中古車販売業者が教える!車検切れの防止対策3つ!車検切れになってしまった場合の対処法も紹介!

車検切れ 防止対策
コラム

日本では定期的に車を車検に通さなければなりません。 

 

車検切れの状態で公道を走行すると、安全な状態で車を走行させているとはいえず、 

 

罰則や罰金が科せられます。 

 

本記事では、車検切れの防止対策や、 

 

車検切れになってしまった場合の対処法について、詳しく解説します。 

 

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車検切れとはどのような状況?

車検切れとは

 

車検(自動車検査登録制度)は、車が保安基準に満たしているかを検査する制度です。 

 

車を検査した結果、基準に満たしていない車両は、 

 

必要な修理や修正をした上で、再度検査を受けなければなりません。 

 

検査に合格しなければ、公道を走ることができないのです。 

 

車検には有効期限があり、この期限が切れた状態を「車検切れ」といいます。 

 

車検切れの車両は、公道を走ることができません。 

 

 

 

車検切れを起こさないための防止対策3つ

車検切れ 対策

 

車検期間が1日でも過ぎてしまうと、その車両は公道を走ることができません。 

 

車検切れを起こさないためには、どうすればいいのでしょうか。 

 

ここでは、車検切れを起こさないための防止策をご紹介します。 

 

 

対策①スマホアプリのカレンダーを活用する

Googleカレンダーなど、スマホアプリのカレンダーは、 

 

日常のスケジュールを管理できます。 

 

車検は車検満了日までに受けなければなりませんので、 

 

車検満了日をカレンダーに登録しておくというより、 

 

車検満了日より1カ月半前、1カ月前をリマインド登録しておくといいでしょう。 

 

車検は、満了日より1カ月前から受けることができますし、 

 

車検を受ける際は車検工場等の予約をしなければなりませんので、 

 

車検満了日1カ月前後をリマインド登録することがおすすめです。 

 

 

対策②車検工場からのSMS・LINE・メールなどで通知を受ける

過去に車検を受けた工場からは、次の車検時期が近づいてくると、 

 

SMS・LINE・メールまたははがきなどを通じて連絡がくることがあります。 

 

以前に車検を受けた工場には、あなたの車の情報や個人情報が登録されています。 

 

その情報を基に、車検工場から車検満了日の案内がきますので、 

 

その案内をみることで、車検満了日までに、車を車検に通すことができるでしょう。 

 

 

対策③車検証のコピーを普段よくみる場所に貼っておく

冷蔵庫やデスクなど、普段よくみる場所に車検証を貼っておくと、 

 

車検満了日の意識が強くなります。 

 

従来の車検証のサイズはA4でしたが、 

 

現在では車検証が電子化されたことからA6サイズとなりました。 

 

サイズが小さくなった分、貼り付けたとしてもそれほど幅はとりませんので、 

 

よくみる場所に貼り付けて車検満了日を確認しましょう。 

 

 

 

車検切れによる罰則や罰金

車検切れ 罰則 罰金

 

車検切れの車で公道を走行した場合、以下のような罰則・罰金が科せられます。 

 

 

違反点数 

その他のペナルティ 

車検切れの車で走行した場合 

 

6点 

道路交通法違反 

30日間の免許停止 

道路陸送車両法違反 

6カ月以下の懲役 

または30万円以下の罰金 

車検切れ+自賠責保険未加入で走行した場合 

6点 

自動車損害賠償保障法違反 

1年以下の懲役または 

50万円以下の罰金 

 

車検切れとは、車検満了日の日付を1分でも過ぎていれば、罰則の対象となります。 

 

上記の表で、自賠責保険のことについて触れているのは、 

 

車検満了日と自賠責保険満了日が同じ日である可能性があるためです。 

 

場合によっては、車検は2年(24カ月)であるのに対して、 

 

加入している自賠責保険は25カ月で加入している場合があります。 

 

なぜこのように自賠責保険の満了日が、 

 

車検満了日+1カ月になっているパターンがあるのかというと、 

 

車検満了日を過ぎたとしても、自賠責保険の満了日が過ぎていなければ、 

 

役所で発行される仮ナンバーを申請することで、 

 

車検工場・陸運局に車を持ち込む際に公道を走ることが認められるためです。 

 

前述で、車検切れを起こさないための防止策をご紹介しましたが、 

 

車検満了日と合わせて自賠責保険の満了日も確認しておくといいでしょう。 

 

 

 

車検切れになってしまった場合の対処法

車検切れ 対処法

 

車検切れになってしまった場合は、次の方法で車を動かすことが可能です。 

 

 

対処法①仮ナンバーを取得する

自身で車検切れの車を動かす場合は、現住所を管轄している役所で仮ナンバーを取得し、 

 

仮ナンバーをつけることで公道を走ることができます。 

 

仮ナンバーは申請・取得してから5日間有効ですので、 

 

仮ナンバーを取得したからといって焦って車を動かす必要はありません。 

 

注意しなければならないのは、仮ナンバーを申請・取得する際は、 

 

仮ナンバーを装着してどの区間を走るのかを記載しなければならないということです。 

 

基本的に走行できる区間は、 

 

車両の保管場所から車検工場や陸運局になるはずですので、 

 

その区間を書く必要があります。 

 

記載した区間を逸脱して走行すること、道路運送車両法違反となり、 

 

6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられますので注意してください。 

 

仮ナンバーを申請する際は、以下のものが必要であることも知っておきましょう。 

 

・車検証(自動車を確認するための書類) 

・有効期限内の自賠責保険証の原本 

・本人確認書類(運転免許証など) 

・発行手数料(自治体による・700円前後のところが多い) 

 

もし自賠責保険が切れている場合は、 

 

再加入してからでなければ仮ナンバーを申請・取得はできません。 

 

 

対処法②レッカー車を利用する

レッカー車をもっている車検工場に車検を依頼することで、 

 

レッカー車で車を引き取りにきてくれます。 

 

車検工場に依頼する際は、 

 

自身の車が車検切れであるため公道を走行できないことを伝えてください。 

 

車検切れの車は公道を走行することができませんので、 

 

レッカー車で引き取りに来てもらうにしても、 

 

引き取り方を考えなければならないためです。 

 

もし引き取りが可能であれば、車をスムーズに移動してもらうことができるでしょう。 

 

 

対処法③積載車を利用する

場が積載車をもっている場合は、 

 

積載車で車を引き取ってもらうことが可能です。 

 

積載車はレンタカー店で借りることもできますので、 

 

自身で積載車を借りて、車検工場・陸運局に持ち込むことができます。 

 

積載車を運転するためには、準中型免許や中型免許などが必要です。 

 

積載車に車を積載する際も、 

 

車検切れの車を公道に出してはいけませんのでご注意ください。 

 

 

 

まとめ

車検切れの防止対策や、車検切れになってしまった場合の対処法について、 

 

ご理解深まりましたでしょうか。 

 

車検切れになった車は公道を走らせることができません。 

 

車検切れの車を移動させる方法について詳しく記載しておきましたので 

 

熟読なさってください。 

 

また車検切れの防止対策についても役に立つことでしょう。 

 

トラックの車検については、運転ドットコムの下記の記事に記載していますので、 

 

合わせて参考になさってください。 

 

トラックの車検の種類や適用期間について紹介!車検項目や費用にかかる相場についても!

 

本記事を参考に、車検切れになったとしても焦らずに対応していただければ幸いです。