送迎ドライバーの仕事は、男性が多いというイメージがある人も多いのではないでしょうか。
女性の送迎ドライバーのニーズが年々増加しており、企業も積極的に採用しているケースが増加しています。
この記事では、女性送迎ドライバーの仕事内容や向いている人の特徴を紹介しますので、送迎ドライバーとして働きたいと思っている人は必見の内容です。
■出典:NPO法人 日本福祉タクシー
送迎ドライバーとは
送迎ドライバーとは、専用車両を利用して高齢者が通所する介護施設などへ利用者の送迎を行う仕事です。
通所介護だけではなく、入所介護施設でも送迎ドライバーが働いている場合も多くなっています。
送迎ドライバーと介護職員を兼任して働く場合もあります。
仕事内容
送迎ドライバーの主な仕事内容は、介護施設に通所や入所している利用者の送迎です。
介護職員が送迎ドライバーを兼務する場合は、必要に応じて乗降車の移動介助も仕事です。
日報や送迎をする車の運行前後の点検、整備といった業務も職場によっては、送迎ドライバーが担当します。
利用者の送迎を担当するドライバーの割り振りの計画を担う場合もあります。
送迎業務後は介護施設内の清掃業務や備品の補充を行うこともあり、雇用契約内容によって異なる仕事内容です。
勤務形態
送迎ドライバーの勤務形態は、雇用契約や利用者の状況によりますが、通所介護の送迎業務は短い時間内での勤務が多いのが特徴です。
利用者が1日中施設を利用する場合が多い通所リハビリ事業所は、送迎を1日に何度も行う必要があるため、勤務時間も長くなります。
介護施設が休みの場合には、送迎ドライバーも休みになり、介護施設が毎日稼働している場合は、送迎業務も毎日あるため、シフト勤務になっているのが一般的です。
介護職員と送迎ドライバーとして働いている場合には、介護施設で介護業務を行い、送迎時間にはドライバーとして勤務します。
女性が働く場合のメリットとデメリット
女性が送迎ドライバーとして働く場合、メリットやデメリットはあるのでしょうか。
メリット
メリットはこのようになります。
• 制服貸与の企業が多い
制服が貸与されている場合には、服装が気になって業務に支障がでたり、利用者に対して不快感を与えずに業務に集中できるでしょう。
• 細かな気配りが評価されやすい
女性ならではの細かな気遣いが、評価されやすいというメリットがあります。
女性ドライバーを採用した会社では、車内の雰囲気が改善されたという事例もあるようです。
利用者の方も、女性ドライバーだと安心だと感じる人も少なくありません。
• 運転好きという趣味を仕事にできる
運転が好きな方であれば、運転自体を仕事にできるため、楽しく仕事ができるメリットがあります。
好きな仕事ならモチベーションも上がりますし、仕事上で上手くいかない時にも前向きな気持ちに切り替えるのも容易にできるでしょう。
■出典:ドライブワーク通信
デメリット
女性がドライバーとして働くデメリットは、このようなものが挙げられます。
• 女性用トイレが少ない
女性用トイレが少ない、また用意されていない場合もあるため、送迎業務中の利用者が乗っていない区間で見つけた際に済ませておくようにしましょう。
• 体力を必要とする
送迎ドライバーと介護業務を兼任している場合には、利用者の乗降の補助をするため体力が必要です。
介護業務と兼任していない場合も車椅子を押したり、利用者を車まで誘導する業務を担う場合もあります。
女性で送迎ドライバーに向いている人
送迎ドライバーに向いている人は、どのような特徴の人なのでしょう。
• 人の役に立ちたいと考えている人
送迎ドライバーは、利用者を安全に送り届けるという役目があります。
そのため「人の役に立ちたい」と考えている人は、向いている人と言えるでしょう。
• 人と関わるのが好きな人
送迎をする際に、利用者の乗降車の介助をしたり挨拶を交わしたりと、利用者や家族と関わる場面が多いです。
人と関わったりコミュニケーションをとるのが好きという人は、向いていると言えるでしょう。
• 運転に自信がある
送迎ドライバーは、安全に利用者を送迎する必要があるため運転に自信があり、安全に運転できる人は向いていると言えるでしょう。
送迎ドライバーのやりがい
利用者から労いの言葉や感謝の言葉を掛けられた際に、送迎ドライバーとしてのやりがいを実感できます。
送迎の仕事は命を乗せて運転するため、疲労感を感じる場合もあります。
しかし利用者の方と顔を合わせる機会も多いため、直接気持ちを聞けた際にはやりがいを感じるでしょう。
仕事を探す場合のポイント
女性が送迎ドライバーとして働く際には、女性が働きやすい環境が整っている会社を見つけるポイントを押さえておくのをおすすめします。
女性の採用実績を確認
会社を選ぶ際に、求人票に「女性活躍中」といった文言があれば、すでに女性が働いている職場であるのが分かります。
女性が働きやすい制度や環境が既に整っている可能性が高いでしょう。
職場に女性ドライバーの同僚がいるのも安心材料になります。
勤務時間の配慮の有無
育休や産休、産休明けの時短勤務といった制度や日中のみの勤務を希望したい場合への配慮があるのかも重要なポイントです。
生活スタイルに合わせた勤務時間の配慮の有無は、必ず確認しておきましょう。
育休や産休を確認
一度勤務した会社で長く働きたいと思っている人は、多いのではないでしょうか。
育休や産休といった制度の有無は、会社選びの重要なポイントです。
まとめ
この記事では、女性が送迎ドライバーとして働くメリットやデメリット、向いている人の特徴を紹介しました。
送迎ドライバーとして女性が働く際には、女性ならではの気配りで安心感を持ってもらえる場合もあります。
送迎ドライバーに向いている人の特徴や、仕事を探す際のポイントを押さえて働きやすい環境で仕事を始めましょう。