キャリアカーのメリットとは?年収や向いている人の特徴も紹介

コラム

日常的に車を運搬しているキャリアカーですが、利用することで得られるメリットが何であるか気になる人は多いと思います。
また将来キャリアカードライバーへの就職を視野に入れている場合、年収についても気になるでしょう。
本記事ではキャリアカーを利用するメリットや年収、ドライバーとして向いている人の特徴まで詳しく解説していきます。

 

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キャリアカーのメリットとは?

キャリアカーを利用するメリットは複数考えられますが、代表的なものについて3つ紹介します。

 

さまざまな車に乗ることが出来る

キャリアカーを導入している会社では、会社によって違いますが運搬先によってはさまざまな車に乗車することが可能です。
複数の種類の車に乗車できることは、車好きな人にとっては嬉しいメリットと言えます。
また他の業界では中々得ることのできない経験のため、運転技術の向上や車の幅広い知識を身につけることが可能です。
その他に顧客よりも先に新型車に乗ることもできます。
新型車の運転感覚を先に実感できることは、キャリアカーの導入会社における醍醐味とも言えます。
乗車可能な車両の例は以下の通りです。
・乗用車

・軽自動車

・トラック

・ミキサー車

・バス など

 

運転が上手くなる

キャリアカーを運転していると運転技術が向上します。
キャリアカーには、単車・トレーラー・ローダーの3種類がありそれぞれ一般的な乗用車よりも車体が大きく運転が難しいです。
そのため日常的に運転していると、運転が徐々に上手くなります。
またキャリアカーは、車両を積み安全に運転することが望まれるため安全運転へ配慮する能力も向上できます。
また前述したように、さまざまな車両の運転にも携われることから臨機応変に対応する運転技術の向上が可能です。
その他にもバック駐車をキャリアカーで行う場合は、車体が長く、車幅が広いなどの理由から難しいです。
またMT車であるため、通常の車両と比較して行うべき動作が多いことも難しさの原因となっています。
そのため日常的にキャリアカーでの運転や注射を繰り返しているうちに、運転におけるさまざまな技術の向上に期待できます。

 

遠くまで車を届けることが出来る

通常トラックなどの一般貨物の場合、荷物をディーラーや自動車整備工場の敷地内に進入して荷降ろし等の作業を行う必要があります。
キャリアカーの場合、運搬するものが自動車であるため遠方まで自動車を運転して届けることが可能です。
流石に事故車や故障車両についてはキャリアカーで固定して運ぶ必要がありますが、通常の商品を自ら運転して運ぶべることはメリットと言えます。

 

キャリアカー運転手の年収

キャリアカー運転手を視野に入れている人は、特に年収について気になっていると思います。
クロスワーク・マガジンによると、キャリアカー運転手の一般的な年収は約450万円程度です。
中には、これ以上に稼いでいる人もいれば稼げない人もいます。
国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、日本人の令和3年における平均年収は443万円となっています。
キャリアカー運転手の年収と日本人の年収を比較すると、特段高年収というわけではないようです。
ただし物流業界では慢性的な人材不足が続いているため、労働条件が改善されつつあり求人によっては高年収に期待できます。
年収に関しては大型免許に追加で牽引免許を取得して大手へと就職する方が、より高い年収を得ることが可能です。
転職を考える場合は、企業とのミスマッチが生じて後で後悔しないように求人情報や評判を入念に調べておくようにしましょう。
出典:

国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」

クロスワーク・マガジン

 

キャリアカードライバーに向いている人の特徴

キャリアカードライバーに向いている人の特徴

キャリアカードライバーは、どのような人に向いている職種なのか気になる人も多いでしょう。
キャリアカードライバーに向いている人の特徴を3つ紹介します。

 

丁寧に運転できる

キャリアカーの仕事は車両を輸送することであるため、周囲の安全に配慮し丁寧な運転ができる人に向いているでしょう。
乱暴に車両を運転することで、積んでいる車両が曲線などの遠心力でぶつかり傷つくことや落下してしまう可能性があります。
産経新聞によると、2016年に神戸市の山陽自動車道でトレーラーが追突して荷台の車が路上に落下して乗用車と衝突する事故が発生しています。
このように常に安全に配慮して運転をしなければ事故に繋がり大変です。
乱暴な運転をせず、自身が車両を安全に運ばなければならないという意識を高く持ち運転するように心がけましょう。
出典:産経新聞

 

運転することが好き

キャリアカーの仕事は運転業務が主であるため、運転することが好きな人に向いているでしょう。
キャリアカーは業務内容により近隣の積み込み地や荷降ろし場所を巡回し、一日で終わる時もあればある程度の日数がかかる場合があります。
近場で一日で終わるような距離を運転するだけならば良いですが、遠方へと運転しなければならない場合に苦痛を感じる人は向いてないかもしれません。
そのため日頃から車を運転することに慣れており、運転することが好きな人に向いている職種と言えるでしょう。

 

責任感がある

キャリアカーの仕事は、責任感を強く持ち業務を遂行することができる人が求められています。
積み込みや運転、荷降ろしなど全作業を基本的に一人で実施するため、途中で適当になったり投げ出したりしない人が向いていると言えるでしょう。
道路に停車させてディーラーなどへ荷降ろしを行っている人たちもいますが、荷降ろしする際も運転手が自走して納品する必要があります。
そのため、最後まで責任感を持ち仕事をやり切る能力がある人が求められているのです。

 

キャリアカーでよくある質問

キャリアカーでよくある質問

キャリアカーに関して、よくある質問について回答していきます。

 

初心者でもなれるの?

結論から言うとキャリアカードライバーには初心者からでもなることが可能です。
実際に求人ボックスで「キャリアカー 未経験OK」で検索をかけてみると741件の求人があります。
特にこれまでに大型免許を取得している方の場合は、経験がなくても問題なく就職できる可能性も高いです。
初心者からの入社が不安な場合は、求人や企業のWebサイトをよく確認して研修制度などが充実しているかどうかを確認しましょう。
出典:求人ボックス

 

車に乗せるのはドライバーの仕事?

キャリアカーへ車を積む際も降ろす際も、基本的には運転手が実施します。
専門職の人を雇用している場合も考えられますが、人件費などのコストがかかるため雇用していない場合が多いです。
車をキャリアカーに載せるためには、レーンから脱線しないように気をつけるなど慣れるまでには時間を要します。
また2段式になっているキャリアカーの場合、上段に積むとなると落下するリスクなども考えられるでしょう。
キャリアカーに車を積むには、通常の運転時よりもより一層安全に配慮して運転する必要があります。
企業によっては巻上機を採用しているところもあるため、大型免許や牽引免許を取得したら巻上げウインチ資格も取得しておくことがおすすめです。

 

まとめ

本記事では、キャリアカーのメリットについて紹介しました。
キャリアカーはさまざまな車に乗車できるほか、運転が上手くなるなど車好きにとっては嬉しいメリットが豊富です。
また通常のトラックなどと異なり、車が商品であるため事故車などを除き自走で納品先へ届けることもできます。
しかしキャリアカーは、積載車両が落下したり乱暴な運転を繰り返していると傷がついたりしてしまうため注意が必要です。
特に落下時は重大事故に繋がると大変です。
そのため常に責任感を持ち、安全に配慮した丁寧な運転ができる人に向いているでしょう。
これからキャリアカードライバーへの就職を視野に入れている方は、向いている人の特徴への理解や求人情報などをよく確認しておきましょう。
特に初心者の方は、研修制度が充実している会社を選ぶことが重要です。

 

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