コンビニルート配送の年収ってどのくらい?給与・年収アップの方法やコンビニルート配送の疑問について紹介

トラックで各コンビニに荷物を下ろすコンビニルート配送。

 

コンビニルート配送の仕事をお探しの方は「年収はどれくらいなのか」「給与・年収はアップしてもらえるのか」など、さまざまな疑問が出てくるでしょう。

 

実際にコンビニルート配送の仕事に就職する前に色々と知っておいたほうがいいです。

 

本記事では、コンビニルート配送はどのような仕事なのか、年収はどれくらいなのかについて詳しく解説していきます。

 

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コンビニルート配送の仕事内容を紹介!

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コンビニルート配送の仕事は、物流センターにあるコンビニの商品をトラックに積み込み、各コンビニへ配送するのが主な仕事です。

 

トラックで定められたルートを走行しながら、1日に数十件のコンビニを回っていきます。

 

コンビニを思い浮かべていただければわかるように、コンビニには食料品や日用品など、

 

さまざまな商品が扱われていることから、荷物の温度に合わせて専用のトラックを利用して配送を行ないます。

 

ここではコンビニルート配送に使用するトラックの種類や、トラックを運転する際に必要な免許の種類についてみていきます。

 

また仕事内容について詳しくご覧になりたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

 

コンビニルート配送はきついからやめとけってホント?!仕事内容や給料、実際の体験談まで紹介!

 

 

コンビニの配送で使用する車の種類って?

 

コンビニルート配送で主に使用する車は、2トンまたは3トントラックが中心です。

 

トラックの種類としてはアルミバントラックが用いられています。

 

アルミバントラックとは、荷台がコンテナ型の荷室になっているもので、

 

荷物を積み下ろしする際はコンテナに取り付けられたドアを開閉する必要があるのです。

 

コンビニでお客様が購入する大切な商品を配送するわけですから、荷物の保護機能が高いアルミバントラックが使用されています。

 

また冷蔵商品・冷凍商品で温度を一定に保ちながら配送する必要がある商品は、

 

必ず冷蔵・冷凍機能が搭載されているアルミバントラックでなければなりません。

 

アルミバントラックは悪天候でも、濡れたり汚れたりしませんので安心です。

 

コンテナに取り付けられたドアには鍵がついていますので、商品の盗難を防ぐこともできます。

 

アルミバントラックは平ボディトラックと比較すると、

 

後方の視界が狭いため、時間をかけて運転に慣れていく必要があります。

 

例えばバックする際に、平ボディトラックは目視やルームミラーで後方を確認することができますが、

 

アルミバントラックはサイドミラーかバックカメラモニターで確認するしかありません。

 

コンビニルート配送中でも必ずバックするタイミングはあるため慎重に運転する必要があるのです。

 

実際にコンビニルート配送の仕事に就いた際は、日々安全運転に努めてください。

 

 

コンビニルート配送で使用する免許の種類について

前述では、コンビニルート配送で主に使用する車は、2トンまたは3トントラックが中心であるとお伝えしました。

 

車の運転免許証については以下の種類があります。

 

免許の種類 交付年月日
大型免許証(一種)
中型免許証(一種) 平成19年6月以降取得
中型免許証(一種)8t未満限定 平成19年6月2日以前に取得の普通免許証
準中型免許証 平成29年3月12日以降に取得の準中型免許証
準中型免許証5t未満限定 平成19年6月~平成29年3月12日に取得の普通免許証
普通免許証(一種) 平成29年3月12日以降に取得の普通免許証

 

これらの免許の中で、普通免許証(一種)のみお持ちの方は、1t未満のトラックしか運転できませんので、

 

コンビニルート配送の仕事には就けません。

 

2トントラックを運転するためには、準中型免許5t未満限定以上の運転免許証をもっておく必要があります。

 

また3トントラックを運転するためには、準中型免許以上の運転免許証をもっておかなければなりません。

 

 

コンビニルート配送の給与・年収事情について

コンビニルート配送の仕事に就く前に知っておきたいのが給与・年収ではないでしょうか。

 

ここではコンビニルート配送の給与・年収についてご紹介します。

 

 

コンビニルート配送の給与・年収を紹介!

