長距離トラックドライバーの1日の生活とは?仕事や休憩時間を紹介

コラム

・長距離トラックドライバーの1日のスケジュールを知りたい
・車内の生活方法や快適に過ごすコツを知りたい
・長距離を走るなかでも生活リズムを崩さない方法を知りたい

本記事では上記のような疑問を解決するとともに、長距離トラックドライバーの生活にまつわる情報を紹介します。長距離トラックドライバーを目指している方はぜひ最後までご覧ください。

 

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長距離トラックドライバーの1日の生活の流れ

はじめに、長距離トラックドライバーの1日の生活を紹介します。
 

仕事内容や道路状況の確認

まずは荷積みを行う前に仕事内容や配送スケジュールの確認を行います。なぜなら、効率的に業務を進められるためです。具体的な確認事項はこちらです。

・当日は何をどこにどういうルートで運ぶか
・休憩はどこでどのタイミングでとるか
・配送先には何時に着くべきか

事前に確認をせずに運転を始めることで、指定時間に遅れてしまう可能性があります。その際、焦って事故のリスクが高まることや配送数が減ってしまうこともあります。特に個人事業主でトラックドライバーを行う場合は、配送量が収入に直結するため事前確認が重要です。なお、配送ルートが混んでいる様子であれば、予備のルートも考えておくとスムーズに配送を進められます。
 

荷物の積み込み作業

確認を終えた後は荷物の積み込みです。荷積みをする際、大手運送会社であれば荷積みスタッフが担当することもあります。しかし、中小運送会社で配送業務を行うときは、自身で荷積みを行うこともしばしばあります。長距離トラックは荷積みに1,2時間かかるため、ある程度の体力が必要です。また、場合によってはフォークリフトにて荷積みを行うこともあります。フォークリフトの資格を持っていると業務幅が広がり重宝されます。
 

運転

荷積みを終えた後は配送業務です。配送業務が長距離トラックドライバーにとって本命の仕事ともいえます。指定時間内に配送先へ荷物を届けることがドライバーに与えられた仕事です。届け先の管理方法によっては、1秒でも遅れた到着が許されないこともあります。一方で、到着時間が早すぎると待機時間が長くなりやすいため、できるかぎり指定時間近くに到着することがポイントです。配送を終えた後は営業所(もしくは自宅)へ戻ります。復路で別の営業所に寄り、出発地点である倉庫へ持ち帰る荷物を積むケースもあります。なお、もちろん復路でも事故が起きないように運転をしなければなりません。
 

休憩

ここまでが一般的な流れですが、配送の途中で休憩を取ります。午前に出発した場合は、お昼頃にトラックを停められる駐車場を探し、休憩を取ることが多いです。しかし、長距離ドライバーは大型トラックでの配送が多いため、簡単にどこでも停められるわけではありません。高速道路のサービスエリアやパーキングエリアで休憩する方が多いですが、休憩場所はある程度事前に考えておく必要があります。場合によっては休憩所に寄れないことも多く、車内の軽食で済ます方も多いです。
 

長距離トラックドライバーの生活の特徴

 

長距離ドライバー 生活 1日

 

ここからは、長距離トラックドライバーの生活の特徴を紹介します。
 

睡眠・仮眠

まずは睡眠・仮眠事情についてです。長距離トラックドライバーは配送スケジュールによって車内泊をするケースもあります。また、生活のリズムが崩れやすいため業務中に睡眠不足になる方も多いです。業務中の睡眠不足は事故のリスクが大きいため、仮眠を取る必要があります。睡眠・仮眠を取る場所は基本的にサービスエリア、パーキングエリア、トラックステーションなどです。サービスエリアは、場所によって宿泊施設もあるため快適に過ごせます。その際に仮眠用の簡易布団や枕を持っておくと便利です。周りの雑音が気になる方は、アイマスクや耳栓も重宝します。なお、駐車場所が見つからないからといって、駐車禁止エリアに駐車してはいけません。「広めの道路の路肩なら大丈夫だろう」と思っていたとしても道路交通法に違反する可能性があります。
 

食事

次に食事事情についてです。長距離トラックドライバーの食事は主に休憩所と車内の2パターンに分けられます。休憩所で食事をする際は、サービスエリアや道の駅のような場所のレストラン・売店を利用することが多いです。車内で食事をする際は、事前に家から弁当を持参するかコンビニで事前に軽食を購入することが多いです。車内でよく食事をする方のなかには、冷蔵庫や電子ケトル、カセットコンロなどを所持しており自炊する方もいます。数日間は帰宅できないという方は自炊をすることで生活費を安く済ませられます。
 

トイレ

次にトイレ事情についてです。長距離トラックドライバーはトラックを停められる場所が限られているためトイレに困ります。どこにでもあるコンビニにはトラック用の駐車スペースが少ないため、サービスエリア、パーキングエリアなどを利用することが一般的です。サービスエリアに寄れないときは物流施設を活用することも一つの手です。物流施設とは、主に貨物の保管や仕分けで利用される物流センターを指します。いわゆる倉庫のようなイメージをするとわかりやすいですが、近年は「先進的物流施設」という最新テクノロジーを利用したものもあります。
 

シャワー・お風呂

次に、シャワー・お風呂事情です。長距離トラックドライバーは何日にもわたって配送を行うことが多くあります。シャワー・お風呂を使える場所を探すことはトイレを探すよりも大変なことに思えますが、意外と利用できる場所は多いです。

例えば以下のような場所が挙げられます。
・サービスエリアや道の駅
・物流施設
・ガソリンスタンド

ガソリンスタンドは場所によってドライバー専用のシャワー室を完備しています。給油をする代わりにシャワー室を貸し出しているため、利用しているドライバーは多いです。なお、シャワー・お風呂を利用するために、シャンプーやボディソープ、タオルなどのお風呂セットは必需品です。
 

長距離トラックドライバーで生活リズムを壊さないコツ

 

長距離トラック 生活 1日

 

長距離ドライバーは夜間運転による昼夜逆転や長時間の運転などにより、健康な身体を維持しにくいです。ここでは、生活リズムや体調を崩さないための方法をいくつか紹介します。
・食事は栄養バランスを意識する
・適度に日光を浴びる
・15分単位の仮眠で眠りの質を上げる
・寝だめをしない

上記の対策を取ることで自律神経を整えやすくなります。そうすると、生活リズムをリセットできるため体調を崩しにくいです。長距離トラックドライバーは不規則な生活になってしまう傾向にあるからこそ、体調に気をつけて業務を行う必要があります。
 

まとめ

長距離トラックドライバーの1日の仕事スケジュールや生活の特徴についてまとめました。仕事の特性上、日々の生活をトラックとともに過ごすことが多いため、実際の生活を知らないと「思ったより辛い」ということになりかねません。しかし、事前に1日のスケジュールや生活方法を知っておくことでその心理的なギャップを埋められます。長距離トラックドライバーの生活は、ポジティブに捉えると一般的な会社員では味わえない楽しいことも経験できます。これを機に、長距離トラックドライバーに興味を持っていただけると嬉しいです。以上、長距離トラックドライバーの生活についてでした。

 

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