コンビニやスーパーのルート配送の仕事内容とは?1日の流れやおすすめの点を紹介

コンビニやスーパーのルート配送運転手を目指している方は、以下のような疑問をお持ちではありませんか。

「具体的にどのような仕事をするのか」
「1日の流れはどうなっているのか」
「他のドライバーの職種と異なる点は何か」

本記事ではこのような疑問を解決するとともに、コンビニやスーパーのルート配送運転手の仕事内容を解説します。
 

コンビニのルート配送の仕事内容

コンビニのルート配送の仕事内容は、トラックを運転しコンビニへ荷物を配送することです。

ルート配送という名のとおり、あらかじめ決まったルートを走行し、多いときには数十店舗のコンビニへ配送を行います。

運転する際の車両は、2t〜4tトラックが多いです。

2007年6月1日以前に免許を取得された方は、普通免許で運転できます。

しかし、それ以降に普通免許を取得した方は、準中型・中型免許を取得しなければなりません。

ただし、乗車するトラックによっては、取得の時期に関わらず普通免許で運転できる場合もあります。

配送する荷物は食品や雑貨など幅広いです。

荷物は常温・低温・冷凍の3つに分かれ、それぞれ専用のトラックに荷物を積み配送を行います。
 

スーパーのルート配送の仕事内容

スーパーのルート配送の仕事内容も、コンビニのルート配送と同じく荷物の配送です。

使用する車両や配送物もあまり変わりはなく、スーパーで売られている商品をトラックで配送します。

コンビニのルート配送を大きく異なるところは、配送時間です。

配送時間は大きくスーパーの「開店前・開店中」と「閉店後」の2つに分かれます。

開店前・開店中は朝や日中に配送を行い、閉店後は深夜帯に配送を行います。

自身のライフスタイルに合わせて、勤務時間を選べるのはメリットの一つです。
 

他のドライバーの職種と異なる点

コンビニやスーパーのルート配送運転手が、他のドライバーと異なる点は以下のとおりです。

・運転距離が短い
・人とのコミュニケーションが少ない
・見た目の規則が厳しい
・商品の納品件数が多い

それぞれ詳しく解説します。
 

中長距離トラック運転手と比較すると運転距離が短い

1つ目は運転距離が短いことです。

ルート配送は、数多くの店舗を周り商品を届けることが配送の目的であり、長距離を走る必要がありません。

そのため、中長距離トラック運転手と比較すると運転距離が短いです。

配送エリア・ルートも決まっているため、仕事を覚えやすいメリットがあります。

一方で、単調で刺激が少ない、仕事に飽きやすいというデメリットもあります。
 

お客様を乗車させないので人とのコミュニケーションが少ない

2つ目は人とのコミュニケーションが少ないことです。

ルート配送は、お客さまを乗車させることがありません。

そのため、タクシー運転手や代行運転手と比較すると、仕事上で人と関わる場面が少ないです。

人間関係のトラブルが起こりにくいため、人と接することが苦手な人に向いています。

一方で、人と接することが好きな人は、やりがいを感じづらいかもしれません。
 

見た目の規則が厳しい

3つ目は見た目の規則が厳しいことです。

コンビニやスーパーのルート配送は、店舗の広告塔のような役割も担います。

そのため、ほかのドライバー職と比較すると、長髪やひげ、ピアスなど見た目の規則が厳しいです。

厳しい規則にストレスを感じてしまう方にはあまり向いていません。
 

商品の納品件数が多い

4つ目は商品の納品件数が多いことです。

ルート配送は運転距離が短い分、エリア内の多くの店舗を訪れます。

そのため、中長距離ドライバーと比較すると納品件数が多いです。

車両の乗り降り、荷物の積み下ろしが多くなるため、負担に思う方もいます。
 

コンビニやスーパーのルート配送の1日の流れ

コンビニ ルート配送 仕事内容

 

コンビニやスーパーのルート配送運転手の1日の流れを紹介します。

1. 出社・点呼・健康チェック
2. 車両の点検
3. 商品の検品
4. 商品の積み込み、出発
5. 各店舗に納品、伝票回収
6. 帰社
7. 車両の清掃

配送する商品や配送店舗によって多少異なる場合があります。

しかし、基本的に上記のほか、緊急的な業務や別の作業を行うことは少ないです。

メイン業務は商品の積み込みと各店舗への配送です。

ただし、仕事道具である車両の、タイヤ・バッテリーなどの点検も欠かせません。

また、商品を清潔に保つため、車両の清掃も重要です。
 

コンビニやスーパーのルート配送運転手の給料

コンビニやスーパーのルート配送運転手の給料は、平均月収が30万円前後と言われています。

年収で換算すると、約360万円です。

ボーナスの支給有無、支給額は会社によって異なります。

ただし、給料は勤務先の運送会社の規模や業績によっても大きく異なり、平均より大きく稼ぐことも可能です。

また、深夜帯の業務もあるため、深夜手当がつく可能性もあります。

トラックドライバー業界全体で見ると、コンビニやスーパーのルート配送運転手は、給料が高い傾向にあります。

なぜなら、コンビニやスーパーのルート配送を請け負う運送会社は、業績が安定している会社が多いためです。

業務の覚えやすさや資格のとりやすさと比較し、給料が高いと感じる方もいます。
 

コンビニやスーパーのルート配送運転手として働くメリット

コンビニやスーパーのルート配送運転手として、働くメリットは以下のとおりです。

・将来性が高い
・人間関係のトラブルに巻き込まれる可能性が低い
・業務を遂行するにあたって覚えることが少ない

コンビニ・スーパーの業界は年々市場規模が増加傾向にあります。

仕事が増えているため、慢性的な人手不足状態にあり、将来性もある仕事です。

また、先述したとおり、人間関係のトラブルが少ないことや仕事を覚えやすいメリットもあります。

コンビニやスーパーのルート配送運転手として働くメリットやきつい点については、こちらの記事も併せてご覧ください。
 

コンビニやスーパーのルート配送運転手として働く際のきつい点

 

スーパー コンビニルート 配送 仕事内容

 

コンビニやスーパーのルート配送運転手として、働く際のきつい点は以下のとおりです。

・拘束時間が長い
・ルーティン作業が多い
・配送ルールが厳しい
・納品件数が多い
・勤務日時が不定期

コンビニのルート配送運転手は、配送件数が多いため自然と拘束時間が長くなりやすいです。

さらに、事故や天候不良などにより道が渋滞すると、その分拘束時間は長くなります。

また、コンビニは365日営業しているため、ルート配送もその営業日に合わせなければなりません。

そのため、大型連休が取りにくいケースも多いです。
 

まとめ

今回はコンビニやスーパーのルート配送運転手の仕事内容についてまとめました。

コンビニのルート配送の仕事内容は、トラックを運転しコンビニへ荷物を配送することです。

ルート配送という名のとおり、あらかじめ決まったルートを走行し、多いときには数十店舗のコンビニへ配送を行います。

運転する際の車両は、2t〜4tトラックが多いです。

配送する荷物は食品や雑貨など幅広く、荷物は常温・低温・冷凍の3つに分かれます。

コンビニやスーパーのルート配送運転手を目指している方は、仕事内容や給料などを理解したうえで、求人を探してみてください。