【徹底解説!】第二種免許とは?取得条件や取得方法、難易度は?試験の問題例も紹介!

2種免許とは 解説
コラム

車の免許を取得する際、ほとんどの方が第一種免許を取得します。 

 

中には、第二種免許を取得する方がいらっしゃいますが、 

 

第二種免許とはどのような免許なのでしょうか。 

 

本記事では、第二種免許の取得条件や取得方法や難易度、 

 

試験の問題例について詳しく解説します。 

 

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第二種免許とは

第二種免許とは

 

2種免許(第二種運転免許)は、 

 

有償でお客様やものを目的地まで運ぶ際に必要な免許です。 

 

例えば、旅客であるバスやタクシーは乗客から運賃を徴収して運行し、 

 

トラックはお客様から送料を徴収して荷物を運んでいるため2種免許が必要となります。 

 

一方、送迎バスのように運賃が発生しないバスに運転する際は、 

 

2種免許は必要ありません。 

 

また荷物を運ぶトラックでお客様から送料等を徴収していない場合も、 

 

2種免許は必要ないのです。 

 

2種免許の詳細についてはこちらの記事でも詳しく紹介しておりますので合わせてご覧ください。

 

2種免許について徹底解説!2種免許とは?取得方法や費用、取得するメリットも紹介!

 

 

第一種免許と第二種免許の違い

第一種免許 第二種免許 違い

 

上記で2種免許についてご紹介しましたが、 

 

1種免許と2種免許の違いについては以下の表をご参考ください。 

 

 

1種免許 

2種免許 

普通車 

トラック 

白色ナンバー 

緑色ナンバー 

軽自動車 

軽貨物車 

黄色ナンバー 

黒色ナンバー 

 

職種・業種 

・シャトルバス運転手 

・スクールバス運転手 

・福祉施設の運転手 

・トラック運転手 

・バス運転手 

・タクシー運転手 

 

 

前述のように、1種免許・2種免許の違いは、 

 

乗客やお客様から運賃・送料を徴収しているかがポイントです。 

 

 

 

第二種免許の取得条件や取得方法

ここまででタクシー運転手やトラック運転手になる際は、 

 

2種免許が必要であることが分かりました。 

 

ここでは、2種免許の取得条件・取得方法についてご紹介します。 

 

 

2種免許の取得条件

2種免許の取得条件は以下の通りです。 

 

年齢 

満21歳以上 

視力 

両眼で0.8以上、片眼でそれぞれ0.5以上 

色彩識別能力 

赤色、黄色、青色の識別ができていること 

深視力 

三桿法の奥行知覚検査器で2.5mの距離で3回測定する 

その平均誤差が2cm以下であること 

聴力 

両耳で10mの距離で90dBの警音器が聞こえること 

運動能力 

四肢や体幹の障害がないこと 

 

2種免許を取得するためには、上記の条件を満たしているとともに、 

 

普通免許、準中型免許、大型免許、大型特殊免許のいずれかを取得後、 

 

3年以上経過していなければなりません。 

 

 

2種免許の取得方法

2種免許の取得方法として、以下の3つが挙げられます。 

 

・自動車教習所に通う 

・合宿免許に通う 

・一発試験に合格する 

 

合宿免許を含め、国内すべての教習所で2種免許が取得できるわけではありませんので、 

 

2種免許が取得できる教習所を探さなければなりません。 

 

2022年5月13日施行の道路交通法が改正され、 

 

特例教習(受験資格特例教習)を終了すれば、 

 

これまでの「21歳以上かつ普通免許などの免許を取得してから3年以上」という条件が 

 

「19歳以上かつ普通免許を取得してから1年以上」へと引き下げられました。 

 

特例教習を受ける場合、 

 

以下のように教習所で各車種の教習に入る前に 

 

年齢課程、経験課程、年齢・経験課程の中で該当する課程を受講しなければなりません。 

 

①特例教習の受講 

(1)年齢課程 (2)経験課程 (3)年齢・経験課程 

上記で自分の要件が満たされていないものを受講 

②修了証明書授与 

上記(1)~(3)で終了した家庭課程の証明書を授与される 

③各車種の教習 

教習所に入所、連続して教習を受ける 

④免許取得 

免許センターで学科試験を受験 

 

一発試験で2種免許を取得したい場合、運転免許試験場で試験を受け、 

 

合格することで2種免許を取得することが可能です。 

 

 

 

第二種免許の取得にかかる費用

第二種免許 取得費用

 

2種免許を取得する際の費用は、以下の金額を参考にしてください。 

 

所持免許 

8t限定中型MT 

【一種】 

(MT・AT) 

8t限定中型AT 

【一種】 

(AT) 

5t限定準中型MT 

【一種】 

(MT・AT) 

普通車MT 

【一種】 

(MT・AT) 

時限 

技能:18 

学科:19 

技能:18 

学科:19 

技能:18 

学科:19 

技能:21 

学科:19 

教習料金 

24万円前後 

24万円前後 

24万円前後 

26万円前後 

 

上記の費用は自動車教習所に通学したり、 

 

合宿免許で2種免許を取得する際の目安の金額です。 

 

一発試験の場合は、合格すれば4万円前後で2種免許を取得することができます。 

 

 

 

第二種免許の取得は難しい?難易度を紹介!

