警備員の仕事には区分がある!仕事内容やメリット・デメリット、体験談についても紹介!

工事現場やイベント、商業施設などで交通整理や巡回をしている警備員を見かけたことがあるでしょう。

 

警備員は年齢や性別に関係なく就職することができ、シニアや女性の方にも人気の職業です。

 

また、働き方によっては高収入を得ることができます。

 

この記事では警備員への転職を考えている人に向けて警備員の仕事について詳しく解説します。

 

また、実際に警備員として働く人の体験談も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

 

 

ドライバーの求人情報はこちら

 

警備員は区分ごとに仕事内容が違う!

警備員 仕事内容

 

警備員といっても業務内容は幅広く、1号警備〜4号警備の4つの区分に分けられます。

 

それぞれの区分について解説します。

 

 

【1号警備】施設警備業務 

施設警備業務は、会社のビルや病院、公共施設、個人の自宅などで警備をする業務です。

 

1号警備ともいわれます。

 

施設警備業務の中でも以下の5つに分けられます。

 

業務の種類

業務内容

施設警備員業務

・出入り口での監視、カギの開錠や施錠、開館や開館など

巡回警備業務

・対象の施設を巡回する

・施設に常駐しない

保安警備業務

・万引きや置き引きなどを監視する

・監視カメラでの監視

・対象の施設内を巡回

空港保安警備業務

・空港内での勤務

・搭乗する前に所持品の検査

機械警備業務

・対象の施設を監視する

・緊急時に現場へ出動する

 

施設警備員は主な勤務場所は下記のとおりです。

 

スーパー

学校

ホテル

美術館や博物館

ショッピングモール

図書館

病院

オフィスビル

 

 

【2号警備】交通誘導警備業務 

交通誘導警備業務は、工事現場などで安全でスムーズな交通を確保するために誘導や警備をする仕事です。

 

2号警備ともいわれます。

 

道路工事のときに交通整理をしている警備員のことで、見かけたことがある人も多いでしょう。

 

交通誘導警備業務(雑踏警備業務)の中でも2つの業務に分けられます。

 

業務の種類

業務内容

交通誘導警備業務

・車両や通行人を誘導する

雑踏警備業務

・人が多く集まるところで混雑を防ぐ

 

交通誘導警備業務の主な勤務場所は下記のとおりです。

 

ショッピングモール

工事現場

イベント会場

コンサート会場

スポーツ会場

お祭り

 

 

【3号警備】輸送警備業務 

輸送警備業務は、貴重品や商品を盗難されないように安全に輸送する仕事です。

 

3号警備ともいわれます。

 

金融機関やATMから2〜4人で輸送している場面を目にしたことがある人も多いでしょう。

 

輸送警備業務(貴重品運搬業務)の中でも2つの業務に分けられます。

 

業務の種類

業務内容

貴重品運搬警備業務

・対象物を目的地までトラブルなく運ぶ

核燃料物質危険物運搬警備業務

・核燃料物質を運ぶ

 

輸送警備業務が警備する主な対象は下記のとおりです。

 

現金

美術品や骨董品

有価証券

貴金属

 

警備の方法には3つ方法があります。

 

・警備の対象:現金、美術品、有価証券、貴金属、骨董品など

・警備員が車両の運転・貴重品の運搬を行う

・貴重品を運送する業者の車両に警備員が同乗する

 

警備するために護身用の警棒や防刃ベスト、盾などを装備することもあります。

 

責任が重くのしかかる仕事であり、肉体的・精神的な強さが必要です。

 

輸送警備業務は誰でも簡単にできる業務ではありません。

 

 

【4号警備】身辺警備業務 

身辺警備業務は、個人や財産の安全を守ることが仕事です。

 

4号警備ともいわれます。

 

公共の場やイベントで警備対象者の周囲を警戒し、

 

身辺を警備するためボディーガードとも呼ばれています。

 

殺人や強盗などの危害から守るだけでなく、事故や災害が起こった場合にも安全を確保できるように守ります。

 

身辺警備する主な対象者は下記のとおりです。

 

アーティストや芸能人

政治家

企業役員

外人VIP

 

最近では一般市民個人の警備をすることもあり、

 

ストーカーや性的被害から守ったり、児童の登下校を見守ったりもします。

 

身辺警備業務は、元警察官の方も活躍している警備業務です。

 

警察官が同じような業務をする場合はSPと呼ばれ、警棒や拳銃を身につける場合があります。

 

 

警備員の仕事ってきつい?メリット・デメリットを紹介!

