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人付き合いが苦手な方にとって
チームワークを必要とする仕事はとても辛く感じることでしょう。
ドライバーの仕事をしている人を見ると、一人で作業しているように見えますが、
ドライバー業は一人でもできる仕事なのでしょうか。
本記事では、ドライバー業は1人でもできる仕事なのかについて、詳しく解説します。
ドライバー業は一人で仕事できるのか?
ドライバー業は一人でできる仕事です。
ドライバーの1日をみると、ドライバーは1日のほとんどを車の中で1人で過ごします。
荷下ろし先・配送先で現地の人と多少のコミュニケーションを取る必要はありますが、
他の業種と比べると、コミュニケーション量は圧倒的に少ないといえるでしょう。
ほぼ一人で仕事をすることから、他人の顔色をうかがうこともなく、
大きなストレスを感じることもないのです。
人付き合いが苦手な方は、ぜひドライバー業の仕事に注目してみてください。
人付き合いが苦手な人におすすめのドライバーの職種4つ
人付き合いが苦手な人に、おすすめのドライバーの職種をご紹介します。
ルート配送ドライバー
ルート配送ドライバーは、決められたルートで各店舗を回り、
その店舗で商品を下ろします。
物流倉庫で商品の荷積みを行ないますが、倉庫では基本的には1人で作業しますので、
他の人とコミュニケーションをとる環境ではありません。
また、ルート配送中も1人でトラックを運転し、1人で商品を下ろします。
荷下ろし先の店舗で、従業員とコミュニケーションを取る場合がありますが、
挨拶や簡単な業務連絡程度で済むでしょう。
同様に、運送会社でも業務完了報告などのコミュニケーションは必要ですが、
必要最小限のコミュニケーションで大丈夫です。
自動販売機補充ドライバー
自動販売機補充ドライバーは、各自動販売機を回り、ドリンクなどの補充を行ないます。
上記のルート配送ドライバーと同様に、
倉庫でドリンク等を積み込むときは1人で作業を行ないますし、
自動販売機にドリンク等を補充する作業も1人です。
自動販売機補充ドライバーは、ルート配送のように、
店舗に従業員がいるわけではありませんので、
現地でのコミュニケーションはありません。
運送会社での業務完了報告といった
必要最小限のコミュニケーションで仕事が成り立つでしょう。
長距離トラックドライバー
長距離トラックドライバーは、
数日かけて、目的地となる物流センター等まで荷物を輸送します。
輸送する荷物の荷積みについては、基本的に自分1人で荷積みをしたり、
フォークリフトの資格を持っている場合は、
フォークリフトを利用して荷積みを行ないます。
積み荷の確認をする際に、
倉庫内の従業員とコミュニケーションをとる場合がありますが、
コミュニケーション量はわずかです。
基本的に長距離トラックライバーはたくさんの荷物を積んで走行しますが、
その大量の荷物を1人で輸送しますので、他の人と関わることはありません。
荷下ろし先でも基本的には自分で荷下ろしをしますが、
物流センターの従業員が荷物を降ろしてくれる際は
若干のコミュニケーションを図る必要があります。
このように、長距離トラックドライバーは勤務時間を長いものの、
他の人と接することはほとんどないのです。
回送ドライバー
配送ドライバーは、レンタカーなどの車両を、営業所に回送する仕事を行ないます。
車を回送する際は、自分1人で運転をします。
営業所では従業員と接する機会がありますが、
基本的に回送ドライバーは回送車を運転するために外に出ていますので、
他の従業員と接する機会があまりないのです。
会社に属したくない人はフリードライバーもおすすめ!
フリードライバーとは、どこの会社にも属さず、
個人で仕事を受注して収入を得る運送業者のことをいいます。
荷主から直接依頼を受けて荷物を輸送することから、
仕事は自分でつかんでこなければなりません。
また、荷物を運ぶための車は自分で用意する必要があり、普通免許は必須です。
運転する車両によっては中型免許や大型免許が必要ですし、
2種免許が必要なときもあります。
基本的には上記の内容でフリードライバーになることが可能です。
ドライバー業には様々な仕事がありますので、
前述のように、他の人と接する機会が少ないドライバー職を選ぶことで、
人付き合いが苦手な人でもドライバーの仕事に就くことができるでしょう。
フリーランスの軽貨物ドライバーについては、運転ドットコムの下記の
記事も役に立ちますので、合わせて参考になさってください。
フリーランスの軽貨物ドライバーの年収はどれくらい?開業までの手順も公開
人付き合いが苦手なドライバーの体験談3つ
最後に、人付き合いが苦手なドライバーの体験談についてみていきましょう。
~体験談①~Tさん・30代・勤務歴2年
自分は人付き合いが苦手なことから、ルート配送ドライバーの仕事を選びました。
ルート配送ドライバーの仕事は、
どの店舗に、どの商品を輸送するのかのリストがありますので、
そのリストに従って各店舗に荷物を輸送します。
リストに従って荷積みをするため、
トラックに荷物を積み込む仕事も1人で行なっています。
各店舗に到着してからも、
従業員とは荷物の置き場所の確認や納品完了の報告をするだけで、
会話の時間はそれ程長くありません。
必要最小限の会話で済むこの仕事は、
人付き合いが苦手な自分にとって向いていると思っています。
~体験談②~Yさん・30代・勤務歴12年
私は、自動販売機に飲料を補充する仕事をしています。
学生の時から1人で居るのが好きで、他者との関わりが苦手であったため、
1人でできる仕事はないかと思い、自動販売機の補充の仕事を選びました。
補充しなければならない飲料の積み込みから、
自動販売機に飲料を補充するまでの全てての業務を1人で行なっています。
業務終了後、会社に戻ってからは、完了報告程度で、
とくに深く会話をすることなく退勤することができますので、
気楽に仕事ができています。
~体験談①~Sさん・40代・勤務歴1年
会社での人間関係に疲れたため、1人でできる仕事をするために、
長距離トラックドライバーに転職しました。
長距離トラックドライバーは内勤はなく、数日間ずっと外に出て働くため、
周囲に気を遣うことなく仕事をしています。
仕事も、食事も、就寝も1人がいいという人とっては、
長距離トラックドライバーの仕事は適しているといえるでしょう。
まとめ
ドライバー業は1人でもできる仕事なのかについて、ご理解深まりましたでしょうか。
ドライバー業は内勤の仕事ではなく、外に出て運転をする仕事ですので、
基本的には1人で仕事を進める場合がほとんどです。
他の人とチームワークを組んで仕事をしたり、
他の人とコミュニケーションを図るのが苦手な人にとって、
ドライバー業は向いているといえるでしょう。
ドライバー業には、複数の業種があることもご紹介していますので、
合わせて参考になさってください。
本記事を参考に、
ドライバー業は一人でできる仕事であることを知っていただければ幸いです。