バイク便は宅配便と同様に依頼された荷物を配送する仕事です。
バイク便って知っているけど、どのような仕事なのか分からないという人もいるでしょう。
本記事ではバイク便について詳しく説明していますのでバイク便への転職を考えている人や、
本業のすきま時間を活用して稼げる仕事を探している人はぜひ参考にしてください。
バイク便とは??仕事内容も紹介!
バイク便と聞いても、利用したことない方は実際の仕事についてイメージを持ちにくい人もいるでしょう。
ここではバイク便についてイメージできるけど、実際の仕事内容を知らない人も、詳しく分かるようになります。
ぜひ最後までお読みください。
バイク便の仕事内容
バイク便は書類を運ぶというイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。
書類を配送するということ以外にも、幅広くバイク便は活用されています。
それでは一緒にバイク便の仕事内容を見ていきましょう。
小物や書類を運ぶ
バイク便が運ぶものは、小さなものや書類が中心です。
バイク便ですので、バイクの荷台に乗せられるものだけになります。
バイク便が運ぶ荷物の種類は以下のとおりです。
・書類や印刷物
・工具や部品の一部
・食べ物 など
バイク便の会社によって多少の違いはありますが運べる大きさは縦約35㎝×横約55㎝×高さ約48㎝です。
重さは約15~20㎏になります。
バイクの運転時の安全性を考慮し、大きさや重さには制限があります。
買い物を代行する
買い物を代わりに行くという仕事もバイク便はおこなっています。
急いで必要なものがあるけど外出できない、病院にお薬を取りに行ってほしいときなどに利用されます。
ただし、買い物を代わりにおこなうサービスをしている企業は限られているので事前に確認が必要です。
忘れ物を持ってきてもらう
忘れ物を持ってきてくれるサービスを行っている企業もあります。
例えば、電車の中で落としたものが最寄り駅以外で保管されており、
自宅に届けてほしいときなどで利用すると便利です。
財布や鍵など、すぐに手元にないと困るものなどでバイク便を利用するとよいでしょう。
バイク便で運べないもの
バイクの荷台に乗るものであれば、何でも運べるというわけではありません。
以下のものは運べないことがあります。
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危険なものや生き物などは運べません。
24時間対応してくれる!
夜中の配送にも対応している企業もあります。
21時以降にならないと会社に誰もいない、早朝からの作業に必要な部品がある場合などに利用すると便利です。
バイク便と宅配便の違いについて
配送と聞いたらまず初めに宅配便をイメージするでしょう。
バイク便も宅配便も荷物を配送するという部分では同じです。
そこで、ここではバイク便と宅配便の違いについて紹介します。
値段が異なる
バイク便と宅配便の価格には違いがあります。
宅配便の料金は、荷物の大きさと配送する距離によって決まります。
バイク便の場合は、基本的に距離による値段です。
例えば、1㎞あたり1,000円のように企業ごとに値段が決まっています。
タクシーの料金をイメージしてもらえば分かりやすいかと思います。
バイク便は当日に届けられる
バイク便は、当日に届けられることが大きなメリットです。
宅配便の場合でも、午前中の受付で午後には届くというサービスをしている企業はあります。
しかし、バイク便のように集荷してから1〜2時間ほどで配送が完了することは難しいです。
そのため、バイク便は緊急性がある荷物を運ぶことに適しています。
バイク便は荷物のサイズが決められている
バイク便は荷台に乗せられるサイズに制限があるため荷物のサイズが制限されます。
宅配便は知られているように、大きなサイズも配送できます。
サイズの制限はバイク便の企業ごとに多少違うため、利用する際には確認が必要です。
バイク便は配達の範囲に制限がある
バイク便は宅配便と異なり、通常は配達の範囲に制限があります。
近隣エリアが主な対象です。
エリア外の配達は制限されていることが多いです。
企業によってはエリア外の配達も対応する場合、追加で料金がかかります。
一方、宅配便の場合は、空輸を利用すると国外への配送も可能です。
バイク便は渋滞に左右されにくい
交通渋滞に左右されにくいことはバイク便のメリットです。
交通渋滞をさけて配達できます。
そのため、時間厳守が求められる荷物や急ぎの荷物の配送にバイク便が適しているのです。
バイク便は時間の制限がない
宅配便は荷物を受付する時間が決められています。
受付時間を超えると次の日の受付とみなされることもあり、荷物の到着が遅くなります。
バイク便の場合は、一部の企業では24時間対応できます。
そのため、朝1番行われる会議の資料を届けてほしいという依頼を夜中に受けても対応可能です。
臨機応変に対応できるため、緊急で物を届けたいときに役立つのがバイク便です。
バイク便を利用する方法を紹介!