警備員 メリット デメリット

 

警備員の仕事のメリットとデメリットについて紹介します。

 

警備員の仕事はきついことばかりではありません。

 

警備員の仕事について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

 

 

警備員として働くメリット  

警備員はきつい仕事とイメージしている人もいるかもしれませんが、メリットが多くあります。

 

警備員への転職を考えている人はぜひ読んでください。

 

 

コミュニケーションが苦手でもできる

施設・交通・雑踏警備員は周囲と対話することをあまり必要としません。

 

業務するときには1人で行うからです。

 

施設内で巡回している警備員や駐車場で交通している警備員をイメージしてもらえば分かりやすいでしょう。

 

誰かとペアで仕事をすることが苦手な人にとって、ストレスが少ない仕事と言えます。

 

 

頑張り次第で稼げる

警備員は自分の頑張り次第で、高収入を得られます。

 

常に警備の仕事があり、夜勤の業務もあるため、高単価の求人も少なくありません。

 

そのため、短期間で集中的に稼ぎたい人にも人気です。

 

さらに、警備に関する資格を取ることで、さらに収入アップも見込めます。

 

警備員に関する資格は以下のとおりです。

 

機械警備業務管理者

警備員への教育や指導をする場合に必要な資格

警備員指導教育責任者

機械警備の維持や管理をする場合に必要な資格

警備業務検定

警備をする上で一定以上のスキルを身につけていることを証明する資格

上級救命講習

心肺蘇生や自動体外式除細動器(AED)、止血法などに関する講習(医療従事者以外でも可能)

防火・防災管理講習

防火管理や防災管理者になるために必要な資格

 

資格を習得することで、収入とスキルアップが見込めます。

 

他に年収を上げる方法については下記でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください

 

交通誘導員の平均年収・給料はどれくらい?年収アップ方法や業務内容を解説

 

施設警備員の平均年収はどれくらい?給料を上げる方法や業務内容を紹介

 

 

年齢に関係なく働ける

資格などが不要で、年齢に関係なく働くことができることも警備員のメリットです。

 

女性や定年退職後のシニアでも働ける求人は多くあります。

 

これまで全く異なる仕事をしてきたあなたも、挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

 

自分のライフスタイルに合わせて仕事ができる

子育て中や副業など、自分のライフスタイルにあわせて働くことが可能です。

 

日勤や夜勤、単発業務などさまざまな勤務時間や勤務形態があります。

 

例えば、ダブルワーク、土日祝日のみ、シフト自由などです。

 

自分が働きたいときに働くことができるので、プライベートを充実させることもできます。

 

 

安全を守ることにやりがいが持てる

大きなトラブルがなく、安全に業務が終了することにやりがいを持てます。

 

現場の安全が成り立っていることは、警備員のおかげです。

 

精神的・体力的に負担がかかる業務もありますが、渋滞や人の混乱など、

 

何もトラブルがなく終わると達成感を持つことができるでしょう。

 

 

残業がほとんどない

警備員の仕事は時間が決まっており、残業になることは少ないです。

 

現場によっては天候が悪かったり、工事が早く終わったりすると、

 

予定より早く帰宅できることもあります。

 

早く勤務が終了しても、日当は変わらないのも警備員の特徴です。

 

 

警備員として働くデメリット 

警備員として勤め「こんなはずじゃなかった」と思わないように、

 

警備員として働くデメリットについても紹介します。

 

働く前に確認しておきましょう。

 

 

