タクシーメーターで不正操作されることはある?チェック方法やメーターの仕組みなどを紹介!

タクシーメーター 不正操作 チャック方法
コラム

タクシーに乗ると、タクシー運転手がタクシーメーターを操作します。 

 

タクシーメーターは料金を表示したり、カウントしたりするものですが、 

 

不正操作されていないかのチェック方法はあるのでしょうか。 

 

本記事では、タクシーメーターで不正操作されることはあるのか、 

 

タクシーメーターの仕組みやチェック方法について詳しく解説します。 

 

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タクシーメーターの仕組みについて 

タクシーメーター 仕組み

 

まず、タクシーメーターの仕組みについてみていきましょう。 

 

タクシーの定義については、運転ドットコムの下記の記事を 

 

お読みになってください。 

 

タクシーの定義とは?タクシーの種類やハイヤーとの違いも紹介

 

 

年に一度の点検に合格する必要がある

タクシーには、タクシーメーターの設置が法律により義務づけられています。 

 

タクシーメーターは計量法に即して作られており、 

 

年に一度、正常に作動しているかの点検を受けなければなりません。 

 

点検は計量検定所で実施され、 

 

タクシーが専用検査機の上で駆動したタイヤから走行距離を検出し、 

 

料金メーターと正常に連動しているかを確認するのです。 

 

車の車検の際にも、車が検査機の上に載せられ、 

 

タイヤを駆動させた際にスピードメーターが正しく作動しているのかの確認を 

 

行なう検査と要領が似ています。 

 

検査に合格したタクシーメーターは、有効期限が示された鉛の封がされますので、 

 

検査を受けたかどうかが分かるようになっています。 

 

タクシーメーターの点検を受けていなかったり、検査に合格していない場合は、 

 

タクシーの営業が制限されてしまうのです。 

 

実際にタクシー事業者を管轄する組織により取り締まりが行なわれています。 

 

 

タクシーメーターの個体差

タクシーメーターは、世の中のタクシーの台数分存在するわけですが、 

 

膨大な量のタクシーメーターには個体差がないのか、疑問を感じるところです。 

 

上記のようにタクシーメーターは、計量検定所で厳密な点検が実施されることから、 

 

個体差は極めてゼロに近い状態といえるでしょう。 

 

ただ冬場は地域によってスタッドレスタイヤに履き替えるため、 

 

タイヤの大きさが変更された場合には若干の誤差が生じる可能性があります。 

 

もちろん意図的な不正が確認された場合は、計量法違反に抵触するかもしれません。 

 

 

進化するタクシーメーター

タクシーメーターは、昔は機械式でしたが、 

 

お客様でも運賃が把握できるようにカウントダウン方式が誕生しました。 

 

その後もタクシー運転手の高齢化にともない、 

 

簡単に操作できるタクシーメーターに改良されました。 

 

最近では、スマホアプリを利用して、 

 

乗車前に運賃が事前に確定するサービスの実証実験が行なわれているほどです。 

 

タクシー運転手はこのようなタクシーメーターの変化に適応し、 

 

お客様にサービスを行なっていく必要があります。 

 

 

 

タクシーメーターの料金はどうやって計算されているの?

タクシーメーター 料金

 

タクシーメーターは「計量法」という法律に基づいて、使用量が計測されています。 

 

普段の生活で例えると、水道・電気・ガスと同じ仕組みで料金が徴収されるのです。 

 

タイヤが1回転するたびに進む距離が計算され、 

 

タイヤの回転数をかけることで距離ごとの料金が自動的に計算されています。 

 

タクシーの速度が時速10km未満になった場合は、時間距離併用制運賃に切り替わり、 

 

渋滞や待ち時間中は一定の時間ごとに料金が発生するのです。 

 

タクシーメーターの料金の仕組みについては、以下をご参照ください。 

 

料金制度 

内容 

深夜早朝割増 

・22時から翌朝5時までに適用 

・昼間料金×20%に深夜早朝料金を算出 

迎車回送料金 

・迎車回送してもらう際にかかる料金 

・地域やタクシー会社によって料金が異なる 

障がい者割引 

・身体障がい者手帳、療育手帳などの提示で料金が10%引き 

・高速道路利用時は適用外 

遠距離割引 

・一定距離を超えた長距離移動時に料金が割引される 

・5000円を超えた場合、それ以降は半額料金などさまざま 

運転免許返納者割引 

・運転免許を返納した方が対象の割引 

・運転経歴証明書の提示で料金が10%引きになる 

 