バイクを使用する流れについて下記で説明します。
①バイク便を運営している企業に連絡する
荷物を運ぶエリアを対応している企業に連絡します。
電話やWEBで依頼するのが一般的です。
連絡をして、バイク便を依頼します。
②出荷先とお届け先の情報を伝える
どこで荷物を集荷し、どこまで運んでもらうのかを伝えます。
必要な情報であるため、依頼をする前に確認しておきましょう。
③荷物の準備
書類はファイルに入れる、金属の部品であれば梱包するなど、
バイク便が集荷にきたときにすぐに渡せるように準備します。
伝票も必要な場合は、伝票を準備しておくとスムーズに集荷できます。
④集荷
バイク便が荷物を受け取りに来たら、
荷物や伝票、料金を渡します。
配送にかかる時間などを知りたい場合、集荷時に聞くとよいでしょう。
⑤配送完了時
配送が完了したら、連絡が入ります。
完了の連絡は、電話やメールが使われます。
バイク便はどんな時に利用する?便利な利用例
バイク便は、すぐに対応でき配達完了までが早い配達方法です。
ここでは、バイク便の便利な利用方法について紹介します。
~利用例①~イベントに必要なグッズを忘れてしまった
「イベント当日に来場者に配る予定であったノベルティグッズを忘れてしまった」という場合に便利に利用できます。
もちろんイベントだけでなく以下のような急いでいる場合にはおすすめです。
・会議に必要な書類を自宅に忘れた
・取引先に先にもっていくはずの資料を忘れた
・保守に必要な物品がすぐに必要
・レポートの作成がギリギリになり、郵送では間に合わない
すぐに対応できるバイク便のメリットを活かした配送です。
~利用例②~デリバリーしてもらいたいとき
ピザ屋さんのように、デリバリー用のバイクを所持している飲食店は多くありません。
飲食店を経営している会社で以下のような場合に、バイク便を便利に利用しています。
・ケータリングのサービスを始めたい
・お弁当の宅配をするスタッフが足りない
・車が壊れて配送する手段がない
車やバイクを持っていないけど配送したいという時に、バイク便は便利に利用できます。
バイク便で働く場合の給与は?
ここまでバイク便の仕事内容について詳しく紹介してきました。
バイクの運転が好き、短時間だけ働きたいという理由でバイク便に興味を持っている人も多いでしょう。
そこで気になるのは、バイク便の給与事情ではないでしょうか。
以下でバイク便ライダーの給与事情について紹介していきます。
バイク便のライダーで稼ぐ方法については下記の記事で紹介しています。
これからバイク便ライダーとして働きたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
バイク便のライダーの平均年収はどれくらい?アルバイトは儲かる?
バイク便の年収
バイク便の年収と月給換算は下記のとおりです。
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雇用形態はさまざまで、正社員、アルバイト、契約社員、副業です。
地域や雇用形態によって、給与に差があります。
ただし、男女による差はないです。
また、基本的にボーナスがないことがほとんどです。
参考:運転ドットコム「バイク便のライダーの平均年収はどれくらい?アルバイトは儲かる?」
時給の場合
バイク便ライダーを副業とする場合のおすすめの働き方は、時給による雇用です。
運転ドットコム調べでは、時給の相場は1,000円〜1,200円です。
仕事内容によっては1日のうちに配達が少ないことがあるので、時給で働く方が良いことがあります。
例えば、以下のようなスケージュールです。
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仕事の依頼がない場合、待機しておく必要があります。
待機時間が長くても、時給であると給与の心配が少なくなるでしょう。
歩合制の場合
定期便のバイク便におすすめな給与体制が、歩合制です。
配送が多ければ多いほど、給与に反映されます。
定期便に加え、合間の時間に他の配達の依頼を受ければ、効率的に稼ぐことができるでしょう。
歩合制の場合の報酬は企業によってさまざまですが、送料の40〜50%が相場です。
つまり、配送5,000円の荷物を配送すると、1件あたりの報酬は2,000円〜2,500円となります。
1時間で配送できる荷物であったら、時給換算すると時給2,000円〜2,500円です。
配送料や配送にかかる時間によっては、短時間で高収入を得ることができるでしょう。
バイク便で実際に働いている人の体験談
バイク便で働いている人の体験談を紹介します。
バイク便で働いてみたいけど、きついというイメージがあり不安という方は、下記の記事も参考にしてください。
~ケース①~Hさん/男性の場合
バイク便をしているHさんは、バイク好きであるためバイク便のライダーとして働き始めました。