第二種免許 取得 難易度

 

1種免許を取得する際と同様に、 

 

2種免許を取得する際も学科試験と技能試験を受けなければなりません。 

 

2種免許の試験内容は、以下のようになっています。 

 

 

学科試験

1種免許の学科試験よりも難易度が高い問題が多く、 

 

問題数は95問、合格点は100点満点中90点以上です。 

 

普通自動車2種免許を取得する際でも、 

 

大型2種、大型特殊2種、けん引2種の問題が出題されます。 

 

ただそれらの問題数は5問ですので、事前学習しておけば対応可能です。 

 

基本的には2種免許の学科試験も、1種免許で学んだことから出題されますので、 

 

1種免許の学科試験の内容を細かいところまで見直しましょう。 

 

 

技能試験 

2種免許の技能試験は、1種免許の技能試験より厳しく採点される上に、 

 

合格点が高く設定されています。 

 

教習所内では、V字・S字クランク、旋回、縦列駐車、方向転換が審査の対象です。 

 

また路上での技能試験も実施されます。 

 

前述のように、2種免許の取得は1種免許取得と比較すると難易度が高いです。 

 

学科試験の復習の際は、知っている知識であっても細かく復習しましょう。 

 

 

 

第二種免許の試験の問題例

第二種免許 試験 問題例

 

2種免許の試験には、どのような問題が出題されているのか、一例をご紹介します。 

 

 

速度に関する問題

<例題>一般道路では、普通自動二輪車の法定最高速度は、50km/hである。 

<解答>×。普通自動二輪車の法定最高速度は、60km/hである。 

 

 

事故時の対応

<例題>交通事故が起きたときは、過失の大きい方が警察に届けなければならない。 

<解答>×。過失の大、小に関係なく両方が届け出ること。 

 

 

免許区分に関する問題

<例題>自家用の大型バスを運転するときは、大型二種免許が必要である。 

<解答>×。自家用の大型バスを運転するときは、二種免許は必要はない。 

 

 

運転時に関する問題

<例題>旅客自動車を運転中、工事中で悪路を通過する際は乗客に注意を促す。 

<解答>〇。悪路を通行する時は、乗客に注意を促す。 

 

 

道路に関する問題

<例題>こう配の急な下り坂、上り坂、共に停車も駐車もしてはならない。 

<解答>〇。上り、下り共に駐停車禁止である。 

 

 

 

第二種免許を合格するためのコツとは?

第二種免許 合格 コツ

 

最後に、2種免許を合格するためのコツをみていきましょう。 

 

 

コツ①1種免許の範囲も復習する

車を安全に走行させるための基本的な知識・教養は1種免許の学習内容にあります。 

 

上記で2種免許試験の例題を挙げましたが、 

 

1種免許取得時に学習した内容がほどんどです。 

 

1種免許で学ぶ内容をベースに、2種免許の学習内容を積み重ねてください。 

 

 

コツ②過去問を使って演習する

2種免許取得の際の過去問は市販されていますので、過去問をたくさん解きましょう。 

 

本番では類似した問題がたくさん出題されています。 

 

出題の傾向やパターンをつかむためにも、過去問を解くことは効果的です。 

 

 

コツ③技能試験ではコースの下見をする

運転手の中には、初めての道を走る際に緊張が高まり、 

 

運転後に疲れを感じる方がいらっしゃいます。 

 

技能試験のときも同様で、予めコースを下見しておくことで、 

 

本番の試験で余裕が出てくる場合があります。 

 

少しでも実力が発揮できるよう、緊張を緩和させる意味でも効果があるでしょう。 

 

 

 

まとめ

第二種免許の取得条件や取得方法や難易度、 

 

試験の問題例について、ご理解深まりましたでしょうか。 

 

2種免許を取得すると、仕事の幅がグンと広がりますので、 

 

運転職に就職をお考えの方は、まず2種免許を取得しましょう。 

 

2種免許はお客様から運賃や送料を徴収してものや人を運ぶため、 

 

責任重大な仕事を担うとともに、運転手のプロとして仕事をする立場になります。 

 

本記事を参考に、2種免許を取得して、 

 

運転職への就職を考えてみてはいかがでしょうか。