コンビニルート配送の給与は正社員で月平均給与が30万円程度、年収360万円程度です。

 

給与は運送会社の規模や営業所、地域によって大きく異なります。

 

一般に給与は都市部で高く、都市部から離れた地方であるほど低くなる傾向があります。

 

日用品等の生活必需品は都市部・地方で価格の差は大きくありませんが、

 

家賃や駐車場代等が高いことが影響して、都市部では給与が高い傾向にあるのです。

 

都市部のほうがコンビニルート配送の給与が高いからといって都市部に出たとしても、

 

家賃や駐車場等の金額が高いことに注意しなければなりません。

 

コンビニルート配送の給与データが少ないため、参考として軽貨物ドライバーの給与で比較してみると以下のようになります。

 

  地域 平均年収
給与が高い地域 関東・東海・関西 386~398万円
給与が低い地域 北海道・東北・四国・九州・沖縄 320~345万円


上記平均年収については運転ドットコムのこちらの記事にも掲載されておりますので参考になさってください。

 

コンビニルート配送の年収ってどのくらい?給与・年収アップの方法やコンビニルート配送の疑問について紹介

 

 

コンビニルート配送のボーナスは?手当は?

コンビニルート配送のボーナスは、配送会社によって支給しているところ・していないところがあります。

 

大手配送会社であれば、100万円を超えるボーナスが支給される場合もありますし、

 

それとは反対に中小配送会社では数万円しかボーナスが支給されない場合もあるのです。

 

手当についても配送会社によって支給される場合があります。

 

コンビニルート配送運転手に係わる手当には、以下のようなものがあります。

 

手当 概要
深夜手当 労働基準法第37条4項で、22~5時に行なわれた労働については、通常賃金の25%増しの賃金が支払われます。
残業手当 毎月一定の残業代を支払う「みなし残業代」(固定残業代)に加えて、定められた時間を上回る残業が発生した場合は、その分の残業代として、通常賃金の25%増しの賃金が支払われます。
無事故手当 当月に無事故で業務を完遂できた場合に支給されます。支給金額は配送会社によってさまざまです。
休日出勤手当 休日に出勤した日は、通常賃金の35%増しの賃金が支払われます。
早出手当 定められた出勤時間より早い時間に出勤が求められ、出勤した場合は、通常賃金の25%増しの賃金が支払われます。
皆勤手当 出勤しなければならない日に、欠勤・遅刻・早退なく出勤した場合に支払われます。
家族手当 家族を扶養している人に対して賃金とは別に支払われます。扶養手当ともよばれます。

 


どのような手当の設定があるかは、就職先・転職先の配送会社に確認しましょう。

 

 

コンビニルート配送で給料アップの方法って?

コンビニルート 配送 年収 給料

 

コンビニルート配送の仕事に就いた際に、今以上に給料をアップしてほしいという気持ちが出てくるでしょう。

 

コンビニルート配送の給料をあげる方法には、以下の4つがあげられます。

 

・勤続年数をあげる

・雇用形態を変える

・転職する

・手当の多い配送会社に就職する

 

それぞれの方法についての解説をみていきましょう。

 

 

勤務年数をあげる

コンビニルート配送に限らず、日本では同じ会社に長年勤務すると、毎年の昇給により給料があがっていきます。

 

同じ会社で勤続年数をあげながら給料アップをねらいましょう。

 

 

雇用形態を変える

コンビニルート配送は、アルバイト、契約社員、正社員などの雇用形態があります。

 

雇用形態をアルバイトから契約社員に、契約社員から正社員に変えることで給料アップが見込めます。

 

アルバイトは時給制なのに対して、契約社員や正社員は月給制であることが多いです。

 

また正社員はボーナスや手当の支給があるなど、月給とは別の収入も見込めます。

 

このことから雇用形態を変えることで給料アップの可能性があるといえるでしょう。

 

 

転職する

前述で勤続年数が長いほど、毎年の昇給により給料があがるとお伝えしました。

 

ただ毎年の昇給でも給料に満足がいかない場合は、転職するのも1つです。

 

コンビニルートの配送会社によって給料はさまざまですので、今勤務している配送会社より給料が高いところはいくつもあるでしょう。

 

求人で提示されている給料を見ながら、給料が高い配送会社に転職することで給料アップが見込めます。

 

転職の際は、転職先に履歴書を提出しますが、これまでにコンビニルート配送の仕事をしていた経験がある場合は、1年目の給料が高く設定されるケースが多いです。

 

コンビニルート配送の仕事未経験者と経験者で、同じ給料からスタートというのは経験者からするとモチベーションもあがりません。

 

やはり勤務年数が長いことは転職の際にもプラスなるといっていいでしょう。

 

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手当の多い配送会社に就職する

前述で、配送会社によってそれぞれの手当が設定されていることをご紹介しました。

 

深夜手当や残業手当など、法律で定められている手当が設定されていることはもちろんですが、

 

無事故手当といったように配送会社独自で定めている手当が多いところで勤務すると給料アップが見込めます。

 

またその手当の収入を目指して、自身のスキルアップの意識も芽生えるでしょう。

 

例えば無事故手当を獲得するために、日頃より安全運転を心がける意識が芽生えますよね。

 

1つでも多くの手当獲得をねらって、給料アップを図ってみてください。

 

運転ドットコムでも手当の多い配送会社を掲載しております。

 

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コンビニルート配送のQ&A

コンビニルート配送の仕事について、実際に仕事に就こうと思った際に、色々と疑問が出てくるでしょう。

 

ここではみなさんが抱く以下の質問について解決していきます。

 

 

コンビニルート配送ってきつい?

