一度就職したものの、さまざまな理由で退職している人がいます。
人が辞める理由にはどのようなものがあるのか、
とくに人事の方は気になるのではないでしょうか。
本記事では、人が辞める理由や退職理由、
辞める会社の特徴や兆候について、詳しく解説します。
人が仕事を辞める理由｜退職理由TOP10
人が仕事を辞める理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは退職理由にTOP10をご紹介します。
1位・上司や経営者の仕事の仕方が気に入らない
例えば部下が成績を上げるなどの手柄を上げたときに、
その手柄を自分のものにしたり、
それとは反対に自分の失敗は部下に押し付ける上司がいます。
会議のときは自分の期限が悪いときは、きつい口調になったりする上司もいるのです。
上司が仕事の期日をまも守っていないことを指摘すると、
それに対して逆ギレする上司もおり、権力をふりかざしてくる人もいます。
このような仕事の仕方をしている上司や経営者には、社員はついてきません。
2位・労働時間・環境に不満がある
労働時間については、残業時間が長い会社は退職者が増えるでしょう。
残業時間が長い状態が続くと、社員の体調が悪くなり、
最悪の場合、入院することになります。
また残業時間が長いことを上司に伝えると
「仕事が遅いからだ」と相手にされないケースもあるのです。
このように労働時間が長い会社は人が辞める理由の1つになります。
3位・人間関係がうまくいかない
勤務時間中に、仕事もせずに関係のない話ばかりしている人がいます。
話に関係のない人からすると、話し声が雑音にしか聞こえず、
仕事がはかどらない状態になるのです。
また自分に話しかけられたときも、
自分のことを言わなければ仲間外れにされるなど、
自分のプライベートが守られない環境の職場があります。
このような職場環境・人間関係のところでは、退職者が増えるでしょう。
4位・給料が低い
毎月の給料が低かったり、
入社後の給料が数年間据え置きだったりする会社は退職者が多くなります。
社員の中には、手取りを増やすために、
自ら残業を体を酷使しなければ毎月の給料が増えないのです。
年に昇給の聞か機会があったとしても、
月に数百円から数千円の昇給しかないのであれば、
退職する社員が増えたとしても仕方ありません。
5位・仕事内容が面白くない
就職の際は「この仕事をやりたい！」と思って入社しますが、
実際に行なう仕事はまったく別の仕事である場合があります。
やりたい仕事をすることができないのでは、仕事が面白いわけがありません。
モチベーションが上がることなく、そのまま辞めることになるのです。
6位・ワンマン社長がいる
社長がすべて自分の思い通りにいくと思い、さまざまな指示を出す社長。
社長の言うことですので、社員はなかなか断ることができない環境です。
社長に媚びを売ってまで会社に残る意欲がなくなり、
出世もしたくないという心情から、人が退職する方向へと動きます。
7位・社風が合わない
当然のことのようにサービス残業をさせられ、
有休をとるとなれば他の社員からそう総スカンをくらう会社があります。
当然の権利すら認められない会社に長居する人はいません。
とくに残業代や有休など、
法律で決められたことは遵守している会社でなければ人はどんどん辞めていくでしょう。
8位・会社の経営方針・経営状況が変わった
次年度に入社する予定の社員に、
次年度より経営方針が変わることを伝えていれば問題はないのですが、
それを伝えないまま社員を入社させている会社では、
新入社員たちが「入社前に聞いていた話と違う」という声があがり、
退職につながるケースがあります。
また経営状況が悪化した際、
ボーナスや残業代がカットされる事態になると、多くの退職者が出るでしょう。
社員からすると、会社の将来だけでなく、
自分の将来も不安になりますので、退職者が出ても仕方ありません。
9位・キャリアアップができない
自分がやりたかった仕事ができず、
キャリアアップができない仕事を任されるときがあります。
社員の中にはキャリアアップを図りたい社員がいますが、
キャリアアップができないことが分かれば、
当然その会社を離れるという決断を下すでしょう。
10位・昇進や評価に不満がある
社員のモチベーションで大切なのは、昇進や評価に値する成果を認めるということです。
正当に成果が認められることで、社員のモチベーションが上がりますし、
それが正当な昇進や昇給につながるべきでしょう。
成果を認めてくれない会社は、社員がどんどん離れていくことになります。
人が辞める会社の特徴とは？
人が辞める会社の特徴は、以下の通りです。
特徴①労働条件・職場環境に問題がある
人は、ベストを尽くせる労働条件・職場環境でない会社からは離れていきます。
賃金、労働時間、業務内容などが労働条件にあたり、
休日出勤が多い、長時間勤務などの問題がある場合は、人が辞めていくのです。
職場環境とは、職場のデスク、PC、照明などの物理的環境のほか、
上司や同僚などの人間関係も含まれます。
職場環境に問題がある会社は、社員の安全面や健康面で、
十分な対策がとられていないといえるでしょう。
特徴②組織そのものに問題がある
上司の役割は、社員を育て、励まし、引き上げることですが、
これができない上司は、上司が組織に問題を抱えさせているのです。
また上司と部下で会社のビジョンが共有できていない場合も、
それを共有できない組織に問題があるといえます。
特徴③評価体制が整っていない
人は仕事を進めていく中で、成功事例を出した場合は、高い評価を得たいものです。
評価は口頭だけでなく、昇進や給料などに反映して示すことが求められます。
そのような評価体制が整っていない会社は、
人が辞めていく可能性が高いといえるでしょう。
人が辞める兆候とは？
最後に、人が辞める兆候にはどのようなものがあるのかみていきましょう。
仕事のやる気がみえない
人が辞める場合、仕事へのやる気がみえなくなるときがあります。
辞めるため頑張っても意味がない、評価にならないと考えているからと考えられます。
会話が減る
会社を辞めると、会社での人間関係を気にする必要がないため、
周囲との会話が減るときがあります。
昼食や飲み会などの参加しなくなることも、兆候の1つといえるでしょう。
待遇や評価に不満を言い出す
社員が待遇や評価に対して不満を言い出すときも、人が辞める兆候といえます。
仕事を継続する場合は、上司や同僚との人間関係を気にして不満を言わないですが、
退職を考えるほど会社に対する不満が高くなっているケースが多いのです。
まとめ
人が辞める理由や退職理由、辞める会社の特徴や兆候について、
ご理解深まりましたでしょうか。
人が辞めるか会社には、何かしらの原因がありますので、
辞める人が多い場合は、会社組織のどのようなところに
要因があるのかを探る必要があります。
もし要因が発見できたなら、それを改善しないことには、
今いる社員も退職する可能性が出てくるでしょう。
社員あっての会社ですので、退職理由を分析して、
今後に生かしていかなければなりません。
ドライバーの方で退職をお考えの方は、運転ドットコムの下記の記事に
詳細を記載していますので、合わせて参考になさってください。
本記事を参考に、人が辞める理由や退職理由を知っていただき、
安定した会社経営をめざしてみてはいかがでしょうか。