以前の仕事は、忙しく休日に愛車に乗る暇もなかったようです。
しかしバイク便ライダーになり、自分の愛車に乗りながら仕事ができることがうれしいとおっしゃっていました。
以前からバイクの運転が好きなため、遠距離の配送もドライブを楽しみながらおこなっています。
また、ライダー仲間も増え、プライベートも充実しているようです。
~ケース②~Mさん/男性の場合
今まで全く違う業種で働いていたMさんですが、バイク便の仕事に興味をもち転職したそうです。
はじめは、道を覚えることも苦手で入社1カ月ほどは苦労したことも多かったとおっしゃっていました。
しかし、仕事を続けるうちにエリア内の道をほとんど覚えることができ、
回り道や近道も把握できているそうです。
道を覚えると運転がおもしろくなり、景色を楽しみながら配送していると教えてくれました。
~ケース③~Tさん/男性の場合
営業職をしていたTさんですが人間関係にストレスを感じ転職をして、バイク便のライダーとして働き始めました。
バイク便は依頼を受けたり、配送したりするときにコミュニケーションをとる必要があります。
しかし、運転中はもちろん1人です。
仕事中、他者とコミュニケーションをとることが少ないため、
人間関係に悩まされていたTさんも対人とのストレスを感じることなく働けているようです。
~ケース④~Sさん/男性の場合
副業でバイク便をしているSさんの体験談です。
働きはじめたばかりの頃は、バイク便は荷物を運ぶことだけと考えていたそうです。
しかし、最近はお客様からの「ありがとうございます。ほんとうに助かりました」
というお礼にやりがいを感じているようです。
急ぎの荷物も多いため、多くのお客様に感謝してもらえるお仕事だと教えてくれました。
バイク便で働くには?
バイク便のライダーとして働くには事前に準備が必要です。
ここでは、バイク便で働くにはどうすればいいのか紹介します。
資格は二輪免許もしくは原付免許があればOK!
もちろんですが、二輪免許もしくは原付免許の免許が必須です。
原付よりも二輪車の方が早く配送できるため、二輪免許を取得するとよいでしょう。
自動車免許を持っている人であれば、原付バイクを運転することはできます。
しかし、乗り慣れていないとバイク便ライダーとして働くことが難しいため、
事前に運転の練習をすることもおすすめします。
バイク便で働く場合の方法
バイク便として働く方法はいくつかあります。
下記でバイク便ライダーになれる方法を紹介しています。
これからバイク便に就職を考えている人はぜひ参考にしてください。
業務委託契約を結ぶ
バイク便ライダーとして働くには、企業に勤めるのではなく、
業務委託を受け荷物を配送するという選択肢もあります。
いくつかの企業と業務委託を結ぶと、安定して仕事を受けられることがメリットです。
ただし、自分のバイクを使用して業務委託を受ける場合には、緑のナンバープレートを取得する必要があります。
緑のナンバープレートは商用登録車という意味です。
126cc以上のバイクでバイク便をする際には必須であるため、運輸支局に行き、届出を提出しましょう。
求人サイトを利用する
求人サイトを利用することで、バイク便の求人を見つけることがあります。
多くの求人サイトがあるため、自分にあった条件から選ぶことができるでしょう。
ただし、求人サイトによっては求人情報の信憑性が低いことがあるため、気をつけておく必要があります。
実際に働きだすと、応募条件とは異なる点も多く出てくるかもしれません。
運転ドットコムから求人を探す
バイク便の求人を探している場合は、「ドライバー専門の運転ドットコム」を活用することをおすすめします。
運転ドットコムはドライバー専門の求人サイトであるためドライバーが知りたい情報を正確に伝えてくれます。
また、実際に働く人の声を動画で確認できるため、企業のイメージを掴みやすいでしょう。
バイク便をはじめとするドライバーの求人を探すなら、「運転ドットコム」がおすすめです。
違う職種からバイク便に転職はできる?
バイク便ライダーへの転職は前職や年齢、性別が関係なく可能です。
今までドライバーの経験がない方でも働くことができます。
以下のような方は、配送の経験がなくてもバイト便に向いているといえます。
・バイクが好きな人
・臨機応変に対応できる人
・道についてよく知っている人
バイクの運転ができる人は、誰でもバイク便のライダーになれるでしょう。
まとめ
バイク便の仕事について、知ることはできたでしょうか。
バイク便は、急ぎの配送が必要なときや忘れ物をしたときなど、柔軟に対応できる便利な配送です。
ただし、大きい荷物や海外への配送はもちろんできません。
荷物の大きさや量、配送距離などに制限がありますが、緊急時に対応できることから多くの需要があります。
すきま時間に副業で稼ぎたい方、好きなバイクで仕事をしたい方などにおすすめの職業です。
ぜひ参考にしてみてください。