タクシードライバーは人手不足が続いていますが、
実はおいしいいい仕事であることをご存知でしょうか。
一方で、タクシードライバーはきつい仕事だからやめとけと言われるときもあります。
本記事では、タクシードライバーがいい仕事、
きついと言われる理由について、詳しく解説します。
タクシードライバーの仕事にはメリットがたくさん
タクシードライバーの仕事には、次のようなメリットがあります。
メリット①さまざまな人と出会える
タクシードライバーが1年間に乗せるお客様の数は5,000人前後といわれています。
日頃からさまざまなことに視野を向けることで、色々なお客様との会話が弾むでしょう。
メリット②地理に詳しくなる
タクシードライバーの経験を重ねていくと、
渋滞箇所や交通量の多いポイントが見い出すことができ、
カーナビでは表示されない道をみつけることが可能です。
さまざまな道を知ることで、お客様を目的地に早くお送りすることができますし、
地域の地理についてどんどん詳しくなることができます。
メリット③自分のペースで仕事ができる
タクシードライバーは、勤務時間中はタクシーに乗っており、
どこを走行していても問題ありません。
お客様を乗せていないときは勤務時間中ですが、自分の1人の時間でもあります。
休憩時間も自分で決めることができるため、
自分のペースで仕事ができるといえるでしょう。
タクシードライバーの仕事がきつい、やめとけと言われる理由は？
タクシードライバーの仕事は、以下の理由できつい、やめとけと言われます。
理由①お客様とのトラブルが起きそう
タクシードライバーとお客様とのトラブルで考えられるのは、
お客様が望んでいたルートで行先に向かわなかった際のクレーム、
飲酒しているお客様とのトラブルでしょう。
これらのトラブルに対して、タクシー会社はドライブレコーダーの搭載、
防犯仕切板、防犯カメラ、GPSの搭載などで、
経緯の録画を行なうなどの対策を図っています。
最近では女性タクシードライバーが増加していることから、
上記の対策はより進められ、タクシードライバーが守られるようになっているのです。
理由②給料が安そう
タクシードライバーの給料は歩合制であることが多く、
仕事に慣れていない人は給料が安いと感じておられます。
一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会「タクシー運転者賃金・労働時間の現況」、
2021年のタクシードライバーの平均年収が約280万円となっています。
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」では、
2022年の日本人の平均年収が458万円と記載していることから、
確かにタクシードライバーの給料は安いです。
安定した給与を求める場合は「固定給」を、
自分の成果を給料に反映されたい場合は「歩合給」の
タクシー会社を選ぶといいでしょう。
タクシードライバーの歩合給の方の中には、
年収1,000万円以上を超えた給料を得ている運転手もいますので、
大きな収入を得るチャンスが十分にあります。
理由③覚えなければいけないことが多そう
タクシードライバーは、カーナビ通りにお客様が言う目的地に向かっても構いません。
ベテランのタクシードライバーは、カーナビをみることなく、
自身の経験を活かした抜け道などを駆使しながら目的地に到達しています。
道を覚えなければならないという義務はなく、カーナビを活用しても大丈夫ですが、
タクシードライバーの経験を重ねることで、
カーナビに頼ることなく仕事を進められるでしょう。
タクシードライバーの仕事が向いている人・向いていない人の特徴
タクシードライバーにも適性があります。
ここではタクシードライバーの仕事が向いている人、
向いていない人の特徴についてみていきます。
タクシードライバーの仕事が向いている人の特徴
タクシードライバーに向いている人の特徴には、以下のようなことが挙げられます。
▢運転が好きな人
タクシードライバーの仕事は運転することですので、
長時間の運転が苦ではなく、運転が好きな人に合っています。
▢集中力がある人
タクシードライバーは、運転に集中し、お客様の大切な命を預かなければなりません。
▢相手のことを読み取れる人
タクシードライバーはさまざまなお客様を乗せるわけですから、
お客様がどのような方なのかを読み取り、接客することが大切です。
▢コミュニケーション能力が高い人