ルーティンワークが多い

施設や会社の閉館時に施錠をする、決められた時間に巡回をするなど、

 

ルーティンワークが多い仕事です。

 

例えば、鍵の開錠や施錠業務、巡回業務などです。

 

トラブルがない限り、同じ業務を繰り返します。

 

変化がない仕事をこなすことが苦手な方は、続けにくいかもしれません。

 

 

トラブルに巻き込まれやすい

不審者を警備する業務では、トラブルに巻き込まれることもあります。

 

不審者が暴力的な人であった場合、ケガするかもしれません。

 

さまざまな緊急事態に対応しなければいけないため安全に対応する方法を身につける必要があります。

 

 

天候の影響を避けられない

警備員の仕事は天候に影響を受けてしまう職業です。

 

警備員は気温が暑くとも寒くとも同じ場所に居続けなければなりません。

 

一方で、雨天が続くことで警備の仕事がなくなることもあります。

 

屋外での業務も多い仕事であるため、天候に左右される点は警備員として働くデメリットです。

 

 

生活リズムが安定しない

日勤や夜勤など変則的なシフトになることもあり、生活リズムが安定しにくいです。

 

不規則なため、体力的にきついと感じる人もいるでしょう。

 

不規則なシフトが苦手な人は日勤だけの警備員の仕事を選ぶことをおすすめします。

 

 

体力的にきつい場合も

交通整理など長時間立ちっぱなしの業務もあるため、体力を必要とします。

 

例えば、交通警備の仕事では休憩時間以外は立ったまま、集中して業務を行う必要があります。

 

体力的に不安がある人は、施設警備員で警備室で待機する働き方を選ぶとよいでしょう。

 

 

警備員に向いている人・向いていない人の特徴  

警備員 とは

 

警備員は精神的・体力的に負担が大きい仕事であり、向き不向きはあります。

 

はじめて警備員として働く人は、自分は警備員の仕事をやっていけるか不安でしょう。

 

そこで、ここでは警備員に向いている人・向いていない人の特徴について紹介します。

 

 

警備員に向いている人 

警備員に向いている人の特徴について紹介します。

 

☐視野が広い人

視野が広く、周りに気配りができる人は警備員に向いています。

警備員の仕事は状況を的確に判断し、迅速な対応が必要です。

視野が広く状況を把握できる人は安全を守る上で必要であり、トラブルに対し冷静に対処できるでしょう。

 

☐副業したい人

Wワークがしやすいため、副業をしたい方にも警備員は向いています。

本業が終わった後や休みの日にできる仕事もあるからです。

1日だけの仕事もあるため、本業以外に稼ぎたい人にもおすすめです。

 

☐集中力がある人

ルーティンワークもあるので慣れている仕事でも集中力を切らさずに行うことが求められます。

安全を守るという気持ちをもって、集中できる人は警備員に向いている人でしょう。

 

☐責任感か使命感が強い人

業務に責任感や使命感が強い人は警備員に向いているでしょう。

中途半端な気持ちで業務すると、トラブルを起こしかねません。

そのため、一つひとつの業務に対し、責任感と使命感を持って取り組む必要があります。

 

 

警備員に向いていない人 

警備員に向いていない人の特徴について紹介します。

 

 

規則を守れない人

警備の仕事をする上で、規則を守ることが必須です。

 

安全を守る仕事であるため、業務に関する規則があります。

 

規則を守ることが苦手な人は警備員として働くことは難しいでしょう。

 

 

見だしなみが整えられない人

身だしなみもきちんとしておくことが警備員には求められます。

 

警備員は制服を着用している姿を人に見られる仕事です。

 

身だしなみは社会人としてのマナーでもあります。

 

制服を着用する警備員は、自分の見た目にも気配りが必要です。

 

 

体力に自信がない人

警備員には一定の体力が求められるため、体力に自信がない人は向かない仕事といえます。

 

長時間の立ち仕事や巡回、緊急時の迅速な対応が必要で、体力的な負担は避けられません。

 

また、突発的なトラブルに対し、すぐに対応できる体力も求められます。

 