タクシーの料金は東京、大阪、名古屋など、地域によって異なります。 

 

もし事前に料金が知りたい場合は、タクシーアプリを使用し、 

 

出発地と目的地を入力することで、乗車時間と運賃を知ることが可能です。 

 

またタクシーアプリでは、お得なクーポンもあるため、 

 

タクシー料金を抑えることもできます、 

 

 

 

タクシーメーターの不正操作ってあり得る?

タクシーメーター 不正操作

 

結論を述べると、タクシーメーターの不正操作はあり得ます。 

 

タクシーメーターには時計が内蔵されているため、 

 

本来は自動的に22時から割増を開始し、翌朝5時に割増が終了となります。 

 

しかし一部メーカーのタクシーメーターでは、 

 

実車ボタンを2回押すことで深夜早朝割増と通常メーターの切り替えが可能です。 

 

つまり深夜早朝割増時間外であっても、 

 

深夜早朝割増料金を発生させることができてしまいます。 

 

このような行為は言うまでもなく違反行為ですので、 

 

絶対に行なってはいけませんが、 

 

もしかするとこの禁止行為を行なっている運転手がいるかもしれません。 

 

タクシーに乗車した際に、 

 

タクシーメーターの不正操作をチェックする方法を次でご紹介しますので、 

 

ぜひ確認なさってください。 

 

 

 

タクシーメーターの不正操作をチェックする方法

タクシーメーター 不正操作 チェック

 

では具体的にタクシーメーターの不正操作をチェックする方法について 

 

みていきましょう。 

 

 

確認方法①割増料金の切り替え音を聞く

実車ボタンを2回押して、割増や通常料金に切り替える際に電子音が鳴りますので、 

 

その音を聞き取りましょう。 

 

乗務員が乗務しているタクシーメーターを触るときは、 

 

高速入口で高速ボタンに切り替えるとき、 

 

深夜早朝割増に切り替えるとき、 

 

目的地に到着して支払ボタンを押すときです。 

 

それ以外のときに電子音が鳴ったときはタクシーメーターをみて、 

 

現在の料金設定を確認してください。 

 

 

確認方法②タクシーメーターの運賃額の表示に注目する

タクシーメーターの運賃が表示されているところには 

 

「空車」「賃走」「割増」などが表示されています。 

 

表示を確認することで、現在の料金設定が確認できますので、 

 

乗車している現在時刻を確認しながら、 

 

正しい料金設定でタクシーに乗車できているか確認してください 

 

 

 

タクシーメーターで不正操作されないためには?

タクシーメーター 不正操作 対策

 

最後に、タクシーメーターで不正操作されないためにはどうすればいいかご紹介します。 

 

 

タクシーアプリを利用する

タクシーアプリを利用し、出発地と目的地を入力することで、 

 

乗車時間と運賃を知ることができます。 

 

タクシーアプリで表示される料金と、 

 

実際の料金がかけ離れている場合は不正操作されている可能性が高いですので、 

 

運転手やタクシー会社に料金を確認したほうがいいでしょう。 

 

 

タクシーメーターの表示を確認する

前述のように、自身が乗車している時間を確認し、 

 

22時から翌朝5時の時間帯でなければ「賃走」、 

 

22時から翌朝5時の時間帯であれば「割増」の表示になっているかを確認してください。 

 

この表示が誤っていると、正しい料金の計算がされませんので注意が必要です。 

 

 

 

まとめ

タクシーメーターで不正操作されることはあるのか、 

 

タクシーメーターの仕組みやチェック方法について、ご理解深まりましたでしょうか。 

 

タクシーメーターの不正操作はあってはならないことです。 

 

タクシー運転手は正しいメーターの操作をしていますが、 

 

正しい料金設定になっているかは自身でも確認しておいたほうがいいでしょう。 

 

本記事を参考に、タクシーに乗車した際は、タクシーメーターに注目してみてください。