ベテランドライバーもやっている眠気対策7つ紹介!眠くなる理由や居眠り運転の罰則についても紹介!

ライバー 眠気対策
コラム

車を運転しているときに、眠気に襲われたことはないでしょうか。 

 

ベテランのドライバーでも眠気に襲われることがあるため、 

 

実は眠気対策を行なっているのです。 

 

眠気対策を採らなければ、運転中に居眠りしてしまい、 

 

事故を起こす可能性が高くなります。 

 

本記事では、ベテランドライバーでもやっている眠気対策や眠くなる理由、 

 

居眠り運転の罰則について、詳しく解説します。 

 

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運転していると眠くなる理由とは?

眠くなる理由

 

運転中にやってくる眠気の要因は、主に2つの種類があります。 

 

具体的にどのような理由・要因なのかみていきましょう。 

 

 

理由①恒常性維持機構

車を運転している際は、常に周囲の安全確認を行なっており、 

 

視覚的・肉体的に疲労を感じることから、眠くなるのです。 

 

これを「恒常性維持機構」といいます。 

 

運転操作は目から情報を得て、脳で考えながら判断を積み重ね、 

 

最適な運転操作を行ないながら車を走らせているのです。 

 

 

理由②生体時計機構 

運転をしている・していないに関わらず、 

 

寝不足状態や起床してから相当な時間が経過している場合、 

 

「生体時計機構」により眠くなります。 

 

よって、運転前は十分な睡眠時間をとることが大切です。 

 

運転をすることが分かっている場合は、寝る時間を削ったりしてはいけません。 

 

長距離運転をしていると誰しも眠くなりますので、 

 

事前の睡眠時間は十分に確保しておきましょう。 

 

 

 

ベテランドライバーもやっている眠気対策7つ

眠気対策

 

運転している時間が長くなると、だんだんと眠気に襲われるものです。 

 

ここではベテランドライバーもやっている眠気対策についてご紹介します。 

 

 

対策①:運転前日にしっかり睡眠をとる

眠気が襲ってくる理由の1つとして、睡眠不足が挙げられます。 

 

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、 

 

成人の睡眠時間は6時間以上が目安としていますが、 

 

複数の調査研究で、7時間前後の睡眠時間が生活習慣病やうつ病の発症・死亡のリスクを 

 

最も低くしているといわれているのです。 

 

翌日に運転することがわかっている場合は、しっかりと睡眠をとる必要があります。 

 

 

対策②:カフェインを摂取し眠気を覚ます

カフェインを摂取することで眠気を覚ますことができます。 

 

コーヒーや緑茶などにはカフェインが含まれていますので、 

 

摂取することをおすすめします。 

 

個人差はありますが、コーヒーの場合は「ブラックコーヒー」、 

 

緑茶の場合は「濃い緑茶」などを飲むと、眠気が覚めやすくなるでしょう。 

 

 

対策③:2時間おきに休憩をとる

長時間運転する場合は、2時間おきに休憩をとりましょう。 

 

休憩することで眠気が覚めるだけでなく、気分もリフレッシュさせることが可能です。 

 

平成30年度・厚生労働省委託事業・株式会社日通総合研究所 

 

バス運転者の労働時間等の改善のための基準」では、 

 

休憩時間は以下のようになっています。 

 

・連続運転時間は4時間が限度 

・運転4時間ごとに合計 30 分以上の休憩等の運転の中断が必要 

・30 分以上の休憩等は分割可能(ただし1回 10 分以上) 

 

バスドライバーは、2時間ごとに15分休憩するのを1つの目安としているように、 

 

やはり2時間おきの休憩は眠気を払拭するためにも大切です。 

 

 

対策④:仮眠をとる

上記の休憩と合わせて、仮眠をとるのも効果的です。 

 

仮眠は、起床後8時間に15~30分の仮眠が最適時間といわれています。 

 

ただ運転中に眠くなった場合は、上記の最適時間を眠るようにしましょう。 

 

 

対策⑤:体を動かす

上記の休憩と合わせて、車内で休憩するだけでなく、 

 

一度、車から降りて体を動かしたり、ストレッをしてみてください。 

 

頭もスッキリしますので、ぜひ実践してみましょう。 

 

 

対策⑥:顔を洗う

顔を洗うことは、眠気覚ましに効果があります。 

 

冷たい水で顔を洗うと、気分転換も可能です。 

 

 

対策⑦:ツボを刺激する

中指の人差し指側の爪の生え際にある「中衝」は、 

 

眠気覚ましに効果のあるツボですので、おしてみてください。 

 

ツボの刺激は即効性がありますし、その他、耳を引っ張ることも効果的です。 

 

 

 

居眠り運転が事故につながる場合もある!