快適なオフィス環境で勤務する仕事ではなく、屋外や夜勤の仕事も少なくありません。

 

そのため、警備員として働きたいと考えるときには、体力に自信があることが求められます。

 

 

警備員に転職する場合の方法

警備員 転職

 

ここでは警備員に転職する場合の方法について紹介します。

 

 

ハローワークで求人を探す

ハローワークは厚生労働省が行う求人サービスです。

 

ハローワークを活用することで、警備員の求人を探せます。

 

自分が希望する条件の求人を、無料で紹介してくれます。

 

 

転職サイトで求人を探す 

警備員の求人を探すときには、転職サイトも活用できます。

 

さまざまな転職サイトがあり、多くの求人の中から自分の条件に合った仕事を見つけることができます。

 

ただし、応募内容の正確性が保証されていない場合もあるので面接時に困ることもあると知っておきましょう。

 

 

運転ドットコムで求人を探してみよう!

警備員の求人を探すなら、運転ドットコムがおすすめです。

 

運転ドットコムは、応募条件や企業の情報が充実しているため、

 

働きはじめてから「思っていたのと違う」ということが少ないです。

 

警備員を初めてはじめる人も、仕事内容について詳しく紹介しているので安心して応募できるでしょう。

 

警備員の求人を探すなら、運転ドットコムをぜひ活用してください。

 

ドライバーの求人情報はこちら

 

 

警備員になるための条件

警備業法」に基づき、以下の条件がある人は「欠格要件」となり警備員として働けなことがあるので注意してください。

 

・18歳未満

・自己破産が最後まで終了していない

・犯罪を犯してから5年以上経過していない

・過去5年以内に警備業法に違反している

・集団的に又は常習的に暴力的行為をする

・暴力団に所属している

・アルコール、薬物中毒である

・うつ病や心の病気を患っている

 

 

現役警備員の体験談も紹介!

警備員 仕事内容

 

実際に働いている人の感想は気になりますよね。

 

ここでは、現役警備員の体験談を紹介します。

 

ぜひ参考にしてください。

 

 

~ケース①~ H.Sさん/男性 

年齢的に警備員以外で雇用してくれるところはありませんでした。

 

夏の暑さと冬の寒さがこたえますが、『おかげさまで無事故で作業が終了しました。

 

『ありがとうございました』と言われた時にはやりがいを感じられます。

 

 

~ケース②~ G.Nさん/男性 

現場によってラクな現場やキツい現場があります。

 

事故がなく1日が無事に終わったときにはやりがいを感じます。

 

いろんな個性があるので楽しいです。

 

 

~ケース③~ Mさん/男性 

給与の受け取りは、日払い・週払い・月払いを選択できたので私は日払いを選択しておりました。

 

事務所に帰って給与受け取りがメインですが、夜勤の場合、事前に受け取る場合が多かったです

 

必要な出費の時でもとても助かりました!

 

 

~ケース④~ Mさん/男性 

基本的に5時ごろまで作業があるのですが、 作業次第で早く終了するラッキーデイも存在します。

 

その場合の日当も金額は変わりませんので、時給換算するとかなりお得感があります。

 

警備員についてもっと詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。

 

警備員になるためには?条件や資格、方法を紹介!実際の警備員の体験談も併せて紹介!

 

 

まとめ 

警備員への転職を考えている人に向けて仕事内容や警備員として働くメリット・デメリット、

 

向いている人・向いてない人の特徴について紹介しました。

 

警備員の仕事は主に以下の4つに分かれます。

・施設警備業務

・交通誘導警備業務(雑踏警備業務)

・輸送警備業務(貴重品運搬業務)

・身辺警備業務

警備員はアルバイトや派遣社員は施設・交通・雑踏警備の求人が多く、

 

資格や経験がなくても何歳からでも働くことができる仕事です。

 

自分の頑張り次第で高収入を得られます。

 

勤務時間や働き方もさまざまなので、自分に合った求人を選んでみてください。

 

ドライバーの求人情報はこちら