トラックのバック運転が苦手な人必見! 運転のコツを紹介

トラックのバック運転が苦手だと感じる人は多いのではないでしょうか。
トラックは車体が大きく縦に長いため、車体サイズや死角の多さに慣れていない人は運転しにくいです。
また後方が完全に死角になるためバック運転には恐怖を感じますが、コツを掴めば安全に運転できます。
本記事では、トラックのバック運転のコツを紹介します。

 

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トラックのバック運転が苦手な人とは?

トラックのバック運転を苦手に感じる要因として、車体の大きさに慣れていないことや死角の危険性が挙げられます。
車両感覚を掴むまで時間がかかりますが、苦手意識を解消できると事故を起こすリスクを減らすことが可能です。

 

車体の大きさに慣れていない

トラックは普通車に比べ車体が大きいため、慣れていないと運転しにくいです。
前後のタイヤが離れていることで、小回りが利かず内輪差も大きくなります。
トラックの全長や動きを把握しハンドル操作を行う必要があり、バックや駐車する際の難易度が上がります。

大型トラックは小型トラックよりも全長が長くなるため、距離感が掴みにくいです。
小型トラックから練習する、毎日バックの練習をするなどバック運転に慣れる工夫をしましょう。

 

死角が多い

トラックは、貨物の積載により後方の視界が遮断され目視が難しく死角が多いです。
トラックが大きくなるほど目視できない箇所が多くなります。
運転席が高い位置にあるため後方だけでなく、運転席や助手席、前方の下部が死角です。


また、車体が長いため曲がる際サイドミラーに後輪部分が映らない場合、脱輪や接触の危険があります。
死角が多いと、壁や車、人などに接触するリスクが上がるため、恐怖を感じることが多いです。

 

バック運転のコツ5選

トラック バック コツ

 

慣れるまではドライバーの多くが恐怖や抵抗を感じるトラックのバック運転ですが、コツを掴めば安全に行えます。
白線やタイヤの把握、ミラーやモニターの利用など、さまざまな方法で上達可能です。

ここでは、バック運転のコツを紹介します。

 

白線を確認する

バックすると左右どちらかに寄ってしまう人は、駐車スペースに引かれていることが多い白線を確認しましょう。
ミラーを利用した安全確認は重要ですが、白線を意識できるだけでも真っ直ぐバック可能です。
右後方のタイヤが白線の内側にくるようハンドルを動かし、サイドミラーを見ながら少しずつ車体を真っ直ぐにしていきます。
また、運転席側の白線に沿って平行になるようにすると、真っ直ぐバックしやすいです。

 

窓を全開にして死角を減らす

バック運転が苦手な方は、視野が広がり死角を減らせるため、窓を全開にし顔を出して後方の目視を行いましょう。
タイヤの位置や向き、後方の確認ができ、周囲の壁や障害物などとの距離感も掴みやすくなります。
窓を全開にしても視認できない箇所は、降りて安全を確認してからバックしましょう。
ミラーでの確認だけでなく、窓から顔を出し目視をすることで、バックによる事故の防止にも繋がります。

 

サイドミラーを活用する

バック運転の際は、トラックの左右を広く確認できるサイドミラーを活用しましょう。
目視ではサイドの感覚が掴めないため、サイドミラーの活用が重要です。
後方の確認はできませんが、ミラーに映る状況から様子を推測できます。

また、サイドミラーの位置の調整で死角が減少し、車体の状況を確認できるためバック運転しやすくなります。
前輪と後輪が見えるよう右サイドミラーはやや下向き、左サイドミラーは右側よりも下向きのセットがおすすめです。

 

バックモニターを着ける

バック運転の難度や危険を下げるために、バックモニターの装着もおすすめです。
バックする際は後方を目視で確認しますが、バック中は難しい場合があります。

モニターを搭載することで、目視できない部分のカバーが可能です。
ただしモニターのみに頼るのではなく必ず安全確認を行い、誘導者がいる場合は声やサインを逃さないよう、周囲へ注意を払いましょう。

 

タイヤの位置を把握する

タイヤの位置を把握しておくことで、正確なバック運転が可能です。
後方を視認できるため運転席側からのバックが理想ですが、道路事情や駐車場の方向などにより助手席側からのバックが必要な場合もあります。
どちらの場合でも、タイヤの位置や軸を意識しましょう。

車体が長いトラックは内輪差が大きいため、内輪差による事故を防げるよう、タイヤ位置の把握が重要です。
前方右タイヤを中心に全体のタイヤ位置を把握し、軸を意識したハンドル操作を行うことで正確にバックできます。

 

トラックのバックカメラは義務化されるの?

トラック バックカメラ 義務化

 

令和3年6月に国土交通省が公表した「車両後退時の事故防止のための国際基準の導入」によると、バックカメラや後方検知システムなどの「後退時車両直後確認装置」の装着が義務化されました。
二輪車や一部の特殊自動車を除き、乗用車やトラックの多数が対象です。
新型車は令和4年5月、継続生産車は令和6年5月から適用されます。
ただし、適用時点で所有している車は対象外です。
車体の後方0.3mから3.5m、高さ0.8mの範囲を確認できるバックカメラの装着が必要です。

 

おすすめのバックカメラ2選

バックカメラは死角となる後方を確認できるため、トラックのバック運転に慣れていない人の手助けとなります。
バック運転が苦手な人だけでなく、事故防止のためにも全てのトラックドライバーに装着を推奨したいアイテムです。

 

TRAIL CAMERA

TCIのTRAIL CAMERAは大型トラックでも簡単に装着できます。
バッテリーからカメラに給電するため配線作業が必要なく、強力な磁石の力により取り付けるため工事も不要です。
モニターはダッシュボード上に固定し、プラグをシガーソケットに挿入することで給電します。
赤外線IRの搭載により夜間でも視認性が高く、映像が鮮明な点が魅力です。
タイムラグはほぼなく、また防水仕様のため雨の日でも使用できます。

 

SPOT CAMERA

TCIのSPOT CAMERAは、TRAIL CAMERAと同様に磁石の力で装着するワイヤレスカメラのため、取付工事が必要ありません。
カメラにはリチウムイオン電池が内蔵されているため、カメラ本体を充電することで使用可能です。
赤外線IR搭載により、夜間の映像も鮮明に確認できます。
高温や高水圧の環境下でも影響を受けにくいため、装着したまま高圧洗浄機での洗車が可能です。
録画・録音機能もついているため、ドライブレコーダーの代替品としても使用できます。

 

まとめ

トラックは車体が大きく長いため、死角が増え、バック時に恐怖や苦手意識を感じる人が多く見られます。
安全にバックするには、白線やタイヤ位置を把握し、窓から顔を出して目視しましょう。
ミラーやバックカメラをうまく活用しながら、コツを掴めるよう練習してみてください。

 

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