タクシードライバーは、お客様と会話をするときもありますので、
さまざまなお客様と話が合わせられるよう、
さまざまな視野をもっておく必要があります。
▢自己管理ができる人
タクシードライバーは夜勤に就くこともあり、生活が変則的になるときがありますので、
自己管理がしっかりできる人が向いているといえるで。
タクシードライバーの仕事が向いていない人の特徴
次にタクシードライバーの仕事に向いていない人の特徴についてみていきます。
▢運転が好きでない人
タクシードライバーの仕事は、車を運転することが主ですから、
運転が好きでない人には向いていません。
▢注意力が散漫な人
タクシードライバーは、お客様を乗せている・乗せていないに関わらず、
注意力が散漫になっては事故を起こしてしまいます。
▢1人の時間が苦手な人
タクシードライバーは、お客様を乗せていないときは自分1人ですので、
1人の時間が苦手な人にとっては苦痛に感じるでしょう。
▢人に気遣いしすぎてしまう人
お客様に気遣いは大切ですが、気遣いしすぎてしまうと疲労が重なってしまい、
体に負担を与えてしまいます。
▢短気な人
短気な人は運転が荒っぽくなり、交通トラブルを発生させてしまうことから、
タクシードライバーに向いていないといえるでしょう。
タクシードライバーに関するよくある質問
タクシードライバーには、以下のような質問がよくあります。
タクシードライバーになるにはどうしたらいい？
タクシードライバーになるためには、以下のような方法があります。
▢ハローワークを利用する
▢タクシー会社に直接応募する
▢求人サイトを利用する
▢運転ドットコムの求人サイトを利用する
▢個人タクシーを開業する
タクシードライバーになるためには、運転ドットコムの下記の記事に
詳細が記載されていますので、合わせて参考になさってください。
タクシードライバーになるには？方法や手順、必要資格や免許についても紹介！
タクシードライバーは女性でもできる？
タクシードライバーの仕事に性別は関係ありません。
二種免許をもっていれば、女性でもタクシードライバーになることが可能です。
むしろ時間の都合がつけやすいことから
女性にもあっている合っている職業といえるでしょう。
最近では女性専用の施設・設備が整備され、
育児休業制度や再雇用制度も採用されています。
女性に関するタクシードライバーの記事として、運転ドットコムの下記の記事に詳細がありますので、
合わせて参考になさってください。
タクシードライバーは女性でもできるの？！女性のタクシードライバーの体験談も紹介！
タクシードライバーは何歳までできる？
タクシードライバーは老若男女関係なく、幅広い層の方が仕事可能です。
タクシー会社に勤務している場合、一般に定年が65歳までとなっていますが、
社員として継続して働けるところもあれば、
非正規社員・嘱託社員として働くことが可能な会社もあります。
タクシー業界は法律で定年の決まりがないことから、
健康状態に問題がなければ、何歳まででも働くことができますが、
タクシー会社の中には定年は65歳、
最高75歳までと上限を設けているところもあるのです。
個人タクシーについても、年齢の上限はありません。
ただ個人タクシーの開業は65歳まで、更新は75歳までとしていますので
75歳が年齢制限になると考えていいでしょう。
一方、政府は個人タクシーの営業は人口30万人以上の都市部に限定していましたが、
2023年10月より規制緩和を行ない、営業できる地域を拡大しました。
また政府は2023年10月より、過疎地域等に限定して、
開業年齢・更新年齢ともに80歳未満までとしました。
このように高齢であってもタクシードライバーとして働くことができるのです。
タクシードライバーの年齢については、運転ドットコムの下記の記事にも記載していますので、
合わせて参考になさってください。
タクシー運転手は何歳まで働けるのか？タクシー運転手の平均年齢や勤続年数についても紹介！
まとめ
タクシードライバーがいい仕事、きついと言われる理由について、
ご理解深まりましたでしょうか。
タクシードライバーの仕事は、きつい面もありますが、
いい仕事であることは間違いありません。
タクシードライバーの適性についても記載しましたので、
自身がタクシードライバーに向いているかを確認してみてください。
本記事を参考に、あなたもタクシードライバーをめざしてみてはいかがでしょうか。