居眠り運転 事故

 

運転中の眠気は非常に危険で、公益財団法人「高速道路調査会」のデータでは、 

 

居眠り運転による事故の死亡重症率が33%となっており、 

 

他の要因の死亡重症率の約4倍もの差があります。 

 

一般道で高速道路問わず、 

 

居眠り運転は意識がない状態で車を走らせているわけですから、 

 

死亡率が高くなって当然です。 

 

このように運転中の眠気は非常に危険であることがわかります。 

 

 

 

居眠り運転の罰則について

居眠り運転 罰則

 

居眠り運転をして事故を発生させた場合、 

 

加害者には刑事・行政・民事における責任が生じます。 

 

ここでは、それぞれの責任について内容をみていきましょう。 

 

免停や免許取り消しについては、運転ドットコムの下記の記事でも 

 

ご紹介していますので、合わせて参考になさってください。 

 

トラックドライバーの免停とは? 免許取り消しのルールを紹介!

 

刑事上の責任

刑事責任は事故が犯罪として立件され、 

 

裁判の結果「有罪」となった際に科せられる責任です。 

 

<過失運転致死傷罪> 

罪の内容 

車やなどを運転している際に、必要な注意を怠ったため人を死傷させた罪 

懲罰 

7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金 

※無免許の場合は10年以下 

 

<危険運転致死傷罪> 

罪の内容 

飲酒や薬物使用などの危険な状態で運転し、人を死傷させた罪 

懲罰 

被害者が負傷した場合は15年以下の懲役 

死亡した場合は1年以上の有期懲役 

 

刑事罰が問われる可能性がある場合、警察に逮捕されるときもありますが、 

 

逮捕されずに、日常生活を送りながら取り調べを受ける場合もあります。 

 

 

行政上の責任

行政責任は、以下のように免許の違反点数や反則金が発生する責任です。 

 

<安全運転義務違反> 

免許の違反点数 

2点 

反則金 

大型車:12,000円 普通自動車:9,000円 

 

反則金を納付しなければ、3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金の対象になります。 

 

<過労運転> 

免許の違反点数 

25点 

懲罰 

3年以下の懲役または50万円以下の罰金 

 

違反点数25点は、一度で免許停止になってしまう点数です。 

 

過労運転には反則金の制度はなく、懲役または罰金の適用となります。 

 

 

民事上の責任

事故のより被害者が発生した場合、被害者に対して治療費や慰謝料、 

 

修理費などの損害賠償金を支払う責任が民事上の責任です。 

 

損害賠償金は、示談や交渉により金額が左右されます。 

 

自賠責保険でカバーされる部分もありますが、それを超える補償が必要な場合は、 

 

任意保険でカバーするのが一般的です。 

 

 

 

最新テクノロジー技術で居眠り運転もなくなるかも?!

最新テクノロジー 居眠り運転

 

テクノロジーが進展していく中で、 

 

居眠り運転に効果がある技術も開発されていますので、ご紹介します。 

 

 

FEELythm(フィーリズム) 

ウェアラブルセンサーは、眠気の予兆を検知するもので、 

 

富士通が販売している「 FEELythm(フィーリズム)」は、 

 

聴診器と似た形をしているウェアラブル端末です。 

 

耳たぶの血管から脈波データを分析し、眠気の予兆を検知し、 

 

ドライバーには音声や振動で知らせるしくみとなっています。 

 

運行管理者にも通知することが可能で、 

 

収集したデータはドライバーごとに眠気を可視化できる優れものです。 

 

 

JINS MEME ES

メガネブランドでおなじみのJINSは、 

 

JINS MEME DRIVEというアプリを手掛けており、 

 

JINS MEME ESという専用メガネと連携することで、眠気を通知することができます。 

 

まばたきや視線移動などのデータを収集することができ、 

 

ドライバーの健康状態を察知しているのです。 

 

 

 

まとめ

ベテランドライバーでもやっている眠気対策や眠くなる理由、 

 

居眠り運転の罰則について、ご理解深まりましたでしょうか。 

 

運転時間が長くなるにつれて眠気が襲ってきますが、 

 

居眠り運転は絶対にしてはいけません。 

 

人身事故を起こしてしまっては、一生償うことになるでしょう。 

 

そうならないためにも、本記事でご紹介した眠気覚ましの方法や、 

 

最新のテクノロジーを利用したアイテムを使って、 

 

居眠り運転がないようにしてください。 

 

本記事を参考に、眠気対策を採りながら、安全運転に努めていただければ幸いです。