転車横断帯、その手前10m以内の場所では、 

 

他の車を追越したり追い抜いたりしてはならない。」 

 

正解は×。 

 

他の車を追越したり追い抜いたりしてはならないのは「手前30m」です。 

 

問題④

「普通自動車を運転する際は運転免許証の携帯が義務付けられているが、 

 

原動機付自転車では義務付けられていない。」 

 

正解は×。 

 

原動機付自転車であっても、運転免許証は携帯しなければなりません。 

 

問題⑤

「交差点の中を走行中に信号が青から黄色に変わった場合、 

 

そのまま通行することができる。」 

 

正解は〇。 

 

交差点の中を走行中に信号が青から黄色に変わった場合、 

 

急ブレーキをかけると後続車に追突される可能性があります。 

 

 

一発合格を目指す勉強法 

一発合格を目指す勉強法についてみていきましょう。 

 

練習問題をひたすらやりこむ

外免切替試験に一発合格を目指すためには、 

 

練習問題をひたすらやり込むほかありません。 

 

もし、外免切替の練習問題や過去問を手に入れることが難しい場合は、 

 

日本人が運転免許取得の際に受験する学科試験の問題集を解くと良いでしょう。 

 

外免切替の学科試験問題は、日本人が受験する学科試験より、 

 

難易度が低いといわれていますので、 

 

日本人が受験する学科試験の問題が解くことができれば、 

 

外免切替の学科試験に十分対応できるといえます。 

 

助手席でイメージトレーニングをする

外免切替試験を受験する前に、知人などを助手席にさせてもらい、 

 

助手席でイメージトレーニングするのも1つです。 

 

走行してもらいながら標識や表示の確認をしたり、 

 

車線区分や進路変更などをする際の操作の確認を行なうといいでしょう。 

 

イメージトレーニングをする前に、前述でご紹介したように、 

 

練習問題を重ねて、1つでも多くの交通ルールに関する知識を有しておくと効果的です。 

 

 

試験前に確認すること 

外免切替の試験前に確認することについてみていきましょう。 

 

学科試験前

学科試験前は、日本の交通ルールに関する知識を十分に確認しておく必要があります。 

 

学科試験直前の場合は、積み重ねてきた練習問題の確認し、 

 

正しく〇×で解答できるかを最終確認してください。 

 

試験直前に、時間にゆとりがある場合は、 

 

なぜ解答が〇になるのか(もしくは×になるのか)の理由確認をしておくと、 

 

試験本番でより正確に解答することができます。 

 

日頃から練習問題に慣れておくようにし、 

 

試験本番で力が発揮できるようにしておきましょう。 

 

技能試験直前

技能試験前は、上記と同じく、まずは交通ルールの知識を十分に確認してください。 

 

技能試験で実際に車で走行する際に、交通ルールが守られていなければ、 

 

その場で試験終了となる場合があります。 

 

また、試験会場へ車やバスで出向く場合は、 

 

運転手の操作と前方の標識・標示・通行区分などをみながら、 

 

操作確認するのも1つです。 

 

 

試験当日に気をつけるポイント 

外免切替の試験当日に気をつけるポイントについてご紹介します。 

 

必要書類を忘れない

試験当日、試験会場に向かう際に、 

 

提出しなければならない書類を持参しているか確認しましょう。 

 

必要書類がそろっていない場合は、試験が受けられませんのでご注意ください。 

 

試験や質問には落ち着いて取り組む

試験当日は緊張があって当然です。 

 

これまでに準備を重ねてきた自分を信じて、落ち着いて試験に取り組みましょう。 

 

また、試験官から質問があった場合は、落ち着いて対応してください。 

 

 

 

技能試験の受験体験談 

技能試験 受験 体験談

 

最後に、技能試験の受験体験談についてご紹介します。 

 

 

Sさん・30代

タイで国際免許を取得して来日し、国際免許の有効期限があと5ヶ月にまで迫りました。 

 

そのため外免切替について調べると、 

 

特例国については技能試験が免除されるようですが、 

 

自身の出身国であるタイは特例国に入っていませんした。 

 

現段階では2月で、国際免許が失効するのが7月であったため、 

 

まだまだ時間に余裕があると思いながら、 

 

運転免許センターについて問い合わせると、 

 

書類審査の予約が最短で5月でなければ受付できないと言われたのです。 

 

来日する外国人が増えたため、 

 

書類審査の予約が3カ月待ちという状況になっているそうです。 

 

とにかく予約を取らないことには先に進めませんので、 

 

とりあえず予約を取り、その後、書類集めを始めました。 

 

外国運転免許証の日本語翻訳文が必要で、 

 

自分で翻訳したものを提出してよいかを確認すると、 

 

その答えは「No」だったため、1通4,000円がかかりましたが、JAFに依頼しました。 

 

必要書類は、郵送ではなく運転免許センターに出向いて提出しなければならず、 

 

職員から以下のような質問攻めに合いました。 

 

「タイは日本のような教習所で運転を学ぶのか」 

「タイも運転免許は警察の管轄なのか」 

「事故をしたことがあるか」 

「悪いことをして逮捕されたことはあるか」 

 

後日、運転免許センターで技能講習を受けました。 

 

先生は、英語で指導してくれ、運転技能の高さを褒めてくれました。 

 

そしてまた後日、学科試験を受験し、満点で合格。 

 

技能試験は3名の外国人が受験しにきており、私は合格しましたが、 

 

他の2名が不合格だったようです。 

 

日本のルールに基づいて車を運転するためには、 

 

十分に準備をしておかなければならないと思いました。 

 

 

Hさん・40代

トルコで国際免許証を取得しましたが、日本での外免切替手続きをするために、 

 

近くの教習所で2時間の練習を行ないました。 

 

2時間の練習の中で、課題点が複数みつかったことから、 

 

教習所での練習は非常に大切だと思いました。 

 

それらの課題点を克服した上で、1回目の技能試験を受けましたが、 

 

一時停止を無視してしまったため、その場で試験が中止されました。 

 

試験が中止されたものの、 

 

試験官に「一時停止だけが問題でそれ以外に関してはとくに問題はなかった」 

 

と言われました。 

 

2回目の技能試験は、もちろん一時停止を無視することなく、 

 

前回と同じように落ち着いて運転することができ、見事合格できました。 

 

試験官は、右左折の寄り(右折30cm・左折50cm程度寄せていること)、 

 

右左折の曲がり方安全確認、加速を重視しているように感じました。 

 

学科試験をクリアするために十分な問題練習をすることも大切ですが、 

 

技能試験に対応するためには、教習所での練習をすることがおすすめです。 

 

 

 

まとめ 

外免切替の技能試験内容と合格率、受験資格や費用について、 

 

ご理解深まりましたでしょうか。 

 

外免切替を行なう際の学科試験の合格率は高いですが、 

 

技能試験の合格率が低いことが分かりました。 

 

技能試験に合格するためには、日本の交通ルールを理解し、 

 

教習所で運転操作の練習をすることがおすすです。 

 

そうすることで、スムーズに日本の運転免許証を取得することができます。 

 

本記事を参考に、外免切替で日本の運転免許証を取得してみてはいかがでしょうか。