コンビニルート配送の仕事をきついと感じておられる方はいらっしゃいます。

 

理由としては以下の5つがあげられます。

 

・拘束時間が長い

・単純作業で飽きやすい

・服装などのルールがある

・勤務時間が不定期・不規則

・トラックの洗車や車内清掃をしなければならない

 

詳細について少しだけ見ていきましょう。

 

 

理由①ー拘束時間がながいー

コンビニルート配送は勤務時間が定められているものの、

 

実際に配送に出ると、渋滞が発生して時間通りに仕事が進まないことがあります。

 

とくに事故が発生したり天候不良のときは、予定時間が大きく遅れます。

 

またコンビニに到着した際に、コンビニ併設の駐車が満車だった場合は、空きが出るまで待たなければなりません。

 

都市部のコンビニではコンビニに駐車場が併設されていないことから、

 

近くのコインパーキングに駐車し、離れたコンビニまで台車を使って納品する必要があります。

 

このようなことが重なると拘束時間はどんどん長くなるのです。



 

理由②ー単純作業で飽きやすいー

コンビニルート配送の仕事は、出勤、物流センターでの荷物の積み込み、

 

各コンビニへ向かい荷下ろしといった作業を毎日行なうことになります。

 

単純作業が毎日続くことから、日々変化がある仕事を求める人には向いていないかもしれません。



 

理由③ー服装などのルールがあるー

コンビニルート配送の運転手は、配送会社で雇用されているのであり、

 

コンビニの会社に雇用されているわけではありません。

 

しかしコンビニルート配送の運転手は、各コンビニで荷下ろしをしている以上は、そのコンビニのブランドを守る必要が出てくるのです。

 

配送先のコンビニの制服を着用したり、ひげやピアスが禁止といったルールもめずらしくありません。

 

決められたルールに基づきながら勤務しなければならないのです。



 

理由④ー勤務時間が不定期・不規則ー

24時間365日営業を行なっているコンビニではPOSシステムを利用して、

 

店内の商品が不足した場合は本部に連絡がいくようになっています。

 

コンビニ店内の商品が少なくなると、コンビニルート配送の運転手は商品を運ばなければなりません。

 

出勤日や出勤時間は定められていますが、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みなど、まとまった休暇の取得は期待できません。

 

休みがほしい方にとっては、コンビニルート配送の仕事はきつく感じるでしょう。


運転ドットコムの他の記事でも同内容の詳細記事がありますので参考になさってください。

 

コンビニルート配送はきついからやめとけってホント?!仕事内容や給料、実際の体験談まで紹介!

 

 

コンビニルート配送の仕事に昇給はあるの?

日本は年功序列制を採用していることから、毎年自動的に月給があがるのが基本です。

 

ただ能力や成果を加味する配送会社は、必ずしも自動的に昇給するとは限りません。

 

昇給があるか否かは配送会社によって異なりますので、就職・転職の際に確認しましょう。

 

 

コンビニルート配送の仕事ってお休み取りやすい?

労働基準法第35条では

 

「使用者は労働者に対して少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければならない」

 

と定めています。

 

コンビニルート配送会社もこの法律を守りながら運転手を雇用しなければなりませんので、月4回以上の休みは取ることができます。

 

また正社員だけでなく、アルバイトであっても有給休暇を取ることも認められていますので、

 

基本的には労働者の意思で休みを取ることは可能です。

 

有給休暇の取得は労働者の権利の1つで、休暇を取る理由を使用者に伝えることなく休むことができます。

 

ただコンビニルート配送の仕事は、ルート配送の担当が決まっていますので、

 

明確な欠勤理由がない限りは休みは取りにくいでしょう。

 

年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みなど、まとまった休暇の取得は期待できませんし、

 

担当しているコンビニが24時間365日営業の場合は、より休みは取りにくいでしょう。

 

 

まとめ

本記事ではコンビニルート配送の年収について解説しました。

 

コンビニルート配送の年収事情に加えて、複数の手当をねらうことで給料アップが見込めます。

 

またさらに給料アップを図るためには以下の4つの方法があることを記しています。

 

・勤続年数をあげる

・雇用形態を変える

・転職する

・手当の多い配送会社に就職する

 

コンビニルート配送の年収の平均は360万円とお伝えしましたが、

 

自身の頑張り次第で年収アップの可能性もあるのです。

 

本記事を参考に、年収アップを目指しながらコンビニルート配送の仕事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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